人生１００年 終の棲家

11/30(月）晴れ
８:３０起床。特段の用向きがあるわけでもないが休暇取得。愛犬と朝の散歩の後、軽く家中を清掃する。10：30ジャストにハウスメーカー（リフォーム担当）がやってきた。外回りと地階の担当者２名を連れて周囲を点検。軒下は和室の畳をあげて潜り込み３０分程作業をしていた。居間でその報告。白アリの被害はないが、使用していない和室の下にカビ発生。週末にまとまった提案を致しますとのこと。水廻りやら耐震やらのパンフレットを置いていった。ふむふむと黙って聞いていると見積金額がドンドン加算されていくようで少々憂鬱な気分になってきた。いっそのこともっと至便なところに中古のワンルームでも購入しようかしらん、と思わぬでもないが、引っ越しなど考えるだけで難儀である。愛犬と二度目の散歩のあと、遅い昼食に鯵丼を作る。白米に大根・人参・玉葱を刻み混ぜ、特製タレにつけた鯵を乗せる。生姜、胡麻、卵黄、ノリもトッピングする。白菜・エノキ・ほうれん草のみそ汁を添えて豪勢な一品となった。残りの米は酢飯にして握り寿司とする。中型の鯵6尾が片付いた。夕刻、駅前の床山で散髪。長野出身の女性スタッフが大変な技量の持ち主で仕上がり完璧。さすがプロの仕事は凄い。帰宅して愛犬と3度目の散歩。

エコノミカルパレス

11/29(土)晴れ時々曇り
９:００起床。久し振りに８時間以上眠った。まずは愛犬と散歩。次いで釣り具の洗浄。ファミレスで定番のブランチと朝刊精読。昼前にジムに入って遠泳と水中歩行とサウナで汗を流す。角田光代の旧著読了。この人の著作は何を読んでも感心する。上手い書き手は多いが、時代に寄り添うテーマ性があり、何かしらのチャレンジがなされいる。都会で漂流するもう若くないフリーターを描き、設定だけ考えると暗い内容になってしまうところ、絶妙なエンタテイメントになっている。夕食後、愛犬と三度目の散歩。澄んだ秋の夜空に満月が美しい。

走水の中アジ

11/28（土）晴れ
日付の変わった午前零時、弁当を作り終え就寝。スマホのアラーム・セット5分前の4：10に覚醒。レジャーの朝には目覚まし不要。愛車に乗って5：00隣町の帯同者をピックアップ。環状7号線、駒沢通り、環状8号線、第三京浜、横浜新道から横浜横須賀道で走水まで1時間半。6：30には釣り宿到着。中高年層中心にほぼ満席。7：30出船。波光煌めく遥かな海原に昇った朝日が美しい。操船30分でポイント到着。130号のアンドンビシにコマセを詰めて水深７０メートルで棚をとる。第一投から幸先良く中アジにヒット。以降、11：30の納竿までイソメを付けて、コマセを振って、あたりに反応してリールを巻いての繰り返し。時折強風、波もうねりあり。但し釣れていれば船酔いも忘れる。釣果２５尾。外道に大きなトラフグ。帯同者の大差なく、意気揚々と下船して12：30街道沿いの幸楽苑でラーメンを食して帰路に就く。途中、杉並の実家と光が丘の友人宅へおすそ分けをして17：00前に無事帰宅。愛犬と長い散歩に出る。陽が落ちて気温も下がり初冬の趣あり。

新規店舗開拓（ランチ事情）

11/27（金）曇り
終日曇天。週末の出勤日。定刻起床、定刻出社、定例のミーティングがふたつ、適度な仕事と合間に昼食。時間を外して14：00西新橋の立ち食い蕎麦屋でモリと小天丼のセット680円也。ワカメ、おろし大根、ネギはお好きにどうぞ。更にサービスで生卵がひとつ。老舗蕎麦屋の新蕎麦もよろしいが敷居も値段も高い。定刻退社してスーパーで買い物をして駅前カフェで一服。帰宅して愛犬と散歩。昨日の反動で夜気がひときわ冷たく感じる。

脳天パラダイス

11/26（木）晴れ
昨日から一転ポカポカ陽気。陽射しも強く散歩日和。在宅で実質のお仕事は2時間弱。あとは掃除に炊事。夕刻、運動不足解消も兼ねて池袋まで徒歩移動。カフェで一服してシネマロサにて山本政志の新作を鑑賞。場内中高年の男性ばかり11名と閑散。前鑑賞作は［ロビンソンの庭］であるから30年以上経っている。この強烈な個性のフィルムメーカーもしぶとい。何とも形容しがたい珍作。スプラッター系不条理喜劇といったところか。有名無名のキャストが入り乱れて筋書らしきものもなく一夜の饗（狂）宴が延々と続く。噛み合わず、だらけているようで、要所は締まって不思議と退屈はしなかった。ナンセンスも徹底すれば芸のうちである。南果歩や柄本明ほどの役者でも挑戦する姿勢に感動さえした。それにしても製作者（金主）は良くこの企画を通したなぁ。20：30帰宅。愛犬と三度目の散歩で一日を締めくくる。

タイトル、拒絶

11/25（水）曇り時々小雨
一週間ぶりの出勤日は早朝から霧雨が降る。5：45起床、6：16発の地下鉄に乗って6：50奉公先到着。全て定刻。年賀状ソフトにデータ入力。延滞ユーザーの報告書作成。合間にネットでランダムな検索。昼に社食と化した馴染みの店舗で鶏の竜田揚げ（南蛮風）丼とハーフチャンポン。900円也。15：50退社。新宿で途中下車してシネマカリテにて16：50上映のインディ―系邦画を鑑賞。場内（女性）サービスデーゆえか感度の良さそうな婦女子中心にほぼ満席。一部で注目されている劇団主宰者・山田佳奈の戯曲の映像化だそうな。贔屓劇団［ポツドール］ほどではないにしろ、過激な設定（デリヘリの事務所兼待機室）で繰り広げられるワケアリな男女の群像劇。下北沢あたりの小劇場では、こうした社会からドロップアウトした若者の激白が連日連夜演じられている。やや類型的なところがないわけではないが、伊藤沙莉・恒松祐里・佐津川愛美・片岡礼子と絶妙のキャストに各々見せ場もあって、これは料金分は楽しめた。特に祐里嬢は単なる美少女から一皮むけましたな。人集まるところに必ずや風俗あり。体一つが資本であり商品である。割り切れない想いや屈折した葛藤にドラマが生まれる。この弱冠35歳の女流演出家の視線はクールでしたたかである。10年も芝居をやっていること自体性根が据わっている。帰宅して雨上がりの夜道を愛犬と長い散歩。

一年前のアジフライ

11/24（火）曇り
連休明けの朝はいつも気怠い。在宅ゆえ8：00起床。愛犬と散歩。少し仕事。TVでワイドショウを眺める。遅い昼食に昨年大漁で、あとは揚げるばかりに仕込んであったアジフライを頂く。付け合わせにキャベツの千切り、ジャガイモと人参のグラッセ、南瓜のボイル、自家製タルタルソースとサイドメニューの方がよっぽど力が入った。これに定番のアボカド・チーズ・トーストを添えて結構本格的な豪華ランチとなった。料理は凝り出すと時間を忘れる。夕刻、散歩がてら隣町のカフェで一服。朝刊一面は前総理の疑惑。検察には意地を見せてもらいたいもんですな。

泣く子はいねぇが

11/23（月）晴れ
勤労感謝の日。旗日。連休最終日。いったい何に感謝するのか。働ける自身にか、全ての労働者にか。7：00起床。愛犬と散歩、近所のファミレスで朝食。愛車で隣町のシネコンで先週末から公開の邦画を鑑賞。場内高齢層中心に12名と閑散。無名監督のナマハゲものなどヒットはしないことは明白だが、愛好家たるもの新しき才能を発掘して応援しないでどうする。簡潔に云ってしまえばダメ男の迷走・成長譚であるが、今や大御所・是枝裕和のバックアップがあったようで、開巻10分で役者・スタッフの本気度が伝わる良作である。緻密なシナリオ、繊細な演出、そして役者の熱演。主演の仲野太賀を筆頭に手堅い脇役陣、特に余貴美子が上手いのは当たり前として、吉岡里帆には大いに感心した。印象的なラストシーン。あれは愚かな男の懺悔とも、開き直りとも、そして再生を誓う魂の咆哮である。震えました。しかし、この監督は次作に苦労するのではないか。帰宅して愛犬と2度の散歩。美食の一泊旅行のおかげで体調すこぶる良し。

那須岳（茶臼山）

11/22（日）晴れ
6：00異郷の宿屋でも目覚まし不要で定刻覚醒。同伴者の高鼾を聞きつつ部屋を抜け出し、独り露天風呂に小1時間浸かる。雑木林の裏山に朝日が照射して幽玄なり。8：00定番かつ豪華な和朝食。食後のサービス珈琲。10：00チェックアウト。2時間のドライブ（実は紆余曲折の珍道中）後に那須ロープウェイの駐車場に到着。那須岳の主峰・茶臼岳の9合目近くまで4分であがり、標高1800㍍から壮大な雲海を眺める。絶景なり。下山して15：00、那須温泉近くの古民家レストランで遅い昼食。うまい白米と地鶏の卵、煮つけや具沢山の豚汁に舌鼓を打つ。クーポンを使い切らねばならぬというミッションあり。道の駅近くのこじゃれたラスク専門店で洋菓子の詰め合わせを購入。白河に戻って車を返却して駅前のラーメン屋で早目の夕食。乗車直前に震度４の地震あり、10分程出発が遅れたが21：30自宅安着。何かと話題のGO TO トラベルを利用して総費用は2万円と少し。これは相当お値打ちな一泊旅行でありました。企画・同伴した≪御岳友≫に深謝。

二岐温泉 大丸あすなろ荘

11/21（土）晴れ

三連休初日。7：30起床。愛犬との散歩を済ませて近所のファミレスで朝食。腹ごなしと時間潰しに池袋まで徒歩移動して湘南新宿ラインで大宮まで。帯同者3名と合流して昼過ぎの東北新幹線に乗り込み福島・新白河まで。車中結構な混み様である。乗車時間1時間。駅前でレンタカーを調達して宿へ行くにはやや早く、周辺の手軽な観光地と云うことで白河の関所跡を見物。芭蕉と弟子の曽良の銅像あり。特段の感慨なし。30分以上山道を蛇行して漸く目指す宿屋に到着。さすが秘湯を守る会に所属する老舗旅館、鄙びた佇まいにも品格あり。豪華フルコースの夕食（特に九州ブランド豚の鍋物は絶品）後には千年前から滾々と湧き出る自噴泉と川沿いの露天風呂を堪能。あぁ老後のトバクチに近い吾は晩年は全国の秘湯を巡るのも悪くないなと思ふ。満天の夜空を眺めて心身弛緩。自室で他愛のない四方山話をしているうちに引きずり込まれるように就寝。

少年と犬

11/20（金）曇り
 昨日鑑賞した映画のフラッシュバックで半日ぼぉーとする。仕事も手に着かず、在宅を幸いにビデオ会議が終了（10：00）後にPCの電源を落として読書に勤しむ。積読していた直木賞受賞作を読了。作者の作品では［不夜城］以来であるからほぼ四半世紀振り。嘗て感じた世界観や文体の引っかかり（違和感）を本作でも感じた。相性の問題だろう。直木賞は論功行賞的な部分もあるが、これが作者のベストだとは到底思えない。但し、ラストシーンには泣かされましたな、やはり。子供とワンちゃん使ってズルい。我が愛犬とは今日も朝夕近所の緑地公園の落ち葉で黄金色に染まった舗道を歩く。風に舞う枯葉を無邪気に追っている我が子を眺めるのは至福の時間なり。

異端の鳥

11/19（木）晴れ
 平日在宅の平凡な半日。散歩、食事、掃除、買い物、そしてついでにお仕事を少々。（テレワーク）夕刻、自宅を出発して地下鉄1本有楽町まで。日比谷シャンテにてウクライナ・チェコ・スロバキアの合作を鑑賞。公開以来気になっていた作品であるが、最終日・最終回にどうにか滑り込み。雑多な客層で8割近い入り。ポーランド出身のイェジー・コシンスキの自伝的同名小説の映画化。ヴェネツィアで賞を獲ったそうだが、途中退出者続出の問題作でR15+指定。舞台は第2次大戦中の東欧で、粗筋はユダヤ人少年の受難譚。但し、時代がいつで場所がどこかなど意味をなさない。科白もほとんどなく、人種・宗教・ジェンダー・貧富などによる異質な者に対する徹底的な暴力・凌辱・排除が延々と描かれる。心中鉛を呑み込んだ心地。タチの悪いことに、そのシネマトグラフィー（ロケーション・画面構成・撮影技法）の堅牢にして美しいこと比類なし。更には随所にエロスとユーモアがないではない。渋いキャスティングは知った名前もあったが、チェコの無名監督には全く不案内。いま現在も我々が目を背けなるような現実が世界の何処かで起こっている。悪意の偏在や逃れられない運命など。そして映像世界の奥深さを思い知った今年度ベストの一本。夜の日比谷公園を2周、クールダウンして帰宅。

なんもかんも外注

11/18（水）晴れ
5：45起床。居間で寝ている我が仔は、我が服装を見て、散歩がないと悟るのだろう。寝たまま尾を振るのみ。 一週間ぶりの出勤。7時前に一番乗り。課題と雑用をやっつけて午前終了。昼にかに玉とハーフチャンポン。900円也。送付すべき書類が外注先の手違いで届かない。現場で再発行してくれと高い目線でスタッフの管理者からメール。今月から事務処理をアウトソースしたそうな。定刻退社して池袋から徒歩移動。日増しに日が短くなる。自宅至近のコンビニ（イートイン）でコーヒーと甘味摂取。夕刊を精読して得るもの多し。帰宅してネットで書籍購入。

魔女見習いをさがして

11/17（火）晴れ
陽気は続く。無風、快晴。愛犬と3度の散歩。昼に変わり蕎麦。レシピ略。意外と蕎麦は何を混ぜても美味い。夕刻、愛車に乗って隣町のシネコンで邦画アニメを鑑賞。観客8名と閑散。1999年から200話を超えるTVシリーズが放映された東映アンメーション制作の「おジャ魔女どれみ」の基礎知識がないと辛いかも、と全く知見のなかった自身の愚かさを嘆いても遅い。どんなに難解（？）な映画であっても必ず得るべきものあり。  観終わって素直な感想は平凡ゆえに葛藤する三人娘の友情譚。それ以上でも以下でもなし。果たして料金分は楽しめたのか・・・。共感するには歳を重ねすぎている。嗚呼、魔法玉の奇跡を信じられたらどんなに良かろう。年賀欠礼のハガキがぽつぽつ。霜月も半ばを過ぎて来週あたりから師走を意識するようになるのだろう。

リアル店舗で何を買おうか・・・

11/16（月）晴れ
好天続く。青空に気温も上がって散歩日和。月次のルーティン業務で半日。昼に月間テーマのオムレツ。本日の中身は定番の他に大量のレタス。シャキシャキ感はなくなるが、食物繊維摂取には良し。夕刻、エクセサイズを兼ねて毎度の喫茶店へ。ビルの1階にはきょうび少なくなった本屋あり。そう云えば記念日に贈られた図書券あり。書籍購入をほぼネットとブックオフに依存してから随分になる。平台と書架を眺めて久し振りに新刊の品定め。話題の小説と贔屓作家の新たに編まれたエッセイ集も2冊を購入。帰宅して我が仔と三度目の散歩。日中の陽気がまだ残る夜道をゆっくり歩く。就寝まではアマゾンプライムで旧作ドラマを鑑賞。定番の医療モノ。なるほど視聴率が高かったのも頷ける。