Il film del sogno

現実逃避の夢日記

謝罪の王様

2013-09-30 01:10:25 | 映画
9/29(日)晴れ
秋晴れ続く。明け方就寝、3時間の睡眠で7時起床。朝食、インドア、シネコン。9:10開始の邦画を鑑賞。老若男女程良い比率で9割の入り。これはヒットするだろう。クドカン/アベサダ/水田のトリオによる3作目のコメディ。三者の勢いと脂の乗った快作である。小ネタと役者の過剰演技がベストマッチ。エピソードのつなぎや伏線が映画的である。エンディングの楽曲(大団円)に心躍った。ジムで遠泳、愛犬の散歩と休日ルーティンで午後を過す。夕餉は家人とアニバーサリーディナー。高級フレンチや豪華和食ではなく近所のラーメン屋というところが身の丈にあっている。ソバを啜って自嘲的に笑ふ。
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怪盗グルーのミニオン危機一発 /地獄でなぜ悪い

2013-09-29 03:11:35 | 映画
9/28(土)晴れ
7時、書斎の机で覚醒。知らぬ間に寝入ったようだ。朝食後に近所のシネコンへ。寝起きで頭の回転もゆるいので米国大手スタジオ製作のCGアニメを鑑賞。家族連れ中心に2割程度の入り。シリーズ第2弾だそうだが前作未見。新味のないストーリーではあるが、キャラクタードリブンで最後まで楽しく観続けられた。但しもう少し吹き替えの人選は考えたほうが良い。一旦帰宅して洗濯機の受け取り、午睡、荷物発送などの雑用をこなす。愛犬と散歩して夕食を孤食。夜は隣町のシネコンまで。園子温監督の新作をレイトショウ鑑賞。若年層中心に3割程度。R-18や社会派作品が続いたが本作はPG-12。問題作が常態の園作品の中でも、これは相当な珍作に位置づけられるだろう。これだけのメジャー役者を使ってスプラッターを演じさせるところが凄い。映画愛、特に70年代アクションものへの偏愛炸裂。車両のナンバーが《深作》には笑った。少し頭の芯が痺れた頃にエンドロール。深夜の街道を快調に飛ばして帰宅。
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皓歯とは程遠い我が差し歯

2013-09-28 01:41:51 | 日記
9/27(金)晴れ
朝夕涼しく昨夜は布団をかけて就寝。朝から西東京・立川に出張る。取引先を2件、昼食を挟み新宿へ戻り1件、引継ぎ続行。早めにフェイドアウトして池袋で途中下車。雑用を済ませて自宅最寄の歯科医で取れた詰め物の治療。久々に聞くドリルの音に冷や汗が出た。型をとって来週完了とのこと。早めに帰宅して愛犬と遊び、ジムで2キロの遠泳とサウナ。
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そして父になる

2013-09-27 02:28:44 | 映画
9/26(木)曇り時々晴れ
引継ぎ継続。本日は京橋のベンチャー企業。原価がダダの商品を扱う。午後は身辺整理。定刻に退社して新宿で途中下車。ピカデリーで話題の邦画の先行上映を鑑賞。3割程度の入り。贔屓監督の新作は海外(映画賞)でも高評価でさもありなん。年度ベストの一本。何気ないシーンで涙腺決壊。特に母親の心情が痛いほど伝わり心が痛む。人間心理を丁寧に描いた繊細なシナリオと演出、子役の自然な演技、絶妙なキャスティング。終演後、暫く席を立てなかったほど感銘を受けた。帰宅して書棚を整理していたら古い感想文が出てきた。鑑賞記念に再録する。
『誰も知らない』・・・ずぅーん、と腹にこたえる重い傑作なり。夏になると新聞の三面に必ずパチンコ屋の駐車場で車中に置き去りにされた幼児の死亡記事が出る。あれは本当に胸が痛む。母親はほんの息抜きのつもりなのだろうが、悲劇的な結末が想像つかないのか。YOUが演じた映画の母親同様それは如何なる言い訳も通らぬ鬼畜の所業だろう。本作のモデルとなった88年に西巣鴨で実際起きた事件についてはよく憶えている。当時、長男は14歳。妹3人はまだ7歳、3歳、2歳。映画は年齢と男女比率を少し変えている。驚くべきことに母親は病死した乳呑児(次男)の死体を消臭剤と一緒にビニールでくるみ、押入れに隠していた。末娘は長男の友人A(悪ガキ)に虐待の上殺されて、長男はその死体を友人Bと一緒に秩父の山奥へ棄てに行っていた。事実はもっと陰惨だったのだ。監督の演出は母親の無責任さにたいして声高に批判などしていない。彼女は享楽的で場当たりな性格だけど、充分子供に愛情を持っている。子供たちもお母さんが大好きだ。そう感じさせる脚色は精巧にして深遠である。こまっしゃくれた演技などしない子役たち。カメラは遠く近く子供たちの日常(細部)を捉えていた。荒んでゆく2DKのアパートは徐々に世間と浮遊していくかのようだ。約束のクリスマスに母親は帰ってこない。末娘の誕生日にも戻る気配がない。冬を超え春が来て夏を迎えても子供たちだけのサバイバル生活は終らない。長男は母親の居所を知っていた。電話もできる。別れた父親たちに金の無心をしに行けるくらい利発な彼が何故窮状を訴えないんだろう?もはや大人になった我々にその複雑な心境は解り難い。映画はフィクションという利点を活かして、登校拒否の女学生との交流を加えたり、あくまでも子供たちの視線を通じて描かれる。その眼差しは、儚いがゆえに透明で、力強いがゆえに純粋だった。あざといお芝居を排した演出には安易な感情移入を拒む力がある。劇中子供たちは一粒の涙も流さない。反対に、わが頬を伝った涙は、幼少時の暗く感傷的な体験からだろう。健気な少年が妹の手を引き、駅まで母親を迎えに行ったシーンに幼少時の自分とが重なったのだ。貧乏人の子沢山であった我が家も母親は働きに出て常にいなかった。湿った暗い部屋で、空腹や寒さに震え、母親が永遠に帰ってこないんじゃないかという不安。姉の毛玉だらけのセーターや弟の水っ洟を今でも鮮明に憶えている。人間、負の記憶や体験のほうが人格形成に大きな影響を与える。そして貧困と孤独のなかにも、活力や希望は必ずある。映画のテーマもそこにある。柔らかく優しいゴンチチの音楽も、胸を打つ挿入歌も、光に溢れるラストショットもその一点に収斂していた。俗に親はなくとも子は育つ、という。これは、親が気づかないうちに子はいろいろなことを学んでいる、という意味であろう。決して、親が何もしなくても勝手に育っていくということではない。子供は大人が考える以上に親を見ている。『親であるということは一つの重要な職業である。しかし今だかつて、子供のために、この職業の適性検査が行われたことはない』イギリスの戯曲家バーナード・ショウの言葉をいま突然思い出した。
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ウォーム・ボディーズ

2013-09-26 01:04:31 | 映画
9/25(水)曇り時々雨
早朝から都内引継ぎ行脚。秋葉原、虎ノ門、赤坂見附、浜松町、田端。夕刻、フェイドアウトして新宿で途中下車。武蔵野館で洋画を鑑賞。小さな小屋には若年層中心に7割程度の入り。アベック多数。新手のゾンビモノ。本国では予想外のスマッシュヒットだったそうな。なるほどなるほど。グロテスクな生ける死体が美少女に一目惚れして・・・。という着想が良い。徐々に浄化されてゆく過程がチャーミングですな。これは主演ふたりの魅力に尽きる。サウンドトラックも洒落ていて全編をユーモアで包む。ゾンビ・ミーツ・ガールという宣伝惹句にニンマリ。夜は毎度の雀荘で5時間の死闘。最終局で宿敵の対面が四暗刻を積もって眠気も覚める。収支トントンの戦績を背に終電で帰宅。
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甘い鞭

2013-09-25 02:29:15 | 映画
9/24(火)曇り
連休明けの曇天。少し蒸し暑い。終日事務所で今週のスケジュールを調整。夕刻に来客あり。謝絶しきれず一進一退といったところ。不本意ながら2時間ほどの残業をして退社。池袋で途中下車して西口ロサ会館にて石井隆の新作をレイトショウ鑑賞。R-18。観客20程度。我が隣人は女装の青年。若い婦女子のコンビやカップルなどもいるが、石井作品には場末の劇場が良く似合う。ブレイクした主演女優の露出度も凄いが、間宮夕貴の体を張った熱演に目を見張った。監督独特のタッチは健在で毎度の濃密な絵造りを堪能したが、過剰なナレーションにはやや興醒めした。そこまでの説明が必要か。抗えない同性愛やSMの醍醐味?は倒錯にある、のだろう。しみじみ特殊な性癖がなくて良かったと思ふ。痺れたオツムを振って繁華街の裏道を徒歩で帰宅。
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十年一日のお買い物

2013-09-23 22:33:50 | 日記
9/23(月)曇り
洗濯機を近所の量販店で買う。1年前のモデル、現品限りで定価の半値。76,000円なり。池袋まで出張って通勤靴を購入。10年履いていたモデルと同じものを求める。26,000円なり。来月に迫ったレジャーに向けて専門店でタオルを選ぶ。950円なり。遊戯人口が少ないので機材はどれも高価である。中心部から外れた古本屋で時代劇と映画原作の小説を買う。2冊で450円なり。身の回りのモノを購入する店舗は決まっている。開拓や冒険をしない。出来ればショッピングなどしたくない。大通りのカフェで一服。250円なり。いつの間にやら喫煙復活。1ヶ月ほど難なく禁煙に成功して、これでいつでも止める自信がついた。安心して紫煙を吐く。ジムで遠泳、愛犬の散歩、TVのバラエティーを眺めて連休も終わる。
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エリジウム

2013-09-23 22:16:49 | 映画
9/22(日)晴れ
快晴続く。昼夜の温度差が秋らしい。少し寝坊をしてブランチ後に近所のシネコンで昨日初日の洋画大作を鑑賞。『第9地区』がオスカーにノミネートされた俊英ニール・ブロムカンプによる新作SF。衝撃のデビュー作から3年。ハリウッドの凄さは、こうした逸材に惜しみなく巨額の予算と時間を与えるところにある。監督がプレッシャーを撥ね退けて期待に応えるのもご立派である。持ち味のB級テイストを生かしつつ上質なエンターテイメントに仕上がっていた。少し出来すぎの感はあるが、これはメジャー作品なのでしょうがないだろう。前作に続いてシャルト・コプリー怪演。支配と被支配の描写が生々しいのは監督が南ア出身であることと無関係ではないだろう。夕刻、ジムで2キロの遠泳。愛犬と散歩して買い物をする。
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凶悪

2013-09-22 00:52:46 | 映画
9/21(土)晴れ
明け方机の前で覚醒。床に入って2時間の仮眠。車で隣町のシネコンで本日初日の邦画を鑑賞。観客20名弱。暗く陰惨な犯罪映画でありました。監督のデビュー作は3年前に観ている。確実にステップアップされているようで慶賀なり。主演男優3名のアンサンブルが素晴らしい。題材はきょうびの3面記事では珍しくもない。人心の暗黒は底知れない。それをストレートに描かれると正直辛い。【映画】の出来としては後半にやや勢いが失速したのが惜しい。帰宅して居間の掃除をして汗を流す。あとは愛犬と終日留守番。
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ハーメルン

2013-09-22 00:38:34 | 映画
9/20(金)晴れ
異動に伴う打ち合わせが2件。午後、外出しようにも雑用を片付けているうちに機会を逃す。それでも定刻に退社して渋谷で途中下車。ユーロスペースでインデペンデントな単館系邦画を鑑賞。観客8名。全員単身。貴重で奇特な小屋でありますな。ストーリーに起伏があるわけでなく科白も少ない恬淡とした作品。これは廃屋が決まった会津の古い校舎とバックの景観こそが主人公なのだろう。ノスタルジーばかりでなく何気ない科白に現代批判が潜んでいる。落葉が千羽鶴に変わるラストシーンは秀逸。ビッグネームの俳優陣に映画愛を感じた。帰宅してルーチンになっている愛犬との散歩。秋はいよいよ深まる。
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小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~

2013-09-20 06:38:26 | 映画
9/19(木)晴れ
東上線のはずれの顧客を訪問。午前中はその中小企業主のあきれた金銭哲学を拝聴する。午後はショッピングモールで昼食、街道沿いの量販店でお買い物。夕刻、池袋でライトノベルが原作のアニメを鑑賞。若年層中心に3割程度の入り。TV版の総集編が基だとか。しかし京都アニメーション作品は侮れない。【けいおん】に続き我が胸中を射抜かれた。判りますなぁ、中二病。コアにあるのは少年少女の純愛である。大満足で劇場を後にして特殊ミッションに1時間。帰宅して愛犬の散歩など。
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鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~

2013-09-19 00:59:56 | 映画
9/18(水)晴れ
少し寝坊して京王線で終点の橋本まで出張る。優雅にモーニングコーヒーを飲んで帯同者を待つ。11:00客先入り。延々債務超過の企業の開き直りは恐い。付き合いも長いので謝絶するにもテクニックが要る。くさくさするので駅近くのMOVIXでハチャメチャなアニメを鑑賞。深夜TV版は未見。劇場版も初見。但しTOHOシネマでの前説やら予告編は観たことがある。これを2時間の長尺にするのは辛いだろう。ナンセンスな小ネタでニヤリとするくらいがちょうど良い。真面目に評価するのは野暮と云うものだが中盤から眠気に誘われた。夜は毎度のメンバーで毎度の勝負。親の倍満などを上がって久々にプラスの戦績。深夜に帰宅するも愛犬と散歩に出て秋を感じる。
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大統領の料理人

2013-09-18 01:10:07 | 映画
9/17(火)晴れ
台風一過で爽やかな秋晴れ。午前中に内示あり10月から心気一転できるか。夕刻、フライング気味に退社して徒歩で銀座へ移動。シネスイッチでフランス映画を鑑賞。お上品な客層で場内4割程度の入り。題名の通り、初めてミッテランの専属料理人となった女性シェフのお話。主演は名優カトリーヌ・フロ。派手な展開がある訳でなし。主役の田舎料理も美味そうだったが、生身の大統領との交流がなんともよろしい。凛としたおばさんの奮闘記。早めに帰宅できたので涼しくなった夜道を愛犬と散歩。TVにて湊かなえ原作のドラマを観る。これは映画化もされるのではないか。演技派女優の競演と良く練りこまれたシナリオで大いに楽しんだ。しかし、このギミックは嘗ての邦画にあり、途中で判った。
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ウルヴァリン:SAMURAI

2013-09-17 01:40:17 | 映画
9/16(月)台風一過
・・・で雨後曇りそして夕日が美しかった。午後に近所のシネコンでハリウッド大作を鑑賞。タイトル通りアメコミのヒーローがわが国で大暴れする荒唐無稽なアクションもの。なんだかなぁ~超ハイテクの忍者屋敷のアトラクションを観ている感じであった。シナリオがあまりにもお粗末。落胆して劇場を後にする。夕刻からジムで遠泳。買い物を済ませて帰宅。あっと言う間の三連休。
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あの頃、君を追いかけた

2013-09-16 02:06:06 | 映画
9/15(日)朝豪雨、昼晴れ時々曇り
深夜の落雷には吃驚。豪雨もあって台風上陸確実か。昼前に家を出て、まずはジムで軽いエクセサイズ。定期身体測定でワンポイントのマイナス。体力維持は難しい。地下鉄で新宿へ出て武蔵野館で台湾映画を鑑賞。本国では大ヒットしたらしい青春恋愛もの。単館系の地味な作品と甘く考えていたが場内満席の大盛況。かの国製作作品では10年前に『藍色夏恋』という同じジャンルの佳作にいたく感心した記憶あり。製作も兼ねた監督の自伝的小説が原作。 本作の魅力はヒロイン、ミシェル・チェンに尽きる。16歳からの10年を演じていいたが実年齢が27歳とは驚きである。可憐でいて芯が強そうで華もある。映画的な仕掛けとテンポの良い語り口にセンスを感じる。世相を反映した小道具とサウンドトラックやラストのヒネリも悪くない。エドワード・ヤンの諸作などでも感じたが、台湾の街並みは古き良きわが国によく似ている。夕刻、旧友と待ち合わせ、歌舞伎町にあるライブハウスで中学時代の同級生の演奏を聴く。目立たぬ無口な少年が40年ハードロック一筋。いやはやその音量となりきり振りに感嘆。鬘がずれていたのはご愛嬌。
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