5/30(月)雨時々曇り
少し冷える週明けの雨。目覚まし要らずで定刻覚醒。定番の朝食を摂って奉公先出社。ライトな案件が一件。午後には御前会議。本来自分がやらねばいけないプレゼンを同僚が行い肩身が狭い。昼食に豆腐チゲ。飛び切り辛くて汗が噴き出る。1時間半の残業をして新宿三丁目で途中下車。角川映画でマイケル・ムーアの新作ドキュメンタリーを鑑賞。先週末の公開だが観客30名弱と閑散。もはや権威と云ってもいいムーアだが、切り口は相変わらず皮肉でユーモアを交えつつ重いテーマにも切り込んでいた。グルメなフランス、バカンスのイタリア、男女同権の徹底したアイスランド、無差別大量殺人を犯しても懲役21年のノルウェイ・・などなど。世界には知らない制度や文化がある。宿題や学力テストのない国、フィンランドの教師やユダヤ人強制収容所を語り継ぐドイツのエピソードなど深く感銘。前向きな勤労と信念ある教育は大切である。帰宅して愛犬と送迎を兼ね深夜のドライブ。
5/29(日)晴れ
4時起床。小屋のテラスで朝食とモーニングコーヒー。4時半過ぎには快晴の空に曙光がさして待望のモルゲンロートを拝めた。実に4年越し3度目の正直。まぁ云ってしまえば単なる朝焼けなのだが。7:30下山開始。難儀をした残雪も下りは心地よい。みるみる小屋が小さくなる。往路を辿ってのんびり散策。梓川のせせらぎのそばで休憩。湧水が美味い。徳沢でカレーの昼食。14:30には小梨平で入浴。心身リフレッシュして16:00のバスと信濃電鉄を乗り継いで松本へ。特急あずさに揺られて21:06新宿到着。自宅には22:00まえに着いたが、そこから一仕事。釣り仲間の自宅へ鯛を取りに行き実家に配送。
5/28(土)曇り
5:30上高地バスターミナルに到着。やや寝不足、空は曇天。持参した朝食を摂って6:30出発。河童橋➡明神➡徳沢➡横尾まではハイキング気分。今年は雪が少なかったそうな。新設された徳沢ロッジでコーヒーをご馳走になる。本谷橋から登山開始。昼食後に随分分け入ってからの雪渓でアイゼン装着。屏風岩を回り込んで3時間。毎回のことであるが小屋が見えてからの登りがキツイ。涸沢着は15:00前。ヒュッテは週末であるが泊り客は10名ほどと閑散。屋根直しの職人多数。17:00からの夕食を終えるとすることもなし。19:00には就寝。22:00一度トイレに起きて満天の夜空を見上げて息を飲む。天気予報では明日は晴天。
5/27(金)曇り
週末の慌ただしさのなか、午後半休を敢行。同僚の仕掛りの案件2件を託して12:30にドロン。帰宅してスーパーで食材調達。3食分の握り飯を作って愛犬と散歩、その他雑用をやっつけて新宿へ向かう。南口に新しく出来たバスターミナルは広くて清潔なのはいいが待合スペースが少し狭い。帯同者と合流して22:30発の上高地行の豪華バスに乗り込む。以下、翌日。
5/26(木)曇り
多忙なれども同僚の苦境を救えず苦い思いで一日過ごす。案件打ち合わせと拠点長向け研修。2時間の残業をして池袋で途中下車。新文芸坐で成瀬巳喜男特集。古典的な家庭劇。三船敏郎の銀行員役と云うのも珍しい。90分暗闇の中で息をひそめる。帰宅してうたた寝しながらPCを操作しているとウインドウズ10への移行が始まっていた。使い勝手が解らず難儀をする。
5/15(水)曇り
案件処理、午前と午後に会議がひとつづつ。昼食に台湾ラーメンと高菜チャーハン。同僚の社内不倫の噂を本人にぶつけて呵々大笑。あいては我が前に座る美人妻である。根も葉もないことを云って飲み屋で喜んでいる輩がいるのですな。定時退社して日比谷まで徒歩移動。シャンテシネで格調高くシェイクスピアの悲劇映画を鑑賞。ほぼ満席。驚いたことに妙齢の婦女子が過半であったこと。主演男優目当てか。超有名古典に果敢に挑戦したのはマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤール。これは通ならそそるキャスティングであろう。重厚なり。散りばめられた名セリフに改めて感心。ダイナミズムにやや欠けるきらいはあったが丁寧に造られた良作だと思ふ。日比谷公園周辺を逍遥して帰路に就く。
5/24(火)晴れ
案件が立て込んで来て多忙な一週間になりそうである。査定のフィードバックと来客一組。あとはひたすら調書執筆。問い合わせの電話やら予告やら。それでも1時間半の残業に留めて、池袋へストックの修理の為に山用品専門店を2軒梯子する。何と僥倖なことに修理費用無料で新品パーツをゲット。揚々と新文芸坐で成瀬巳喜男の特集、幸田文原作の花柳界ものを再見。場内中高年層中心に4割の入り。豪華女優陣の競演にため息しか出ませんな。
5/23(月)晴れ
快晴の週明け。週末の大阪出張が嘘のような淡々とした日常業務。案件立て込みパニックの予感。昼に生野菜とチキンをポン酢で食す。サクサクと懸案事項をやっつけて1時間半の残業で退社。新宿3丁目で途中下車してシネマートでカルトな邦画をレイトショウ鑑賞。サービスデーということもあり6割以上入っていたのには少し驚き。業界関係者多数。原作は伝説のマニアックなエログロ漫画だそうな。未読。派手なビジュアルと世界観は寺山修司を思わせる。女流監督の美的センスが奏功したかは疑問。原作のテイストは活かされているのだろう。全く筋立てが解らなかったから。(笑)独りよがりの実験映画と思われても仕方のない出来栄えか。終演後に監督と出演した役者とのトークショーあり。帰宅して調べたところあまり印象に残らなかった主演女優は某大物俳優の三女だそうな。そういえば元アイドルの母親に似ていなくもなかった。
明け方就寝。愛犬に起こされたのは昼近く。駅横のスーパーの地下食品売り場のベーカーリーのイートインコーナーで焼き立てパンとアイスカフェオレにてブランチ。ジムで遠泳2キロとサウナで汗を流す。ロビーで各紙朝刊を精読。池袋に出張って壊れたストックの修理を山用品専門店に持ち込む。7千円の部品交換か2万円弱の新品購入かの二者択一。カフェで一服して夜は新文芸坐にて成瀬巳喜男特集。晩年の2本、よろめきものを梯子鑑賞。まぁ何回再見したことか。観る度に新たな発見がある。古き良き時代の邦画を見上げて4時間のが続く。本日の2本は初カラー作品と遺作。ニュープリントか、フィルムの状態は良好で自慢の東宝スコープが映える。しかしこの手の特眼福でございました。いまなら有り得ない設定や展開ではあるが、根っこにあるのは眷恋。成就せぬ恋こそまことの恋なり。
5/21(土)晴れ
深夜までホテルの堅いベッドでTV鑑賞。朝風呂に入って7:00チェックアウト。鶏づくし弁当を調達して8:00新大阪発の新幹線に乗り込む。11:00川崎到着。TOHOシネマで押井守の新作鑑賞。構想15年、総製作費20億だそうな。制作サイドの熱意と完成度は比例しない好例。大コケした問題作アヴァロンの二の舞となりそうである。観客2割未満と閑散。単身のおっさん過半。終了後ロビーで憮然。まもなく帯同者とあらわる。本日のメインイベント(舞台挨拶付)である邦画を鑑賞。満席の劇場には意外なことにティーンエイジャーの少女たち多数。ヒロイン目当てか。舞台は四国松山、狂犬のようにストリートファイトを繰り返す主人公を徹頭徹尾客体化して描いた尖がったキレキレの作品。これは今年最高の収獲作ではないか。帯同者とは軽く喫茶して新橋で別れる。ラストは新宿でこれも本日封切の邦画を鑑賞。初日レイトもほぼ満席とは慶賀なり。安定の是枝作品。『歩いても歩いても』で既にこの路線には感心していたので安心して観られた。きらめくセリフが散りばめられてはいるが、平凡な人々の淡々営々としたお話。大満足で帰路に就く。長い一日でありました。
5/20(金)晴れ
同僚と関西出張。直行せず午前中は事務所詰め。昼前に出発して東京駅大丸地下のほっぺタウンで弁当を調達して新幹線に乗り込む。鰆の西京焼き弁当1,150円なり。ひと眠りしているうちに新大阪到着。何年振りであろうか駅前の変貌に仰天。梅田スカイタワーの支店で2時間の臨店業務。17:00解放。梅田駅周辺を1時間ほど徘徊して雑然とした地下街で餃子定食を摂ってシネコン(梅田ブルク7) でおバカな邦画を鑑賞。カップルや単身の若き女性など観客20名程度と閑散。しかしこれはどういった客層をターゲットとしているのか。骨格はスパイダーマンそのまんま。パートワンに続き鈴木亮平の熱演に頭が下がる。終映23:30。地下鉄御堂筋線で江坂に移動。甥っ子のいるマンションを訪ねるも不在。あまり面白くない経緯あって最終的には格安ビジネスホテルの大浴場に身を沈める。全く眠くならず困ったもんである。
5/19(木)晴れ
薄手のシャツ一枚では朝夕少し冷える。週も半ばを過ぎて週明けの予定などが入ってくる。午後、久々に同僚と外出。西新宿の個人情報機関で担当者と問答。いま携帯電話の普及で知らぬうちに利用者は分割払いの顧客である。訪問後にスタバで一服。ここで奉公先から緊急業務連絡。夕刻戻り予定が狂う。新橋の周辺で野暮用と食事を済ませて古本市を冷やかす。早目に帰宅して自室でルーチンワーク。
5/18(水)晴れ
月も半ばを過ぎたが、多忙感なし。午前に会議の代打オブザーバー。牛タン/麦とろのランチ。午後も調書作成と代打の会議出席。定刻退社して銀座まで徒歩移動。シネスイッチでタイ映画を鑑賞。観客20名前後と閑散。予告編で感じた通り綺麗な絵柄の恋愛メルヘン。骨格はイルマーレだな。女優麗し。エピソードも出来過ぎ。水上の分校というのが如何にも。ネットなどでは好評なようだが、悪しき聖林映画の如きキレイに丸くまとめた、つまり狙った感が鼻についたのは我がヘソが曲がっているからか。銀座のはずれのドーナツ屋で喫茶して帰宅。
5/17(火)雨後曇り 上司二人が休みで火急の案件もなくのんびりとした一日。日中はずっと雨模様。午前と午後に一コマづつの研修。昼に中華。アサリのラーメンを食す。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートにてパレスチナ映画を鑑賞。一部で大変評判になっており、連休中には小さな小屋が満席となり見れなかった演目。小屋を変えて大きくした途端に集客が落ちて300ある座席が2割も埋まっていなかった。常に銃口に狙われ、周囲を見上げる壁に囲まれ、友人や恋人と会うことも命がけであることの日常。それはパンを焼いたりデートをしたりTVを見ることと同じ日常でもある。蛇蝎の如く憎み合う相手にも妻がいて幼稚園への送迎が必要な子供もいる。音楽が全くなく、生活音が印象的であった。戦時という環境でも誰もが送る青春、そして芽生える清冽な恋愛を描いたまぎれもない傑作。カフェで一服して雨上がり雑沓を縫って帰路に就く。
5/16(月)晴れ
快晴の週明け。御前会議が午前中にあり、バタバタ続く。プレゼンターとして案件説明。どうにか認可され一安心。役員を含めた同僚5名とぬるい中華のランチ。午後はダラダラと調書作成。2時間半の残業をして池袋で途中下車。ロサ会館でコーエン兄弟の新作を鑑賞。観客4名と超閑散。これだけのキャスト、贅をつくしたハリウッド内幕モノに集客力がないのが魔訶不思議。単純なミステリー・コメディーのように宣伝されているが、これは当時(1950年代)の時代背景を考えないと楽しめないかもしれない。それにしても相変わらず皮肉が効いている。映画文法やその効果を知り尽くしている監督らしい佳作だと思ふ。終演21:30。裏通りをブラブラと1時間かけて徒歩帰宅。