Il film del sogno

現実逃避の夢日記

不滅の熱球/坊っちゃん

2010-12-31 00:00:00 | 日記
12/30(木)曇り一時雨
朝方まで大掃除を敢行し2時間ほど仮眠。ブランチを駅前の食堂で摂ってガラ空きのジムで年度最後のエクセサイズをする。体重1キロ増。池袋に出て新文芸坐で邦画の梯子(もとから2本立てですから)鑑賞。特集は今年鬼籍に入った2枚目俳優の追悼である。両作とも1950年代製作。つまり日本映画の黄金期である。不滅~は伝説の大投手・沢村栄治の実録もの。これは隠れた名作でありましょう。坊っちゃん、は云うまでもない漱石原作の文芸もの。自分はいまだに銀幕にスターを求める。容姿端麗なオーラを放つ役者の出る映画が大好きだ。池部良と司葉子や岡田茉莉子は並んで歩いているシーンだけでも絵になる。スクリーンを見上げて品のある美男・美女に陶然とした。帰路はカフェに寄って読書。年の瀬だろうが定刻帰宅。
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人生万歳!/デザート・フラワー

2010-12-30 09:00:00 | 日記
12/29(水)晴れ
奉公先の仕事納め。流石に通勤電車は空いている。トランクを引き摺った家族連れも散見。午前中に競合他社にして協業先と云う複雑な取引先の来訪を受ける。管理職が女性に変わったそうでこの会社のローテーションも早い。穏やかに対応しているつもりがいつしか毒つくといういつものパターン。大掃除の後、軽い納会、最後に恵比寿の取引先へ雁首並べて謝罪訪問。そのままガーデンプレイスへ移動して同好会の観賞会に参加。まず39階にあるイタリアンレストランで上映までの時間つぶし。来年1月末で閉館の決まった映画館で15:00上映開始のウディ・アレンの新作を観る。サービスディでお一人様1,000円也。ここ数年、ヨーロッパを物語の舞台にしてきたウディ・アレンが『メリンダとメリンダ』以来、久々にニューヨークを舞台に撮りあげたコメディ作品。偏屈だが高名な物理学者と、世間知らずで少し足りない若い娘の恋愛を軽妙なタッチで描いていた。『となりのサインフェルド』のラリー・デヴィッドと新人のエヴァン・レイチェル・ウッド(大変キュート!)の共演。科白がエスプリに満ちて気が効いている。ある種のセルフパロディである。本作は75歳のアレン監督40作品目だそうな。その諸作は本国では決して興行成績が良くないそうで、40本のラインナップを見てみると、まぁ通好みである。何本か未見がある。終演後、メンバーと別れて新宿へ出る。武蔵野館で梯子演目を鑑賞。こちらは一転、アフリカ・ソマリア出身のスーパーモデルの書いた一代記の映像化。役者よし、ロケーションよし、社会的な問題提起もあり、波乱万丈なヒロインの単なるシンデレラ物語になっていない。単館なのが惜しいほどの佳作である。早めに帰宅して2時間ほど仮眠、深夜から猛烈な勢いで大掃除を始める。6時間ぶっ通しで水周りや家具や床を磨く。
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呑まなきゃ面白くない奴もいる

2010-12-29 01:23:00 | 日記
12/28(火)晴れ
3時間の睡眠。寝入り悪けれど寝覚めは良し。朝から新宿で防衛営業。昼には取引先担当と健康膳なる如何にも低カロリー惣菜がチマチマと盛られた定食を摂る。午後からプレゼン2件に付き合う。6時間インテリジェントビルの最上階でハイテク機器とコンサルタントの概要を聴く。夜はグループの忘年会。創作作料理を肴に飲み邦題120分一本勝負で21時散会。モノトーンの乾いた吞み会である。異性がいないと遠慮がない。2次会はほろ酔い加減のメンバーで乾坤一擲、今年最後の決戦に挑む。勝って凹んで場所代と相殺。何故か今年の戦績を象徴するかの如き結果に苦笑する。終電に揺られて定刻帰宅。
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駄馬の先走り

2010-12-28 01:04:00 | 日記
12/27(月)晴れ
睡眠2時間。目覚し要らずでピタリと起きて寒気の中で朝支度。もそもそと朝食を孤食して、いつもの列車のいつもの車両。早朝からスタッフと打ち合わせ。午後も来客二組。課題を提出すると早夕刻。今日は新宿へ出て一戦交えんと同好の士を招集する。雑居ビルの3階にある雀荘は結構な混みようで出口近くの卓で5時間の熱き心理戦。足元が自棄に冷える。老朽した店舗は機密性に問題あり、隙間風が足元で渦を巻く。屋外でやっているのと大して変わらぬ。肝心の戦績は4回廻してトップ・次席・平民・ドベと下降トレンド。それでも大物手をテンパったりと勝っても負けても懲りない雀。いつもの終電に揺られて帰宅。階段踊り場の照明を最新のLEDに替えてみる。さぁさぁ電気代は従来の白熱灯の15%、寿命は10年(2万時間)だそうな。次回替えるときまで生きているかしらん。
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キック・アス

2010-12-27 02:37:00 | 日記
12/26(日)晴れ
昨日に続き机上で眠る。何度か覚醒するが怠惰な体が目覚めてくれない。こんな週末もある。昼過ぎに行動を開始。マックでブランチを摂ってジムで遠泳。流石に年の瀬、空いています。夕刻、池袋をふらついてシネリーブルで渋谷でしか上映していないはずの作品がかかっているのが気になった。受付でチケットを買おうとすると『デジタル上映ですから少し観にくいかもしれません』『はぁ?』(逆じゃないか)『どの程度?』(ロビーのプロジェクター映像を指さして)『あれが拡大されますので・・・』テクノロジーには疎いが、それは専門の映写機器によるものではないということなのだろう。かつて『ファインディング・ニモ』をフィルムとデジタル上映で見比べたことがある。歴然とした違いなど解りませなんだ。但し映像が劣化するかしないかはあろう。なんたってフィルムがないんだから・・・。自主映画などで上映されるビデオは明らかにチラつきがあり、あれは映画とは言えないだろう。よってパス、したが、乗りかかった船、その足でJRに乗って渋谷で下車、シネセゾンの最終回に間に合ったのは良いが満員御礼の大変な混雑。なるほど、好評につき急遽都内で上映館が増えたわけだ。原作はマーク・ミューラーのアメコミらしい。(いかにも)平凡な高校生がスーパー・ヒーローに憬れて・・・。ストーリーは予定調和を悉く裏切り、特にサブストーリーだと思っていたケッタイな父娘と出会ってからは、お話は痛快にツイストしてゆく。無論サブカルテ的なB級テイストも満載であるが、製作サイドの技量と本気度は、やはり邦家の仮面ライダーなどとは格が違う。全編を覆うゆるいギャグや軽快なアクション、ポップな楽曲など、大いに楽しんだが、12~3歳のヒロインに汚い言葉を吐かせて問答無用の殺戮をさせるのはどうもスッキリしない。R-15も頷けます。終映後、カフェで読書をして定刻帰宅。しかし、渋谷ってのは遅くまで凄い人だな。薄汚い餓鬼どもがわんさか湧き出て気分が悪くなる。
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相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜

2010-12-26 04:00:00 | 日記
12/25(土)晴れ
明け方就寝。午前中は起床してから愚図愚図する。ブランチを摂って愛車のオイル・エレメント交換にオートバックスへ行く。待ち時間を入れて1時間半。小物を買って計6千円弱。そのまま愛車に乗って近所のシネコンヘ。TVの刑事ドラマの劇場版。オリジナルは未見。映画になった前作も未見。鑑識署員を扱ったスピン・オフは観たような記憶も・・・。という程度であるが予告編を観れば大体の想像はつく。踊るなんちゃら、や角川御大が監督した『笑う警官』よりは数倍面白く、警察内部の抗争という題材は良いのだけれど、細部に少し強引な箇所があり気になった。悪人演じさせると役者の技量が解りますな。変に長ったらしい副題をつけるな。TVの2時間スペシャルじゃあるまいに。終わってガラガラのジムで優雅にゆったり2キロの遠泳。深夜に大掃除の一部を開始。
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白いリボン

2010-12-25 02:42:00 | 日記
12/24(金)晴れ
睡眠2時間弱。いつもの奉公。年末の挨拶廻りで都心を徘徊。昼食に焼き肉を驕る。ゆりかごの様な車中で30分ほど熟睡。夜は新宿・武蔵野館で独逸映画のレイトショウを鑑賞。監督は忘れ難き『ピアニスト』を撮った鬼才。当時の備忘録から抜粋。
≪2002年2月17日 横浜・関内アカデミー、平日最終回楚々とした二~三十代の単身女性中心に観客20名前後。R-15の指定あり。しかし、この映画は一体どういった客層を想定しているのか理解に苦しむ。文化の薫り漂うウィーンを舞台にした仏・墺合作。中年ピアノ教師とそれに惚れた青年の恋愛(?)物。ヒロインは常に毅然とし孤高で理知的、妥協を許さぬ能面をつけた鉄の女性。実は彼女はとんでもねぇおばさんなのであるが・・。プロットやエピソードを書いても意味はない。恋愛に規範や標準など無くてもいいが、これは大多数の想像する節度を遥かに越えている。とにかく超難役に挑んだイザベル・ユペールがつくる表情は入神の演技。これに品行方正、文武両道、輝かんばかりの好青年(ブノワ・マジメル)と偏執・偏屈・偏狭な母親(アニー・ジラルド)が絡んで、この仏名優三者の競演、アンサンブルは見事。長廻しを基本とした恬淡とした細部の描写と小道具の使い方も上手い。全編、甘美なクラッシックの調べが作中人物の心象を表し、高尚な音楽映画の趣もあり。されど、ショッキングなラストシーンに続き、余韻さえも与えてくれないエンドロール。自分の撮る作品に気晴らしや娯楽性は皆無、と断言するオーストリア出身のミヒャエル・ハネケ監督。ヒロインに対する冷徹な扱い同様、観客に対しても最後まで徹底して人が悪い。≫
本作も2時間半と云う長尺であるが、緊密な画面構成とある種のサスペンティックな展開には観客の集中力が要求される。各エピソードには隠喩や暗喩で説明もつこうが、したり顔をすると作者に嗤われそうな底意地の悪い映画である。今回もエンドロールは無音である。能天気なエンターテイメントも映画なら人心や国家の暗黒を描くのも映画。痺れた頭を振ってカフェで一服。終電に乗って定刻帰宅。TBSの深夜音楽番組を漫然と見る。聖夜かいな。
誰にでもなく、メリー・クリスマス。
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YMO/シチリア!シチリア!

2010-12-24 02:21:00 | 日記
12/23(木)晴れ
昨日同様気温が上がり季節外れの陽気である。日の出の頃に就寝して9時起床。重たい朝食を孤食して、午前中は池袋の東急ハンズで6年使い倒して草臥れたカバンの代替を購入する。夥しい商品の陳列を前に逡巡1時間、ナイロン製の多機能性ショルダーバッグを7千円なにがしで購入。必要にして充分の収納と体にジャストフィットするフォルム。これは良い買い物であったと自画自賛したい。カフェで読書後、午後は新宿へ廻り、紀伊国屋ホールで贔屓劇団の新作公演を観劇。略語の意味は『ようやくモテたオヤジ』だそうで、56歳の平凡な中小企業の管理者を主人公とした作者お得意のコメディである。ここ数年で一番の出来ではなかろうか。リアリティある内容と要所のギャグがツボにはまって2時間大いに楽しんだ。終演後は毎度のおでん屋で帯同者と懇親・合評会。別れて単身3丁目へ出張り、角川シネマでイタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレの『題名のない子守唄』以来3年ぶりの新作を鑑賞。いかにも映画的文法を多用した抒情的な作品。150分と云う長尺であるも監督自身を投影させた一族のエピソードは柔らかくユーモラスである。トルナトーレ作品には欠かせないモリコーネの音楽は相変わらず甘美でありました。
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勝負時の 腋より甘き 冬蜜柑

2010-12-23 05:40:00 | 日記
12/22(水)雨後曇り時々晴れ
・・というくるくる変わる天候、されど寒さも小休止。何故か平素より30分も早く目覚しが鳴る。しょうがないので豪華朝食をゆっくり摂る。午前中から大崎・大井町・川崎・浜松町と年末挨拶。途中合間にサンマ定食と喫茶。夜は宿敵どもと一戦交える。浮き沈みの激しい、つまりついているのかいないのかよく解らぬ状況であったが少ないチャンスをものにしてまずまずの戦績。いつもの通り終電に乗って帰宅。薩摩にいる姉からダンボール一杯の果物が届く。
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Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125

2010-12-22 00:36:00 | 日記
12/21(火)曇り後雨
毎度の早朝出勤と午前のミーティング。午後は新橋、青物横丁へ出張る。夕刻、来客ひと組み。巨大メーカー系販社も不況で顔色が冴えない。夜は友人から貰った招待券で師走の風物詩となっている演目のコンサートを鑑賞。
池袋・東京芸術劇場は小・中のホールで芝居(新劇やら商業演劇やら)を見たことはあるが、2,000人収容の大ホールは初めて入った。自慢のパイプオルガンをバックに120名のフルオーケストラと80名の混声コーラスが整然と並び19:00ジャストに演奏は厳かに始まった。カラヤン指揮のCDは愛蔵し、学生時代に友人の素人オーケストラで生演奏を聴いたことはあるが、プロの演奏は流石に迫力満点。
第九は相当な難曲であることは素人でも解る。パリ生まれのドイツ系アメリカ人指揮者もカリスマ性があって躍動感に溢れた演奏。第4楽章はやはり圧巻である。クライマックスのアップテンポでは思わず腰が浮いた。あの旋律を聴く度に思うのだが、ベートーベンって奴は結構粘着系の厭な性格してたんじゃないかと思う。そういえば3~4年前『敬愛なるベートーヴェン』(Copying Beethoven)という交響曲第9番の誕生を背景にベートーヴェンと写譜師(昔は複写機なんかないからなぁ)のアンナという架空の女性の交流を描いた映画が公開されて大変面白かった。ベートーベンにエド・ハリス、アンナにダイアン・クルーガーという配役。監督は『太陽と月に背いて』(傑作です!)でデュカプリオに詩人ランボーを演じさせた女流のアニエスカ・ホランド。功成り名を遂げた楽聖のマエストロが映画では孤独で誰からも愛されない難聴に苦しむ頑固おやじ。身だしなみにもこだわらず、人前で放屁やゲップを平然とする。映画のクライマックスは実話を基にした第九の初演。既に聴力を失っていたベートーヴェンは各楽章のテンポを指示する役目で指揮台に上がる。彼はこの初演は完全に失敗だったと思い、演奏後も聴衆の方を向くことができず、また拍手も聞こなかったため、聴衆の喝采に気がつかなかった。見かねたアンナ(実際はアルト歌手)がベートーヴェンの手を取って聴衆の方を向かせ、はじめて拍手を見た、というシーンが感動的であった。終演後、ジムで遠泳して定刻帰宅。文化的な一日でありました。
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懺悔と贖罪の月曜日

2010-12-21 01:48:00 | 日記
12/20(月)晴れ
曇天なれど寒さは一休み。実質2週間ですなぁ、今年も。週明けのパソコンはメールが満載。先週はお疲れさまでしたという懇親の相手から、何時までに幾ら払えと云う幹事の清算督促まで色々。ミーティングで連絡事項を確認。昼にはかけうどん。午後は来客ひと組とと会議が一本。夕刻、宿敵からのお誘い。18時前から戦闘開始。ツキにも恵まれ5回の半チャンのうち3回のトップを獲得。チョンボあり、大物手の復活ありで勉強になりました。人間欲をかいてはいけない。心地よい終電の揺れに任せて定刻帰宅。
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ばかもの/モンガに散る

2010-12-20 03:41:00 | 日記
12/19(日)晴れ
8:00起床、定番の朝食後、インドアとジムでエクセサイズ。師走のスポーツ施設はどちらもガラガラである。マッサージ機に身をゆだね新聞を精読。午後は新宿に出張る。昨日初日の単館系作品を梯子鑑賞。シネマートでかかっているのは芥川賞作家・絲山秋子の同名小説の映像化。同じ作者の【イッツ・オンリー・トーク】は寺島しのぶで『やわらかい生活』として映画化されているのを思い出した。淡々とした映画だったなぁ。その時、絲山作品は一通り読んでいて細部の描写に感心した記憶がある。さて本作。恋愛というのは基本的にはっきりしない男女のモヤモヤが肝となる。予告編ではコメディタッチを強調しているように思われたが、原作通り、後半は深刻な展開となる。金子修介は『ガメラ』や『デスノート』を撮る器用な監督であるが、基本はピンク出身のしたたかなフィルムメーカーで、こうした小品に自力を発揮するタイプだと思う。三十路半ばの内田有紀は10年前の初舞台を偶然見ている。ビジュアルも芝居もあまり変わらないので少し驚き。もともと少し中性的な部分があるので適役かどうかは疑問。愛欲が重要なテーマなのだから役柄上おっぱいのひとつも見せればもう一皮むけるのだがな。世の殿方はあの程度の濡れ場では納得せんでしょう。反して成宮くんや中村ゆりの演技には感心した。いづれにしても丁寧な良作だと思うのに観客20名前後と云うのは寂しい。続いて歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅうで台湾映画を鑑賞。台湾版『グッド・フェローズ』であり『友へ/チング』だな。一にも二にも役者が良かった。当地はエドワード・ヤンの諸作などを観ると日本の古き良き街並みに似たロケーションが出てきて歴史的な経緯を感じる。激しいヴァイオレンスをノスタルジー感じる風景が中和していた。帰路は壊れたバッグの代替えを物色するも帯に短し襷に長し、なかなか良きもの見つからず。繁華街をうろついてカフェで読書をして定刻帰宅。
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最後の忠臣蔵/バーレスク

2010-12-19 05:06:00 | 日記
12/18(土)晴れ
宴席から帰っても妙に目が冴えて眠れない週末がある。深夜のTV映画で怖い女の復讐譚を途中から観る。明け方就寝、気を許すと昼近くである。ブランチを駅前の定食屋で摂る。サバの塩焼きをおかずに大量の白米を胃に納める。カフェで読書後、池袋へ出て衝動買いしたお洋服を受け取る。直しが完全でなく再調整。一時間かかると云う。通りの眼の前は映画館、スケジュールを観ると本日初日の邦画があと5分で上映開始。正確には米国メジャーの出資作品らしいがバックボーンは邦家の独参湯である。繰り返し演じられる忠臣蔵とその外伝。また新たな佳作が誕生した。脚本良し、役者良し、演出良し、美術・撮影良し、音楽よし。忠義という大テーマのほかに、一歩間違えば危なき色恋や史実の細部をちらして巧妙な造りになっていた。泣けました。夜はジムでエクセサイズ。深夜にはこれも初日の聖林ミュージカルをレイトショウ鑑賞。まぁこの手の音楽ものは米国の独壇場でありましょう。同様の設定であるビルドゥングス・ロマンは類似作品も多い故に、これは役者とナンバーを楽しむのが正解。クリスティーナ・アギレラとシェールの熱唱を聴いただけでも料金分の元は取った。煌びやかな舞台セットと大音響の楽曲に夢心地。和洋豪華梯子鑑賞で幸福な休日。
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酔ってY字開脚をするな

2010-12-18 03:27:00 | 日記
12/17(金)晴れ時々曇り
師走も半ばを過ぎ寒さも一段と厳しい。定刻起床、定番朝食、そしていつもの通り奉公先へ一番乗り。山積する書類と格闘して午前中から豊洲の取引先へ年末の挨拶。ここで帯同者の立ち居振る舞いに苦言。相手はいい歳をしてむくれる。こいつこれまでの人生、何をやってきたのだろう、と思いこそすれ言葉には出来ない。壮年もとうに過ぎて時候の挨拶ひとつ出来ない輩に対し、その非常識を容易に指摘できない。何故ならそれを看過・許容した彼の親・兄弟、大げさに云えば親類縁者を嗤うことになるからである。単独、小さな揉め事のあった有楽町の同業者を訪ね関係修復。午後は来客と決裁と各種連絡事項。朴念仁な販社の女性管理者と壮絶な電話バトル。夕刻、田端の兄弟会社訪問で業務終了。夜はお隣の駒込の閑静な住宅街にある自然食がウリの居酒屋で4時間の宴席。メンバーは旧職場の面々プラスゲスト。ハナから飛ばすお調子者がペースメーカーになり終盤は修羅場のような惨状に。欲求不満な三十路女の悪酔いほどタチの悪いものなし。連夜のディープな宴席に心身消耗。
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昭和歌謡全集

2010-12-17 01:37:00 | 日記
12/16(木)曇り
1時間半も寝坊をする。開き直って駅前で腰を据えて朝食定食をがっつり胃に納める。久し振りに白米を鱈腹食べて腰に力が入る心地。やはり日本人は米食って額に汗して働きたいものである。昼前に新幹線で那須へ。車中サンドイッチの軽いランチ。午後から世界有数の医療機メーカーでプレゼンと工場見学。北関東は2~3℃は冷え込む。広大な作業場では都心一等地の一軒家が軽く買える値段の高級診断装置が製造されていた。最新鋭のそれはエリートサラリーマンの生涯賃金の10倍はするという。テクノロジーの進歩は留まるところを知らぬ。夜は池袋の居酒屋で秘密結社のようなグループの吞み会が一年半ぶりに開催された。男女9名、鰤のカマ焼きやナメロウを肴に日本酒の利き酒セットをクイクイ飲んで、破廉恥な猥談や互いの思い出したくない過去をズケズケと暴いて、爆笑に次ぐ爆笑で大いに盛り上がる。2次会は格安カラオケ屋でしょっぱなから飛ばし昭和の懐メロの大合唱。四股踏みのようなダンスと調子っぱずれのタンバリン、陶酔と興奮の2時間で腹筋と咽喉が痛い。潰れた奴を引き摺るようにして駅で散会、定刻帰宅。明日も早い。
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