雀が囀る水曜日

4/14（水）晴れ時々曇り
連日の午前様でへろへろ。本日も早めの出勤。打ち合わせ、決裁の一日。夜は宿敵どもと卓を囲む。半チャン4回行い。やや凹んで終了。最後までツキを完全に取り込めなかった。わが半生とシンクロしているかの如し。明日からまた寒くなるとの予報。やれやれ。

会議の為の会議に生産性なし

4/13(火)晴れ
終日ダラダラと続く会議に付き合わされる。合間に無礼な協業先の訪問を受ける。憮然として苦言を呈す。昼食にファミレスの不味い定食。何から何まで碌でもないことが続き、とどめシステム不良。資料作成に付き合っていたら23時を廻る。帰宅は午前様。夕餉を孤食。

気象と仕事はシンクロする？

4/12(月)雨
４月半ばに寒が戻ることもあるのだな。肌寒い。通勤途上でもコートにマフラーの完全武装した男女を見かける。終日打ち合わせやら来客やら。税務や会計の小難しい問題や値引き交渉を迫る顧客にうんざりである。詰まらん作業をしているうちに気がつけば映画やジムに間に合う時間はとうに過ぎる。冷たい雨降る中を暗然と帰宅。

ダーリンは外国人

4/11(日)晴れ
少し寝坊をして10：00起床。ブランチ後にシネコンヘ行く。昨日初日の邦画はベストセラーコミックの映画化。本屋で立ち読みし、最近ではJRの車中で映し出されるモニターで原作には触れた。自らの国際結婚をネタにしたユーモアエッセイの如き作風。映画も予告編で全てを観た気になれる。エンディングまでの展開は容易に読める。それが悪いことではないが、しかし資金使って映画にする以上、2時間ドラマのような薄い内容では困ってしまう。凡作なり。
終わってジムで遠泳＆サウナ。定期体力測定で前月比1ポイントアップ。但し体重も増加。不摂生を戒めたい。
夕食は一家揃って焼肉屋へ繰り出す。炭火の七輪に滴る脂から朦朦たる白煙あがる。戒もどこへやら、満ちた腹をさすって帰宅。自身の意志の弱さに悄然となる。
TVニュースで大物作家（劇作家）の訃報に接する。かつてとある演劇賞のパーティでサインをもらったことがある。また新宿・紀伊国屋ホールの狭い喫煙所で方を並べて紫煙をくゆらしたことも。これからも主宰していた劇団でその傑作戯曲は繰り返し上演されるであろう。合掌。

第９地区

4/10(土)曇り
兄弟姉妹花見の会を行う。正午、大宮・大和田公園近くの多国籍料理店の離れに参集。長男を除いた９名と甥・姪各１名の総勢１１人が一堂に揃い３時間の楽しい会食。各々の近況のほかには毎度お馴染み、かつての貧乏自慢。久し振りに腹の底から笑った。重篤な末期がんに侵されている姉も元気に参加。帰りは大宮公園の桜並木を眺めながら駅に向かう。
夜は豊島園に寄ってピーター・ジャクソン製作のハチャメチャなSF映画を鑑賞。無名監督と俳優をフューチャーしてB級テイスト満載の怪作。但しこの面白さは本物である。風刺と諧謔、グロとスプラッタ。先の読めない展開とド派手な戦闘シーンは類似やオマージュはあれど強烈なオリジナリティを感じた。差別や偏見、暴力と凌辱を止められない愚かな人類。単なるエンターテイメント以上に哀愁さえ漂うラスト。文句ない傑作である。
終わって夜桜を楽しんで帰宅。

シャッターアイランド

4/9(金)晴れ時々曇り
快晴続く。判子の押し過ぎで肩が痛い。夕刻、府中に出張る。某電機メーカーの工場内の桜も散り始めている。首尾よく仕事を終えて6：00新宿に到着。
本日初日のマーティン・スコセッシの新作を鑑賞。場内満席、デュカプリオ人気と前宣伝の上手さだろう。2時間半近い長尺だが終盤まではほとんどダレ場がなく緊密なテンションを維持して主人公の回想（妄想？）するカットバックも効果的。スコセッシの老練な演出に酔う。大スター、レオ君は神経質な役柄を演じさせると本当に巧い。華もある。喧伝されている【仕掛け】は中盤で気がついた。ラストが冗長になったのは惜しい。もう少し刈り込んで2時間ちょうどにしたら大傑作になっていたと思ふ。パトリシア・クラークソン 、マックス・フォン・シドー、エミリー・モーティマー ・・・贔屓役者が脇を固めて大満足。
終わってジムで遠泳、定刻帰宅。理想的な週末。残した仕事を考えると週明けが憂鬱である。

スパイアニマル Gフォース

すぱいあにまる4/8(木)晴れ
久々の快晴なり。こんな日は盛りを過ぎたとはいえまだ咲き誇る桜でも見にどこか遠くの公園へでも行きたし。昼前に日比谷にある取引先を訪問。ビルの地下街で昼食。日比谷公園も近いが寄れず。戻ってひたすら判子押し。夕刻は本郷の取引先を訪ねて小1時間談笑。そのまま夜の池袋を徘徊しサンシャイン通りの劇場でディズニーのＣＧアドベンチャーを鑑賞。主人公はモルモットとモグラ。日本語吹き替え、３Ｄ。観客5名。でかいサングラスをかけてスクリーンを見上げる。お子様向けのファンシーな内容を想像していたが、どうしてどうしてしっかりした硬派な造りで、テンポのあるアクションと手抜きなしのプロダクションデザインに圧倒される。実際に動物たちは演技指導を付けられたが如きの熱演。ギャグも冴えてシナリオも巧い。これは傑作なり。この手のモノはやはりハリウッドの独壇場である。大いに満足して劇場を後にする。ジムに寄って遠泳を２キロ。定刻帰宅。

歓送迎会

4/7(水)曇りのち雨
朝の曇天が昼過ぎには霧雨に変わった。青物横丁・池上へ営業に出張る。昼食には住宅街にポツンとある中華屋で坦々麺を食す。夜は宴席。2時間の懇親と飲食。別れと出会いの季節である。

電網密にして暁を覚えず

4/6(火)晴れ時々曇り
ぐっと気温も上がってうららかな陽気。春らしい。午前中からミーティング、午後はTOPのカバン持ち、遅い昼食の後にまた会議。しっかり残業して寄り道せずに帰宅、という面白くも何ともない一日。おまけに居間でうたた寝して起きれば深夜。朝風呂に入って不思議と目が冴えてきた。パソコンでのNet検索というのは最高の暇つぶしである。

雨風に 健気に耐える 八重桜

4/5(月)雨
春雨である。細かな優しい天からの滴が満開の桜を濡らす。慌ただしい週明け、来客が二組。担当交代の季節でもある。提出物や宿題で遅くまで残業。暇なのも困りものだが忙しいのも難儀である。贅沢なものである。寄り道せずに早めの帰宅、といっても22：00は廻る。居間のTVで雑学を競うバラエティを眺める。世に物識りは多い。自身の頭の回転の遅き事に暗然となる。

半分の月がのぼる空

4/4(日)晴れ時々曇り一時雨
・・・という、まぁ猫の目のような変わりやすい天候。桜は満開なれど春爛漫とはいかず、やや肌寒い。陋宅の傍の石神井川沿道は桜の名所で朝から散歩ついでに花見をする人々で結構な混雑である。明け方まで厨房の清掃に勤しむ。睡眠2時間、10：00に家を出て池袋でモーニングコーヒー。次いでテアトル・ダイヤで邦画の鑑賞。公開二日目、１００席ない各席は８割方埋まっていた。主演女優目当てか弱年の男子が多い。原作はベストセラー小説らしいが未読。コミックス・TVドラマにもなっているらしいがいずれも知らず。一言でいえば難病系ボーイ・ミーツ・ガールもの。陳腐になりかねない素材をキャストと演出が良くカバーしていた。主演二人が新鮮で良し。【６０歳のラブレター】を監督した深川栄洋はまだ３０代らしいが手練の演出家である。シリアスな大泉洋も悪くない。伊勢を舞台にしたご当地映画でもあるが、語り口には巧妙なトリックがあり、これがラストに活きてくる。こうしたギミックは映画ならではである。泣ける佳作也。
午後はジムで２キロの遠泳、茶店で読書して頼まれた買い物をスーパーでして帰宅。夕餉は春らしくちらし寿司とタケノコの煮つけ。

ソラニン／シャーロック・ホームズ

4/3(土)曇り時々晴れと雨
明け方就寝、3時間ほどの睡眠で9時起床。近所のシネコンへNet予約して本日初日の邦画を鑑賞。豊島園周辺は桜見物で結構な人だかりである。劇場は若年層を中心に3割程度の入り。国民的女優になったが、宮崎あおいはやはりマイナーな作品が似合うと思う。我がベストは【ユリイカ】を別格としてミドルティーンで主演した【害虫】である。音楽もので青春群像、予告編でストーリーラインとネタがバレているので興味はライブシーンにあった。学生の頃にバンドを組んでいた時期がある自分にとって感情移入は容易で、クライマックスシーンには素直に胸が熱くなった。原作はコミックスらしいが、映像描写は繊細で丁寧な造り。またこの監督はカットバックのセンスが素晴らしい。過剰な説明なく回想の挿入が必要にして十分。
午後は久々にみるガイ・リッチー監督作品。万人が知るキャラクターに武闘派という新たな解釈と女難（？）のサイドストーリーを加えた聖林大作。謎解きというより派手なアクションが前面に出てこれは少し賛否あるかもしれない。ホームズ・ワトソン・洋版不二子、これに悪役も含め役者は全般良かったのにすっきりしないのは、もう少し謎解きをしっかり見せてほしかったからか。
夕刻からジムで遠泳。夕餉はキャベツ、玉ねぎ、ホウレン草、キノコを乗せた春のパスタ。

シェルター

4/2(金)曇り時々雨
暖かくなったのは良いが天候不順で強風あり雨も降る。まぁつまり春らしい気候ということだろう。通勤の行き帰りに見る桜が楽しみな時期が来たが、この期間がまた短い。午前中は海外案件の説明会。途中抜け出して駿河大仁に向う。新幹線と伊豆箱根鉄道を乗り継いで品川から2時間、目指す取引先を街道の桜を眺めながらのんびり徒歩で行く。田圃がありヤギがいる。山川の風景は長閑なものである。商談30分。終わって街道沿いの木造二階建て山荘のような造りが遠目にも目立つイタリアンレストランで帯同者と遅い昼食。ウエルメイドな料理は好感持てるが味は平凡、何より待ち時間が長い。夕刻、帰京。池袋で米国インディー系のホラーを鑑賞。観客三名。シネマ・ロサは我が試写室の如し。題名はミスリードの恐れあり。これは米国版の【リング】である。多重人格者と心理学者との対決がオカルトチックな展開になりラストはかなり強引なり。カメラや編集、役者が良かっただけに少し惜しい。しかしまぁヒロイン（ジュリアン・ムーア）は旦那・弟・父・娘が相次いで悲惨な最期を遂げて災難である。終わってジムで遠泳。定刻帰宅。理想的な週末。

息もできない

4/1(木)晴れ
進級、進学、新学期、期初。4月は新しい環境の季節。通勤途上でまっさらな制服に頬を紅潮させた学生や社会人を見かける。朝礼、打ち合わせ、午後は事務処理。夕刻から打ち上げあり、途中抜け出して早めの退社。渋谷で韓国映画を鑑賞。単館系の地味な作品であるが、結構な混み様。しまった今日はついたち映画の日であった。製作、脚本、主演を兼ねた無名のヤン・イクチュン初監督作品。昨年は【チェイサー】今年も【渇き】に感服したが、韓国の映像作家のレベルは本当に高い。チンピラ青年（大概は傷つきやすいハンサム）と少女（大概はええとこのお嬢）の交流、というのは実は古典的な題材で類似は幾らもある。本作は双方に暗いトラウマを背負わせて、メインは容赦ない過激なヴァイオレンス。憎しみも悲しみも悔いも、そして愛情さえも暴力でしか表現できない主人公。時折挿入されるユーモアがアクセントとなり、ラストのコントラストに唸った。おそらく身を擂り潰す様に撮ったデビュー作、この鬼才は次回作に困るだろう。

御破算で願いましてぇは・・・

3/31(水)晴れ時々曇り
やや寒さも収まりいよいよ週末は桜の見ごろか。期末最終日は山積する書類と格闘した一日。午前中は有楽町のアライアンス先で意見交換。帯同者と焼肉と豆腐チゲのセットを食す。午後は来客あり、宿敵への対抗策を協議。デコ助の丁稚にイライラして、夜はシステム停止まで残業。どこへも寄り道せずに早めの帰宅。居間で寝転んでTVを観ても下らんバラエティーか暗い話題のニュース番組ばかり。懐メロ番組にチャンネルを切り替えて漫然と眺める。