4/28(金)晴れ
世間では明日から連休だそうな。
朝、銀座で打ち合わせ。
午後、京浜地区へ行く。
キネカ大森で『憂国』を鑑賞。
1966年 東宝/ATG製作。
科白なしの35mmモノクロ、上演時間28分の短編映画。
1970年割腹自殺した作家・三島由紀夫が監督・脚本・主演全てを行い、後の自決を予感させるような内容の今作品は、三島の死後夫人の希望によりフィルムが全て焼却され、画質劣悪な海外版以外現存しないとされてきたが、2005年にオリジナルのネガフィルムが発見された。
三島と共同で制作した藤井浩明がネガフィルムだけは焼かないように夫人に頼みこみ、夫人が茶箱に入れて保存していた。
夫人が死去した翌年の1996年に発見されたという。
十代の頃に三島の著作は殆ど読んだ。
まぁハマっていたのですね。
『奔馬』や『美しい星』なんぞは今でも読後の衝撃を良く憶えている。
さて、以前から観たいと思っていた本作。
アート系自主映画の域を出ていないと思うが、三島の美意識と劣等感も良く判る気もした。
音楽は終始ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が流れる。
割腹したときにとびだした腸には豚の内臓を使ったという。
英題がRite of Love Death、愛と死の祭典。
あれだけの天才が、何ゆえこんなカルト映画を撮ったか?
三島の晩年の言動と死は近代史の最大の謎の一つでありましょう。
世間では明日から連休だそうな。
朝、銀座で打ち合わせ。
午後、京浜地区へ行く。
キネカ大森で『憂国』を鑑賞。
1966年 東宝/ATG製作。
科白なしの35mmモノクロ、上演時間28分の短編映画。
1970年割腹自殺した作家・三島由紀夫が監督・脚本・主演全てを行い、後の自決を予感させるような内容の今作品は、三島の死後夫人の希望によりフィルムが全て焼却され、画質劣悪な海外版以外現存しないとされてきたが、2005年にオリジナルのネガフィルムが発見された。
三島と共同で制作した藤井浩明がネガフィルムだけは焼かないように夫人に頼みこみ、夫人が茶箱に入れて保存していた。
夫人が死去した翌年の1996年に発見されたという。
十代の頃に三島の著作は殆ど読んだ。
まぁハマっていたのですね。
『奔馬』や『美しい星』なんぞは今でも読後の衝撃を良く憶えている。
さて、以前から観たいと思っていた本作。
アート系自主映画の域を出ていないと思うが、三島の美意識と劣等感も良く判る気もした。
音楽は終始ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が流れる。
割腹したときにとびだした腸には豚の内臓を使ったという。
英題がRite of Love Death、愛と死の祭典。
あれだけの天才が、何ゆえこんなカルト映画を撮ったか?
三島の晩年の言動と死は近代史の最大の謎の一つでありましょう。