11/27(水)晴れ
昨夜の豪雨から一転、朝から快晴。気温も20℃近くあがりポカポカ陽気。8:00起床。散歩、朝食、書庫を整理していると義父の残した箱入りの朝鮮戦争(児島譲・全三巻)、新平家物語(吉川英治・全16巻)などが出てきた。これは、と思ったのは谷崎潤一郎の代表作。昭和31年の初版本である。調べてみると国内外6回映画化されているが、59年・市川崑監督(主演・京マチ子=中村鴈治郎)、74年・神代辰巳(荒砂ゆき=観世栄夫)、83年・木俣堯喬(松尾嘉代=岡田真澄)、97年・池田敏春 (川島なお美=柄本明)の4本を観ている。原作を読んだのは学生時代で、市川版を観たのはその直後だが、10代の多感な頃でもあり強烈なインパクトがあった。改めて小説を拾い読みして、やはり大谷崎は稀代のストーリーテラーで技巧派でもあることを再認識した。大正15年生まれで謹厳実直な国鉄マンだった義父が谷崎を読んでいたとは少々驚いたが可笑しくもあり。それにしても棟方志功の装丁と挿絵が素晴らしい。むかしの書籍は美術品としても鑑賞できる。
昨夜の豪雨から一転、朝から快晴。気温も20℃近くあがりポカポカ陽気。8:00起床。散歩、朝食、書庫を整理していると義父の残した箱入りの朝鮮戦争(児島譲・全三巻)、新平家物語(吉川英治・全16巻)などが出てきた。これは、と思ったのは谷崎潤一郎の代表作。昭和31年の初版本である。調べてみると国内外6回映画化されているが、59年・市川崑監督(主演・京マチ子=中村鴈治郎)、74年・神代辰巳(荒砂ゆき=観世栄夫)、83年・木俣堯喬(松尾嘉代=岡田真澄)、97年・池田敏春 (川島なお美=柄本明)の4本を観ている。原作を読んだのは学生時代で、市川版を観たのはその直後だが、10代の多感な頃でもあり強烈なインパクトがあった。改めて小説を拾い読みして、やはり大谷崎は稀代のストーリーテラーで技巧派でもあることを再認識した。大正15年生まれで謹厳実直な国鉄マンだった義父が谷崎を読んでいたとは少々驚いたが可笑しくもあり。それにしても棟方志功の装丁と挿絵が素晴らしい。むかしの書籍は美術品としても鑑賞できる。