Il film del sogno

現実逃避の夢日記

出るも地獄残るも地獄

2011-08-31 04:01:00 | 日記
8/30(火)曇り後雨
月末近いと流石に雑用が多くなる。午前中に全体会議。小1時間でさしたる議題なく終了。午後はデーター修正。夜は近所の居酒屋で恒例となった送別会。総勢20名強が狭い店舗に犇めく。部員半減。仕事の話をすれば愚痴になる。昼の定食の総菜のような肴と変わり映えのしないメンバーとで2時間一本勝負の宴席。最大の話題はクレーマー対策。世の中には難癖付けてストレスを解消したり溜飲を下げる者が少なくない。開始が早いので〆も早い。帰宅前にジムでひと泳ぎする。手足を伸ばして水を搔いていると体内の毒素が抜けてゆく感じがする。
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ゴーストライター

2011-08-30 01:45:00 | 日記
8/29(月)晴れ
晴天の週明け。業務もチンタラやってひねもすのたりのたりかな。定刻退社して有楽町へ。ヒューマントラストではロマン・ポランスキーの新作がかかっている。都内2館の上映とは巨匠に失礼な興行ではないか。邦家の文化度が知れる。但し中高年の単身者中心に毎回満員御礼の様子。もっと大きなスクリーンで見直したい。どこぞのシネコンで上映頂けぬものか。筋立ては一応推理仕立ての国際スリラーであるが、りドルストーリーとしての完成度はどうでも良い。監督・役者の氏素性、来し方、人品骨柄などは作品鑑賞とって本来は知らぬが良いが、挫折と栄達、絶望と成功をジェット・コースターのように繰り返した数奇な運命を背負った映像作家の作品に接するたびに靴に小石が入った時のような形容し難い不快感を覚える。不安定な緊張感と云っても良い。本作も独特のフレームワークや絶妙のキャスティングなど、老いてなお熟練の演出。全く退屈しなかった。余韻を楽しんで地下鉄で早目の帰宅。
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インシディアス

2011-08-29 01:02:00 | 日記
8/28(日)晴れ時々曇り
断末魔の様な残暑。3時間ほどの睡眠で寝起きは悪くない。一週間ぶりにジムで汗を流す。近所のディーラーで愛車の自損事故による損傷の修理見積をしてもらう。純正部品を使った正規料金は流石に高い。夕刻、近所のシネコンで米国ホラー映画を鑑賞。低予算ながら本国ではスマッシュヒットしたそうな。幽体離脱、心霊、悪魔祓い。解りやすく古典的な設定ながら渋いキャストと手練の技術で怖いことは怖い。ラストもお約束通り。もう少し邪悪なる者たちの映像はぼかした方が恐怖も増幅すると思うのだが、これは好みの問題だろう。帰宅して頂き物のゴーヤでチャンプルを作る。
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神様のカルテ/日輪の遺産

2011-08-28 03:45:00 | 日記
8/27(土)曇り
明け方まで居間で愚図愚図して床につかず、朝食後2時間ほどの睡眠。午前中にリフォーム会社の担当者来訪。来年は部屋の壁紙張替とエアコンの入れ替えか。竣工の祝儀を渡す。昼過ぎにペットショップで愛犬の洗髪に付き合わされる。大小夥しいゲージには商品としての犬猫の赤ん坊がいる。客は血統やら器量の善し悪しで選ぶのだろう。店主は怪しき老人で、売らんかなの科白に興ざめする。悲しき鳴き声に囲まれて居ると段々切なくなってくる。珍しく一族が揃ったので近所の高級回転寿司で夕食を摂る。廉価なネタが好物な自分が恨めしい。皿を重ねて皆々満腹。夜は近所のシネコンで本日封切された2本の邦画を梯子鑑賞。原作は双方とも読了。現役医師が書いたベストセラーの映像化は最近コンスタントに良作を連発する新進監督の演出。医療ものとしての新味はないが、信州の柔らかい景観に主人公夫妻や脇役陣のキャラも立って好感が持てる。適役の桜井翔に剋目。ジャニーズ恐るべし。反して人気作家・浅田次郎、初期傑作の映像化は長尺を活かせず散漫な印象。役者の芝居が皆々大仰で演出もメリハリがない。自己犠牲に至る少女たちの心理の掘り下げが足りない。少し落胆。終映は深夜の2時過ぎ。劇場を出ればすっかり秋の気配である。
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仏果を得ず

2011-08-27 05:36:00 | 日記
8/26(金)曇り時々雨
曇天、夕刻より激しい雷雨。終日室内で淡々とした資料作りに勤しむ。定刻で退社して新宿で毎度のメンバーと毎度の定例会。戦績はこれも毎度の浮沈あり。相も変わらず脇が甘い。
メンバーの一人が転職を断念。他人のことをとやかく云える状況ではないが、わたくし同様に家庭は崩壊しており、まぁ人生の転機だったはずであるが慰留説得に応じた模様。その心中わかる気がする蝉しぐれ。
三浦しをんの青春小説を一気読み。主人公が文楽の若手太夫という着想が渋い。古典芸能のガイド的な部分もあるが、厳しい修業や恋愛なども織り込んでとにかく読ませる。深夜の地下鉄に揺られて低く呻吟する。
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つまらん芝居を観るのは拷問である

2011-08-26 02:07:00 | 日記
8/25(木)曇り時々雨
猛暑過ぎ 降ってなお蒸す 晩夏かな
午前・午後、打ち合わせと監査対応。吊し上げられたり、苦しい言い訳をしたり。平素はナメクジのように進む時間が終業まであっという間でありました。定刻退社して渋谷経由で三軒茶屋へ行く。この街を訪れる目的はいつも芝居観劇しかない。前に訪れたのは何時の事やら。同好の士から突然お誘いを受けて無名劇団の再演を観る。詳細な感想は省略する。役者が下手で演出は平坦、台本に至っては質の悪いTVの2時間ドラマ以下である。そこらの中・高校あたりの文化祭の出し物の方がよほど気がきいている。イライラしっぱなしで居眠りも出来ない。終演後、帯同者と駅周辺の海鮮居酒屋で懇親・合評会。終電近くの地下鉄は週末に向けて濃厚な倦怠の雰囲気が漂う。
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未来を生きる君たちへ

2011-08-25 02:09:00 | 日記
8/24(水)曇り時々晴れ
蒸し暑い。仕事も同様に捗っているようなそうでないような。それでも定刻退社して日比谷へ向う。スターの手形とゴジラの像を見下ろしてカフェで読書、次いでシャンテ・シネでデンマーク映画を鑑賞。この女流監督の過去作は全て鑑賞しておりキメ細かな人間観察に感心した記憶あり。レディース・デイとかでお上品なOL風な婦女子中心に場内ほぼ満席。大きな賞も獲っているそうな。何度か見た予告編では感じなかったが、これは二組の家族がかかえる葛藤と再生のお話である。原題は簡潔に『復讐』。瞠目したのは圧倒的な景観や人物の細かな表情を巧みに捉えたシネマトグラフィー。鉛の様な曇天や荒漠たる砂漠、静謐な湖や渡り鳥の雁行、朝焼け夕焼け、小さな竜巻などなどが登場人物の心象風景とシンクロする。テーマは重いが実に身近で普遍的。夫婦関係の脆さや親子の鍾愛が、小さな虐めから鬼畜の巨悪を描くことで縦横に織り込まれ見事である。これは必見。週明けから欧州佳作の連打にあたり御機嫌。今日も日比谷公園を逍遥して余韻を楽しむ。
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自分の強運を信じよ

2011-08-24 02:14:00 | 日記
8/23(火)曇り後晴れ
天候が回復すれば残暑が厳しい。昼前に奉公先を出て内房線に乗り君津の先まで出張る。登山と軽音楽が趣味の帯同した同僚と山岳談議。3週間休んでアイガーやモンブランへ遠征した時の武勇伝と仲間が遭難死した話を聞き胸躍ったり落ち込んだり。そうこうしているうちに到着した公立高校で契約に付帯したオプションの説明。夏休み中の構内には補習や部活の生徒が疎らにいる。真っ黒に日焼けした少年少女たちが白球を追っていた。単線の鉄路の彼方には夏の終わりの入道雲。夕刻帰社して雑用を片付けていると魔のお誘い。夜は新宿で新メンバーによる雀の囀り。序盤の好機に乗って幸運はわが双肩に暫し留まる。中盤ダブル役満をみすみす逃して流局。なんだかんだあって四者平らになってお開き。快速の地下鉄に揺られて早目の帰宅。
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この愛のために撃て

2011-08-23 01:16:00 | 日記
8/22(月)雨後曇り
社内監査が近く余計な業務が多くなる。作らんでもいい報告書や在庫管理などなど。それでも定刻には退社して有楽町まで徒歩移動。スバル座でフレンチ・ノワールを鑑賞。観客20名強、ほぼ中高年ほぼ単身。いやはや同好の士の雰囲気は皆同じ。但し余計なお節介ではあるがこの手の人種に友達は多くなかろう。この監督のデビュー作は昨年2月に初日鑑賞して大いに感心。すぐに聖林でリメイクが決定されたそうな。先日、ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演の予告編を観た。元々欧州の犯罪ものは大好きだが今回も満塁ホームランの出来栄え。基本は凡人巻き込まれの追跡劇なのだが、キャラクターばビシっと立って展開に全く無駄のないシナリオが上手い。85分アクションあり夫婦愛あり。行動を共にする悪役も良し。刑事だかチンピラだか一見解らんところも凄い。年度ベストの一本。文句ない傑作。余韻を楽しみ日比谷公園を一周したくらいである。湿った夜気が心地よし。
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下町ロケット

2011-08-21 20:15:00 | 日記
8/21(日)曇り時々霧雨
6時起床。朝食後に久し振りに2度寝をする。ダラダラして昼食後にジムへ出かけて1時間の遠泳と水中歩行。買い物をして帰宅後、リフォーム会社の工事担当者と最終引き渡しの書類交付。請求書には非情な数字が並ぶ。勤労意欲が増すなぁ、と自身を無理に叱咤する。しばし仔犬と遊ぶ。至福の時である。来世は金持ちの家の愛犬に生まれ変わりたい。直木賞を受賞した話題の小説を一気読み。少し出来過ぎた話ではあるが、やはり琴線には触れる。技術的なことは措いて、ここに出てくる銀行や投資会社の描写はリアリティがある。その手の企業にまつわる現場に居合わせたことが何度もあるから間違いない。金のないのは首がないのと同じ。金で大概のものは買える。されど金で買えない信頼やプライド、そして夢も確かにある。そうした大義は得難いからこそ貴重なのだろう。
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シャンハイ/うさぎドロップ

2011-08-21 20:07:00 | 日記
8/20(土)曇り時々雨
グッと冷え込んで過ごしやすい。明け方就寝。午前中に雑用を済ませて午後から近所のシネコンで洋邦画の梯子鑑賞。米中日のキャスト競演が話題の戦中物は予告編を観た時点で悪い予感がしたが、正直今年一番ガックリきた作品。お金をかけて豪華配役が徒花になっている。スッキリしないシナリオ(唐突な展開と良く解らない人間関係)、メリハリのない演出。役者の力演が報われない。二本目の邦画はこれも予告編で設定から結末まで全て予測のつくハートフルドラマ。天才子役と旬の男優のコラボは微笑ましく、まぁグッとくるシーンも多い。但し、子役にベタな科白を言わせて泣かせてはイケない。役者は泣かずに客を泣かせろ。硬派な監督がこうした演目も演出できるとは少し驚き。ジムでエクセサイズをして帰宅。夕食はスペシャルカレー。涼しいのも考えもので居間と自室でゴロゴロして朝を迎える。
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猛暑を覆う秋雨前線

2011-08-20 09:55:00 | 日記
8/19(金)曇り時々雨
天気予報通り豪雨の後には涼気あり、漸く秋を感じさせる。内勤業務はお気楽なもので定刻退社して新宿で途中下車。毎度のメンバーと定例会。人生に勝ち負けはつきものであるが我が博運も秋季である。転職が話題になる。メンバーのひとりは家庭崩壊して纏まった資金を要す。人生の転機というけれど、そんな決断を行う機会が今後あるだろうか。邪念に思考を妨げられ集中力を欠く。深夜に帰宅して仔犬をあやしているうちに居間で朝を迎える。久し振りにエアコンのない一夜。
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モールス

2011-08-19 01:16:00 | 日記
8/18(木)晴れ
1週間ぶりに出勤して社会復帰。あと2~3日休んでも良かったほど業務の流れは緩やかなり。定刻退社して新宿のシネマスクエアとうきゅうにて米国インディーズのホラー映画を鑑賞。昨年公開された北欧映画のリメイク。以下、昨年7月16日の日記を引用する。≪銀座テアトルでスウェーデン映画を観る。ヴァンパイアものであるが、主題は美少年と永遠に生きることを定められた少女の≪ボーイ・ミーツ・ガール≫である。邦題にセンスなし。【深紅の初恋】とでもすべし。ゆったりとした演出と極力科白を排した進行ではあるが、モノトーンのような画面には全編緊張感が漲る。吸血鬼物には懊悩と渇望が必須であるが、当然主役は男美女でなければならない。韓国映画≪渇き≫も捻ったモンスターホラーであったが、本作もバリエーションとしては新味あり感心かんしん。少年少女の無垢な双眸に魂さえも吸い込まれる心地。哀切極まる美しき佳作也。≫本作のフレームはオリジナルを踏襲していたが、肝となるCGシーンなどは故意にB級色を出してスプラッターに近いテイストにしていた。これには賛否あろう。カメラワークと音響・サウンドトラックは出色の出来栄えで監督のセンスが光る。特筆すべきは、主演の少年少女で特にブレイク寸前の女優は大器の片鱗を窺わせる。2時間張り詰めたテンションは緩むことがなかった。文句ない傑作。余韻を楽しみ地下鉄に揺られ帰路に就く。
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一枚のハガキ

2011-08-18 02:32:00 | 日記
8/17(水)晴れ
連休も本日が最終日。昼前に工事会社の担当者が自宅改修の最終チエックに現れる。正午に家を出て新宿へ出張る。テアトル東京で99歳にして新作を発表した新藤兼人の作品を鑑賞。場内、中高年層中心に立ち見が出るほどの大盛況。水曜日、テアトル系はサービスディなのだな。最後にして最高傑作とは宣伝文句。これは監督に随分と失礼な言い様ではないか。人間国宝と認定しても良いくらい日本映画に長く大きな足音を残した巨匠の、その本領はシナリオ・ライターとしての才にあると思ふ。自身の体験を役者に仮託して肉声に近い叫びがストレートに科白に表わされていた。その情熱にまずは圧倒された。終わって近所のカフェで長い読書。そうこうしているうちに携帯メールにお誘いあり、夜は悪友らと高等遊戯を5時間。戦績は記すまい。毎度の終電で深夜帰宅。
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第14回OH杯

2011-08-17 05:49:00 | 日記
8/16(火)晴れ
昼寝をすると当然その夜は眠れない。明け方2時間ほどウトウトして6時前起床。愛車に乗って西へ向う。8時前にはクラブ到着。25発の練習球とパターを少々。我が師匠にして恩人と定期開催しているゴルフを楽しむ。何時ものメンバー、毎度のスコアーで自身の進歩のないことに嫌気がさすやら呆れるやら。寄せとパットの悪さは相変わらずであるが会心のショットも数発あり、だからゴルフは辞められぬ。炎天下のラウンドで汗は滝の如く流れ、ラウンド中に3リットル以上の飲料水を浴びるように摂取する。3時過ぎにはプレイ後の懇親も済んで地卵のお土産を頂戴して2時間強で無事帰宅。体が火照り心地よき疲労。漫然と居間でTVを眺めて夜を過ごす。
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