Il film del sogno

現実逃避の夢日記

俳優 亀岡拓次/残穢

2016-01-31 22:36:18 | 映画
1/31(日)晴れ
明け方就寝して昼前に覚醒。午後からジムで遠泳。飲まず食わずでサウナに入って体重測ると理想数値まであと一歩。愛車に乗って近所のシネコンまで出向いて邦画の梯子鑑賞をする。いずれも8割方に入りで幸先良い興行スタートでありましょう。長編で云えば6年ぶりとなる横浜聡子の新作は原作小説ありのバックステージもの。キャストが渋い。この監督のすっとぼけたようでシタタカな人間観察や業界に対する偏愛が感じられて興味深い。三田佳子や山崎努、麻生久美子の魅力を引き出して笑えるやら感心するやら。佳作なり。竹内結子と橋本愛のダブルヒロインによるジャパニーズホラー。中村義洋監督は意外と器用なのだな。ラストまでキッチリと丁寧に怖がらせて頂きました。日本映画の充実ぶりを示す2本に大満足で帰路に就く。
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猫なんかよんでもこない。/パディントン

2016-01-30 23:05:06 | 映画
1/30(土)小雨後曇り
4時就寝、8時起床。地下鉄に乗って新宿まで。地下街のカフェでモーニング珈琲。9:50、TOHOシネマで帯同者と合流して本日初日の邦画を鑑賞。内容略。帯同者によると1/3は寝ていたそうな。可もなく不可もない。猫の演技に☆献上。続いて主要キャストと監督・原作者による舞台挨拶あり。楽曲提供した女子バンドも登壇。贔屓にしているので少し騒めく。帯同者とは老舗洋食屋でロールキャベツを食して、食後のカフェで合評会。別れて豊島園へ移動。16:30開始の英国映画を鑑賞。著名な児童文学の映像化。CG/SFXの為せる技ですな。造形が実に良く出来ている。場内、老若男女、子連れ・カップルでほぼ案席。姿かたちは野生動物のままに知的でユーモラスな主人公は誰からも愛されるだろう。ニコール・キッドマンが憎々しく楽し気に悪役を好演しておりました。ジムで2時間のエクセサイズ。
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ビューティー・インサイド

2016-01-30 01:43:19 | 映画
1/29(金)曇り後雨
早朝、同居の古老と久し振りに話す。顔がむくんでいるのは体調不良によるものらしい。外は朝曇天、昼前から雨が降り出す。昼食に中華。難件の調書進まず、申請はどんどん上がってくる。2時間の残業をして新宿で途中下車。歌舞伎町のTOHOシネマで韓国の恋愛映画を鑑賞。婦女子中心、カップルなどで4割程度の入り。朝、目が覚める度に別人に生まれ変わる家具職人のお話。開巻10分で監督の映像センスが解る。CM出身だそうで、なるほどツナギが上手く、絵造りも上品で美しい。有り得ない設定のコメディ系のメルヘンものだと思いきや意外と奥が深い。脇役の配しかたなど憎い。邦家からは上野樹里が生まれ変わりの一人として出演。しかし最大の魅力は主演女優ハン・ヒョジュの美貌だろう。先ほど調べたところ『監視者たち』や『ただ君だけ』などの佳作に出ていたのだな。少しご都合主義で綺麗に決まりすぎた感もあるが、それも映画。大満足でみぞれ交じりになった新宿の雑沓を抜けて帰路に就く。
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サウルの息子

2016-01-29 00:02:10 | 映画
1/28(木)曇り時々晴れ
難件を持ち越しそうな週末近し。定例の部内会議と進捗芳しからぬ他部署との会議。合間に調書執筆。ランチにメンチカツカレー750円なり。2時間ほどダラダラ残業をして新宿で途中下車。シネマカリテでカンヌのグランプリ、ゴールデングローブの外国語映画賞、更にはオスカーにもノミネーションされてるハンガリー映画を鑑賞。観客4割程度の入り。アウシュビッツ収容所を描いた所謂ホロコーストもの。主人公の背後から死神のように離れないカメラの目線は終始変わらず。ぼやけた遠景では、この世の地獄絵が続いている。絶叫、銃声、怒声、不気味な金属音。音響効果も恐怖をあおる。圧倒的なリアリティ、説明的セリフを排したシナリオ。弱冠38歳の監督のデビュー作とは思えない完成度。これは民族的な血脈、その怨念にも似た情熱がなければ描けない作品であろう。どんよりした重い足取りで帰路に就く。
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そして母はキレイになった

2016-01-28 00:36:49 | 演劇
1/27(水)曇り時々晴れ
氷点下の朝が続く。目覚ましで飛び起きて支度をして時計を見ると30分早い。二駅分を歩いて駅のホームでじっくり新聞を読む。案件と会議で忙しい。それでも定刻に退社して三軒茶屋へ。シアタートラムで贔屓劇団の定期公演を鑑賞。場内満席。調べてみると主演女優は還暦を超えている。娘ふたりを捨てた母親役。メインストーリーは暗く陳腐な設定ながら、脇役にトリックスター置いて泣けて笑える。人生は喜悲劇の連続である。良質な舞台に惜しみない拍手。終演後に雑然とした横町の居酒屋で合評会。地下鉄を乗り継いで日付が変わる頃に帰宅。
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私の愛、私の花嫁

2016-01-27 00:57:07 | 映画
1/26(火)晴れ
一日良く働きました。調書を3件仕上げて相談を受けて会議の資料も作る。昼食に鶏南蛮。ほぼ定刻に退社して新宿で途中下車。シネマートの小さな小屋で韓国の恋愛映画を鑑賞。全国2館のみの興行。観客は単身の女性が中心に10名未満。どうと云う内容ではない平凡なストーリー。勢いで結婚して熱が冷めて倦怠期。元カレや元カノが現れて・・・・。教科書通りの展開と結末であるから要するに役者や洒落たセリフで観るしかない。シン・ミナが可憐でノリも良くこれは拾い物。屋外は寒波到来で冷え切っているが小さな懐炉のような小品でありました。ほっこりして各駅停車に揺られてのんびり帰宅。
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信長協奏曲

2016-01-26 00:20:22 | 映画
1/25(月)晴れ
寒い週明け。氷点下になってコートを着ていない自分はさぞかし奇異に思われるだろう。ドシドシ案件が舞い込んで今週も暇にはなるまい。シコシコ作業を続け昼食に肉蕎麦。1時間半ほどの残業をして新宿で途中下車。ピカデリーでコミック→TVドラマから劇映画になったCX制作の邦画を鑑賞。先週末公開でヒットの兆しらしい。若年層のアベックなどで3割程度の入り。漫画テレビ共に未見。開巻ダイジェストが入って予備知識完了。類似の多いタイムスリップもの。時代は信長の天下統一が近い戦国時代。しかしなぁ、若人衆はこれが面白いのか。現代語でギャグを飛ばす信長や拙い殺陣などなど。映画にする必要を全く感じなかった。いけませんな。冷たき夜道を憮然として帰る。
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2016-01-25 00:06:51 | 映画
1/24(日)曇り
10:00起床。駅前のやよい軒で朝定食。ジムで遠泳を2キロ。昼過ぎに池袋、新宿と徘徊。喫茶の後に角川映画で市川崑特集鑑賞。演目は大谷崎の小説。エロスにバイオレンスは良く似合うが、コメディーとの親和性も悪くない。妖艶という表現は本作の京マチ子のような役柄を云うのであろう。シニカルなカット割りや能面のような演技。国際的に評価の高いのも頷ける。そのまま特殊ミッションを3時間。カフェで読書をして深夜に帰宅。
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ザ・ウォーク

2016-01-24 01:01:50 | 映画
1/23(土)曇り時々小雨
明け方就寝、昼過ぎまで布団の中で愚図愚図する。傍らには愛犬。床を上げれば行動は早い。愛車に飛び乗り雑用をやっつけ、隣町のシネコンへ。ロバート・ゼメキスの新作はフランス人の大道芸人フィリップ・プティの綱渡りを描いたスペクタクル。奮発してユナイテッド自慢のIMAXで鑑賞。観客4割程度。1974年、主人公は如何にしてワールド・トレード・センターにワイヤーをかけて渡り切ったか。準備段階、渡米、協力者集め、そしてクライマックス。エピソードの積み上げ方、キャラクター造形など実にソツがない。ラスト20分は文字通り手に汗を握ってスクリーンを見上げた。これは映像の醍醐味を遺憾なく堪能できる快作でありましょう。成功したから良いようなものの突風一つで命を落とす酔狂。人間というのは何と愚かで、そして素晴らしい!ジムで2キロの遠泳をしてロビーで新聞各紙を精読。ゆるゆると帰宅。
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白鯨との闘い

2016-01-23 01:22:34 | 映画
1/22(金)晴れ
ようやく週末。業務は通常。担当者に架電、メールで周知、調書を書いて回付。資料にめくら判。昼食にブリ大根。夕方、陳情を聞く。来週も忙しそうだ。1時間の残業。新宿で途中下車。ピカデリーでハリウッド大作を鑑賞。観客1割程度と不入り。大味なスペースオペラが大ヒットしている傍らで古典名作の映像化に食指は動かぬか。誰もが感じるだろうが邦題にセンスなし。19世紀の捕鯨船に乗り込んだ乗員の艱難辛苦。名匠ロン・ハワードの演出(禁断の人間ドラマと海洋スペクタクル)に文句はない。3Dで見たかった。白鯨は神々しく近寄りがたい大自然の象徴だろう。私利私欲の愚かな人間たち。サバイバルから聖林らしいラスト。原作でも読んでみますかな。
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股旅

2016-01-21 22:49:05 | 映画
1/21(木)晴れ
グッと冷え込んで暖冬とはいえ、さすがに春はまだ遠い。やっつける度に案件はやってくる。合間に事務作業なども。昼に霞が関でつけ蕎麦。美味くもなし。午後も淡々と作業を進め、漸く週末の段取りもついた。定刻退社して新宿で途中下車。角川シネマの市川崑特集。今日の演目はATGと合作で撮った独立後の第1作。地味な演目だけに観客30名程度。ティーンエイジャーの頃に夢中で見たTVドラマ・木枯し紋次郎がこの監督の演出だったことを後で知った。萩原健一、小倉一郎、尾藤イサオというキャスティングが渋い。シナリオは詩人の谷川俊太郎。延々と続く渡世人の訛丸出しの口上や武骨な殺陣が実にリアル。それにしてもフィルムの退色が酷い。先日デジタル・リマスターされて観た『おとうと』が実に綺麗だったのと正反対。地下街を少し散歩して定刻帰宅。
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最愛の子

2016-01-20 23:22:43 | 映画
1/20(水)晴れ時々曇り
案件を1件仕上げてランチはスタンドのカレー。午後は来客一組。年賀にタオルを貰う。定刻退社して銀座まで徒歩移動。シネスイッチにて中国=香港の合作作品を鑑賞。関東単館。先週末公開。上品なアベックなどで2割程度の入り。興行的には苦戦か。結論から云うと年度何本もない必見の一本。ピーター・チャン監督のキャリアでも『ラブソング』に並ぶ傑作だと思ふ。幼児誘拐の被害/加害の両者を描き、現代中国の諸問題を多重的に取り込んだシナリオとサスペンティックな演出に唸った。役者も皆々素晴らしい。各賞総なめのヴィッキー・チャオには泣かされた。被害者の妻役ハオ・レイと加害者妻の弁護士役トン・ダーワィなど脇役陣も盤石。善悪の決着をつけるでもなく皮肉なラスト。エンドドールのモデルたちの登場は蛇足だと思ふ。かの国では年間20万人の子供たちが失踪しているという。余韻を噛み締めて地下鉄を乗り過ごす。
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殺されたミンジュ

2016-01-20 00:42:18 | 映画
1/19(火)曇り
仕事の区切りがついたと思ったら新たな難題。昼には同期とランチ。麻婆豆腐の名店で満腹。午後は御前会議。ライトな案件がサラリと通過。2時間以上の残業をして21時新宿着。K'sシネマでキム・ギドクの新作を鑑賞。この監督作品で問題作でなかったものがあったろうか?今作もR-18、謎の少女の殺害から犯人を拉致して拷問する偽りの組織。国家対個人。ミンジュは民主主義の暗喩だそうな。体制批判を声高に叫べることは自由の証である。観客30名前後。9割以上が男性。有名なAV男優がアベックで鑑賞していた。
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の・ようなもの のようなもの

2016-01-18 23:48:02 | 映画
1/18(月)雪、霙、雨、曇り
夜半から降り続いたのだろう、起床して窓を開けると一面の雪景色。徐々に霙に代わるころに家を出て地下鉄に乗り込む。6時台で通勤快速が普通電車になったくらいで混雑もない。奉公先へは7時半に到着。電話あるのは同僚の遅れるという連絡のみ。30分から3時間の時間差あれど昼前には全員揃った。休めば良いではないかと口では云うが、そこはそれ勤勉なサラリーマンのサガですな。順調に仕事をやっつけて退社。新宿で途中下車してピカデリーで森田芳光ゆかりの邦画を鑑賞。監督のデビュー作を死して4年経ってお弟子さんや常連役者で続編製作。なるほど全編森田作品へのオマージュに包まれている。出来栄えのほうは、まぁご愛敬でありましょう。地下道を一巡して帰路に就く。
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おとうと/縁(えにし)The Bride of Izumo

2016-01-17 22:31:58 | 映画
1/17(日)曇り後小雨
10時起床。10時半にはジムのプールでひと泳ぎ。午後は新宿へ出張る。角川シネマでは市川崑の特集が組まれて13時半からの演目を鑑賞。声価の定まったマスターピースであるが劇場で見るのは初めてである。邦画黄金期の1960年大映製作。場内高齢層で8割程度の入り。親子・姉弟・親族愛など普遍的なテーマを扱ってはいるが、やはり時代を感じる処々の設定は古さを感じる。次いで池袋へ戻りシネ・リーブルでインデペンデントな邦画を鑑賞。島根の出雲大社を舞台にしたご当地映画。制作意図は良く解らぬが、主演女優は文句なく麗しい。絵造りがキレイだなと思ったら名手・クリストファー・ドイルの名がクレジットされていた。観客10名前後とお寒い興行。外へ出るとみぞれ混じり小雨が降ってきた。
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