Il film del sogno

現実逃避の夢日記

タロットカード殺人事件

2007-10-31 01:21:00 | 日記
10/30(火)晴れ
鼻かぜをひいたか。いがらっぽい。早く寝ればいいものをソファーでうたた寝をして朝風呂など入るものだからどうも調子が出ない。粛々と社会人としての仕事をこなす。身過ぎ世過ぎは世知辛い。夕刻偽装外出をする。虎ノ門のテーラーで冬服を注文する。そのまま日比谷まで徒歩で移動しウディ・アレンの新作を観る。
「マッチポイント」に続くロンドンが舞台となる軽妙な犯罪ミステリー(本当はコメディ)。二流のマジシャンとジャーナリスト志望のアメリカ人女子大生が、猟奇連続殺人の真相を探るため貴族の御曹司に近づくのだが・・・。主演はアレンお気に入りのスカーレット・ヨハンソン、共演にヒュー・ジャックマン。ヨハンソンとアレンの掛け合いには笑った。特にアレンの科白には、ボヤキとも皮肉ともつかぬ知的なユーモアがある。展開は速く、突飛な状況をさらりと描く。過去の犯罪コメディやサスペンスの名作へのオマージュも満載され、音楽からしてクラシックありフィリッツ・ラングの【M】の変奏曲ありで大いに楽しませる。アレンは映画のツボを良く心得ている。サスペンスと恋愛と笑いと謎解きと、そして毒と皮肉を効かせたラスト。
幸福な2時間でありました。

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やがて悲しき外国語

2007-10-30 03:32:00 | 日記
10/29(月)晴れ
定例のミーティングをはじめ、いつもの週明けいつもの日常。終日外出することもなくせっせと書類に判を押す。ここに英文の契約書あり。コピーをスキャンしてPDFからテキストファイルに落として翻訳ソフトにかけると、瞬く間に日本語に変換される。但し直訳である。期日通りに援用されればあなたの権利は正しいと言えるかもしれないでしょう。頓珍漢な文章に苦笑する。笑ってムッとしているうちに夜の9時を過ぎる。帰って遅い夕食のあと居間で前後不覚。夜中の3時に起きる。入浴後、就寝。
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クローズZERO/ブレイブ ワン

2007-10-29 01:44:00 | 日記
10/28(日)晴れ
台風一過で快晴。6:00台には起床。エクセサイズのために7:00前には家を出る。9:00昨日同様近所のシネコンで映画の梯子鑑賞。
高橋ヒロシのコミックを鬼才・三池崇史が実写映画化したバイオレンス・アクションは、不良学生ばかりの男子高校を舞台に、頂点を目指して激しい抗争に明け暮れるお兄ちゃんたちの熱き生き様を、壮絶なバトルと共に描き出してました。【仁義なき戦い】の高校生群像版。主演は売り出し中の小栗旬、共演に山田孝之、その他突っ張り兄ちゃんたちがゾロゾロ出てくる。ストーリーや構成をとやかく言うのは野暮ですかな。強引な展開も、役者の気合と演出の勢いでカバーされていた。やはり青春物はクサイ・アツイ・セツナイの三拍子揃わないといけない。
ハリウッドからの問題作はニール・ジョーダン&ジョディ・フォスターのカップリングというのがまずそそる。ヴァイオレンスを前面に出したクライム・サスペンスであるが、内容は70年代ヒットしたブロンソンの「狼よさらば」のリメイクだ。携帯などで無差別な暴力シーンを撮影して喜ぶ“ハッピー・スラッピング”は、既に欧米で流行しているそうだ。セントラルパークで、婚約者とともに襲われ、九死に一生を得たヒロインの復讐譚。法の境界を越えてしまった彼女の葛藤と恐怖。プロデュース能力もある四十路半ばのジョディ・フォスターのワンマンショウと言えなくもない。脇役陣がインド系、アフリカ系、アジア系…と、人種の坩堝のN・Yらしい。ラストなんぞは反ハリウッド的である種の衝撃(インパクト)はあった。
一旦帰宅して買い物に出る。夕食はスペシャル野菜炒め。豆板醤の辛味に白米がすすむ。ああ食欲の秋。


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自虐の詩/クワイエットルームへようこそ

2007-10-28 01:27:00 | 日記
10/27(土)雨
台風接近で大荒れの天候。早朝より強風と雨。風雨にめげず豊島園で邦画の梯子。
業田良家の4コマ漫画を料理したのはここのところコンスタントに作品を発表する堤幸彦。飲酒と暴力を続ける無職のイサオと、そんなダメ男につくす幸江の愛の物語。主演は中谷美紀と阿部寛。原作の持つ良く言えば粗野で素朴、悪く言うと汚く下品な絵柄を、本来は美男と美女の主演ふたりがどう演じるかが肝。評価は賛否分かれるだろう。中盤以降、回想シーンで二人の絆の強さが描かれ、サイドストーリーのヒロインの友情に重点が移る。純愛や相思相愛ばかりが愛ではない。屈折して憎しみと紙一重の愛や下降する愛もある。映画は社会を映す鏡でもある。格差社会の昨今、薄幸もひとつのトレンドになっているのかもしれない。
劇作家・俳優・コラムニスト・小説家などマルチな才能を持つ松尾スズキの2作目の長編監督作品は芥川賞候補になった自作小説の映画化。これは松尾流【カッコーの巣の上で】【17歳のカルテ】であり、年度上位に入る傑作である。精神病院を舞台にしているので登場人物たちのキャラは当然濃い。コミカルとシリアスが入り混じる展開が絶妙な配役で描かれる。三十路を過ぎて一皮むけた内田有紀が熱演。徐々に明かされてゆくヒロインの傷の深さと入院までの経緯を映画的手法を駆使して浮かび上がらせて鮮やかである。キレイごとにすることもなく、されどラストは一縷の希望があり爽快。
帰路、1時間のエクセサイズ。感性間近のスポーツクラブの内覧会へ行く。会員証発行。スーパーで秋刀魚を買ってかえる。

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この世は言い訳と無心で満ちている

2007-10-27 03:17:00 | 日記
10/26(金)雨
終日細かい雨ぞ降る。朝一番で返済の滞っているお客の言い訳を聞く。身売りだ再生だと辛気臭い。昼前に相模原へ。パンとコーヒーで流し込んだ昼食後、客先訪問。ここでも業績悪化の言い訳を聞く。ばら色の中期事業計画を眺めて人も会社もポジティプシンキングが一番だと痛感する。戻って大門で同業他社へ協調のお願い。お仲間へのお誘いに今度はこちらが苦しい言い訳。夜、ニュービジネスにかける企業家から金の無心を聞く。写真屋、判子屋、眼鏡屋、饅頭屋・・・。波乱万丈の人生経験を拝聴。遅くまで残業。帰宅して居間でうたた寝。
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ツモ・白・混一色・一気通貫

2007-10-27 03:05:00 | 日記
10/25(木)曇り
まず秋葉原にて金貸しの契約。神田の老舗洋食屋でハンバーグカレーの昼食。午後は赤坂見附で不審情報のあった客先の契約を白紙撤回。新宿へ出て時間つぶし。夕刻、同業者と協調の打ち合わせ。山手線を半周して戦地へ向かう。19:00戦闘(定例会)開始。配牌我に味方する。トップを2回獲り22:00終了。
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機動警察パトレイバー 2 the Movie

2007-10-25 01:51:00 | 日記
10/24(水)晴れ
連夜の宴席で疲労極に達し、昨夜は今で熟睡、AM3:00に目が覚め入浴して寝直す。奉公先では終日デスクワークの上、残業。トラブルも多発。20:00思いたって帰宅途中にシネコンへ寄り14年前に公開された邦画アニメのリバイバル・レイトを鑑賞。観客20名弱。若年層多く、まぁオタクだな。監督は【攻殻機動隊】や【イノセンス】の押井守。コアなファンが多いカルトアニメだそうだが、近未来の東京を舞台にテロや軍隊などのシリアスな問題を描いて政治スリラーとしてもロボットSFとしても面白い。TV・コミックの予備知識は一切なかったが大いに楽しめた。終映は0時近く、ぶらぶら徒歩で帰宅。
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プライバシーマークって何だ?

2007-10-23 23:19:00 | 日記
10/23(火)晴れ
朝から喉が痛い。午前恵比寿へ。商談10分。有名店で九州ラーメンの昼食。午後から半日監査のお付き合い。世に個人情報保護法あり。IT化社会の継子のような法律のお蔭で、ちょっとした名簿も作れない。守らねばならない私生活の情報ってのはそうそうあるとも思えませんが・・・。ダラダラ残業するも見切りを付けて帰宅しようとしたところに魔のお誘い。駅近所の蕎麦屋で連夜の懇親。
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おんなの魅力は四十路から

2007-10-23 02:27:00 | 日記
10/22(月)晴れ
昼寝が祟って明け方まで覚醒。辛い朝支度。いつもの週明け、いつもの業務。昼過ぎに相模原まで遠征。経営者に面談の約束を反故にされ落胆。新宿から赤羽へ出る。19時より宴席に出席。恋愛のとばくちある弱年の友人を肴に一献楽しもうという企画。恋する男の揺れる心情を散々いじくって場は大いに盛り上がる。2次会はカラオケ、全員終電ギリギリまで持ち歌を歌い倒して深夜帰宅。

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ヘアスプレー

2007-10-22 02:12:00 | 日記
10/21(日)晴れ
天高く秋晴れなり。早朝起床、1時間のエクセサイズのあと、近所のシネコンで米国のミュージカルを鑑賞。異能監督ジョン・ウォーターズが1987年製作の同名映画のリメイク。ヒロインは新人、その母親役は男優が演じることは今回も踏襲。このニッキー・ブロンスキーとジョン・トラボルタの母娘がキモ凄い。ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケンなど、豪華な脇役陣もツボにハマってオリジナルのスコアを歌い上げる。人種差別や肥満なんてどうでもいい。開巻のボルチモアの遠景からノンストップで快走してまったくダレ場がない。やはりミュージカルは聖林の能天気なものに限る。
買い物して帰ってようやく昼過ぎ。暇に任せて菓子を焼く。
冬瓜のスープと八角を使った中華風野菜炒めとマーボー豆腐の夕食を作る。美味なり。

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インベージョン/グッド・シェパード

2007-10-21 01:50:00 | 日記
10/20(土)晴れ
6時起床。7時から2時間のエクセサイズ。豊島園で映画鑑賞の梯子をする。
9時30分。ジャック・フィニイの古典的傑作SF「盗まれた街」の4度目のリメーク作。出演はニコール・キッドマン&ダニエル・クレイグ。監督は、『es[エス]』のオリバー・ヒルシュビーゲル。古典的な宇宙からの征服もの。2大スターの共演で制作費もたっぷりかけ、演出のキレも抜群。予定調和のラストまでアクションとサスペンスでグイグイ飛ばす。しかしキッドマンは美しい。彼女のプロモーション映画だと思えば御都合主義の強引な展開も気にならず。
13時15分。フランシス・コッポラが製作しロバート・デ・ニーロ監督によるCIA設立に参加したスパイマスターの物語。マット・デイモンとアンジェリーナ・ジョリーの共演。タイトルは聖書の引用で「良き羊飼い」を意味する。ゴッドファーザーを髣髴とさせる大河ドラマ。重厚な脇役陣をそろえて細部にこだわった玄人受けする内容。3時間近い長尺は気にならなかった。時制を行き来させる複雑な構成、当時の世界情勢や諜報活動の隠語・意味深な科白、込み入ったエピソードを解説・整理すれば大傑作になっていたと思う。スパイも人の子。そして国家組織は非情である。
スーパーで買い物をして帰宅。頂き物のボルチーニ茸のパスタを作る。その香り良し。
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質より量の商品開発

2007-10-20 01:22:00 | 日記
10/19(金)曇り後雨
不覚にも居間でうたた寝をしてしまい、明け方近くまで寝付けず、睡眠不足で朝を迎える。わが心中を反映する曇天なり。朝から保険のお勉強、九州高菜ラーメンの昼食を終えて、午後からはポートフォリオについてのワーキング。社歴20年以上のヒネた準幹部が鳩首協議して意見をまとめて合評会。終了してそそくさと千葉へ向かう。友人の実父の通夜へ参列。享年72。お清めのあと船橋駅前の居酒屋で旧知の仲間と一席一献。たらふく飲み食いしてもお一人様2,000円内外。総武線・地下鉄を乗り継ぎ雨の中を帰宅。
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小糖多果 小食多噛

2007-10-19 02:30:00 | 日記
10/18(木)晴れ
久しぶりに晴れ間を見たような・・・。昼前に恵比寿へ行く。ガーデンプレイス内に訪ねた企業は視聴覚関係の巨大企業である。ハッタリ充分の壮麗たる受付。美人受付嬢が艶然とご案内。映画のセットを思わせるガラス張りの応接からは港区中心部がジオラマのように良く見える。ヒアリングは談笑のうちに終わる。駅周辺のこじゃれた日本蕎麦屋でヘルシーなランチ。突然訪ねた古い顧客から歓待を受け商売を頂く。気を良くして日比谷へ行く。老舗機械メーカーの役員と面談。展示会の打ち合わせ。戻って夕刻からひたすら効率の悪い残業。
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三つ子の魂百までも

2007-10-18 00:46:00 | 日記
10/17(水)曇り
夜中に餡饅頭を食べるのは良くない。胃がもたれて体調すこぶる悪し。午前中に同業社の訪問を受ける。昼にモヤシソバ。午後は定例期初会議。グループの意気込みを熱く語る。全員でエニアグラムを行う。人間を9のタイプに分ける性格判断である。自分は【成功を信じる人】か【個性的な人】であるという。ホンマかいな。夕刻から懇親会に突入。2次会にも出席し大いに談笑。終電近くで帰宅。
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バタフライ・エフェクト 2

2007-10-17 01:53:00 | 日記
10/16(火)曇り時々小雨
連休明けの朝は慌しい。昼前に二子玉川の不動産屋へ行く。ビルの上棟を見学。素気なく鉄骨が立っているだけである。午後は秋葉原へヒアリング。夕刻、山ほどの仕事を残して銀座へ。都内屈指のしょぼくれた映画館で『もしもあの時・・・』をテーマにした洋画のパート2を鑑賞。観客10数名。主人公は超常現象で過去へ戻れる能力を身に着け、何度も人生をやり直すのだが・・・。アシュトン・カッチャーをメジャーに押し上げた前作とアイデアは同じ。役者はほぼ全員無名。監督も新人。前作はサスペンスともSFともオカルト的なところもあったが、要は愛の話であった。今回は、主人公を若手のビジネスマンと設定し、ややエロチック度やB級テイストが増した。ラストのひねりもよくよく考えるとおかしい。鑑賞後、劇場近所の餃子屋で食事と合評会。
世の中は、選択されなかった人生で溢れている。


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