Il film del sogno

現実逃避の夢日記

動物園が消える日

2024-11-01 23:38:42 | 演劇
11/1(金)晴れ後曇り一時にわか雨
霜月朔日は秋らしい一日。7:30起床。散歩、朝食、清掃を済ませて地下鉄で池袋へ。ハローワークでの初回認定日である。失業保険を貰いたければ出頭して、条件を満たした申告書を提出しろ、と云うことであろう。チマチマと活動報告を記入して窓口へ提出する。30分ほど待たされて受付終了。次いでシニア専門の窓口で相談員と面談。キャリアやスキルの聞き取りあり、希望の条件を延べ伝えると慣れた手つきでパソコンのキーボードを叩いて5件ほどの求人票が出てきた。但し事務職は高倍率とのこと。帰宅すると玄関付近にスーツ姿の若い男がうろちょろしている。中小証券会社の地域営業担当だと名刺を押し付けてきた。かの業界は、いまだに個別(飛び込み)営業などという前近代的なアプローチをしているのか。憐憫を禁じ得ず。隣家の主人から自家栽培の里芋を戴く。早速昨夜のみそ汁に加えて食す。ホクホクして大層な美味である。夜は再度外出して、鬼子母神境内で上演されている贔屓劇団(唐組)定期公演を観劇。内容はいまさら記すまい。アングラ新劇の巨星・唐十郎は今年5月に鬼籍に入ったが、その戯曲は永遠に残る。桟敷のみの客席は鮨詰めの満席である。≪状況劇場≫の正統な継承劇団として新たな観客を獲得してゆくだろう。ちなみに我が隣席には40年前に状況劇場で主演を張っていた男優でありました。
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さようなら、シュルツ先生

2024-10-18 21:27:27 | 演劇
10/18(金)曇り時々雨
終日曇天時々降雨。夏日ではないが蒸し暑い。7:30起床。散歩、朝食、清掃。昼前に家を出てバスで高円寺まで。カフェで時間調整して劇場(高円寺・座)で帯同者と落ち合う。14:00劇団MODEの公演初日のゲネプロに立ち会う。帯同者はその道では有名な舞台写真家である。アシスタントと称してもぐりこんだわけである。この劇団の公演は2000年の≪アメリカ≫以来、カフカもの≪失踪者≫≪審判≫や別役実の≪マッチ売りの少女≫を観劇している。エンターテインメントである商業演劇とは一線を画した、いかにも文学的(新劇らしい)な様式美に彩られた2時間の舞台であった。ちなみにタイトルはポーランドの小説家で画家でもあったブルーノ・シュルツの作品からの引用。ストーリーはその諸作のコラージュである。シュルツはユダヤ人で1942年にゲシュタポにより殺害されている。終演後、劇場2階のカフェで帯同者と合評会。後期高齢者にしては精力的に芝居・映画を観ており、大いに刺激を受けた。18:30帰宅。兄貴分と夜の散歩。夜はドジャースVSメッツのダイジェストなどを視聴。
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カラオケマン ミッション・インポッシブル ~牛山明、バンコクに死す~

2024-10-14 20:54:20 | 演劇
10/14(月)晴れ
三連休最終日。秋晴れ続く。7:30起床。10:00自宅を出て下北沢へ出張る。駅前で帯同者(中学の同級生)と落ち合いファミレスで早めの昼食。在学中はそれほど仲が良かったわけではないが、共通の話題が多く大いに盛り上がる。14:00本多劇場で風間杜夫のひとり芝居を観劇。場内は高齢層中心にほぼ満席。齢75、後期高齢者に突入した俳優のシリーズものだが、予想以上に面白かった。児童劇団(子役)出身、ロマンポルノの出演経験もあり、つかこうへいの芝居にかかわり、映画版≪蒲田行進曲≫でブレイク。TVドラマ≪スチュワーデス物語≫で全国区となり、以後もコンスタントに舞台中心に活躍。半世紀以上の芸能経験は伊達ではありませんな。感心したのは、幾つか披露した歌謡曲を、完全に自分のスタイルにしていたこと。曲調にあわせた声量やコントロールされた抑揚が絶妙であった。八面六臂の1時間20分。プロの舞台を堪能した。16:00帰宅。爽やかな秋風が吹く公園を兄貴分と散歩。夜はひたすら読書。
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リア王の悲劇

2024-09-20 21:33:28 | 演劇
9/20(金)晴れ
それにしてもこの残暑はこたえる。7:00起床。散歩、朝食、清掃。11:00自宅を出て横浜へ向かう。日本大通り駅近くの立ち食い蕎麦屋で昼食。13:30KAAT神奈川芸術劇場にてシェイクスピアの悲劇を観劇。タイトルロールを演じるのは我が恩人なり。狂乱と悲嘆のうちに没するリア王を熱演。王に寄り添う道化の皮肉に満ちた言葉は、現世の不条理に通じる。今回感心したのは、腹心のグロスター伯一家のエピソード。やはり400年以上の時を経ても人間の欲深さや滑稽さは普遍的で変わらない。実はこの演目には複数のバージョンあり、オリジナルと沙翁が改編したものの折衷版が最も有名らしいが、本作は本邦初上演の『フォーリオ版』だそうな。一般に悪女とされる長女・次女の言い分もしっかり描かれ、より現代的感覚に訴える内容。3時間10分という上演時間も気にならずカーテンコールの拍手をした。帯同者4人と車で帰京。実家そばの台湾料理屋で遅い夕餉。21:00帰宅。
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コスモス -山のあなたの空遠く-

2024-08-04 21:03:50 | 演劇
8/4(日)晴れ
猛暑継続。6:00起床。懸念していた筋肉痛もなく爽やかな目覚め。散歩、朝食、洗濯をして小一時間2度寝をする。11:00自宅を出て地下鉄と私鉄を乗り継いで下北沢へ向かう。さすが若者の街、通りは若い衆であふれている。駅から徒歩五分、怪しき飲食店とふたつの小劇場をもつ複合施設≪ザ・スズナリ≫でJIS企画、竹内銃一郎、作・演出の新劇を鑑賞。米子市で時計修理店営む主人公のもとに、異星人せん滅の依頼が入り・・・。いまでは70~80年代に活動していた≪斜光舎≫≪秘宝0番館≫などの劇団を知る者は相当な年配でかつ新劇通である。本作はその劇作家の引退作。主演に佐野史郎と広岡由里子など。作者が得意とするゆるい不条理劇で、時間軸は捻じれて次第に交錯していく。過去の名作映画や自作からの引用やパロディーが多く、これはオールドファンはニヤリとするだろう。重いテーマなどなく感動の押しつけもない。それでもかつての熱気やパッションがジンワリと感じられた。ラストの余韻も心地よく美しい。渋い佳作。鑑賞後に駅前の台湾料理店で帯同者ふたりと合評会。18:00帰宅。兄貴分と2度目の長い散歩に出る。夜は自室でひたすら読書。
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七夕喜劇まつり

2024-07-20 21:12:31 | 演劇
7/20(土)曇り時々晴れ夜雷雨
猛暑続く。6:30起床。既に日差しは強く日陰を選んで散歩を済ます。朝食、雑用、清掃、ネットで調べもの。2階自室は40℃を超える暑さである。15:00家を出て地下鉄を乗り継いで東銀座まで。新橋演舞場にて藤山直美座長の喜劇芝居を観劇。もう20年以上前に絶頂期の勘九郎(先代)と共演した【さらば浅草パラダイス】は思い出ある傑作でありました。直近では19年8月に吉本興行・創業者の一代記を観て以来。前作は堂々の三部構成だったが、序盤から淡々とした劇作で途中何度か寝落ちした。本公演は2部構成。市村萬次郎・中村亀鶴主演の『唐木の看板』(45分)は前座芝居の扱い。長いインターバル(40分)の間に軽食を摂って、いよいよ父親の寛美が十八番にしていた演目『はなのお六 』(90分)で直美登場。ヒロインが江戸で一旗揚げる成功譚。ストーリーは単純明快。見所は直美の座長芝居と豪華セット。随所に歌舞伎の様式美を取り入れて、人情噺に仕立てていた。まぁ招待券で鑑賞したので評価は甘くなる。それにしても客席は半分程度の入りであったのが気になった。古典的な喜劇は観客と共に衰退すると云うことか。わが演劇鑑賞歴で70年代の藤山寛美を生舞台で観ることが出来なかったのは痛恨の極みである。19:00雷鳴轟く夜道を帰宅。
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ストリッパー物語

2024-07-15 21:04:44 | 演劇
7/15(月)曇り時々雨
三連休最終日。海の日。旗日。今週中ごろには梅雨明けとの予報。ジメジメももう少しの辛抱か。ギラギラになられても困るが。6:30起床。小雨のなか兄貴分と散歩。朝食、雑用など。午後、思い立って北区・王子まで。地下鉄を乗り継いで1時間弱。駅近くの北とぴあ・つつじホールにて北区AKT STAGEの公演を観劇。先週、紀伊国屋ホールでチラシを観て興味をもった。≪熱海殺人事件≫同様につかこうへい戯曲では思い出多き演目。(別名・ヒモのはなし)北区AKT~は1994年~2011年まで活動していた北区つかこうへい劇団の後継組織である。過去には研究生として小西真奈美・小池栄子・内田有紀なども輩出している。約50年前に田中邦衛と根岸季衣のキャスティングで観て以来。タイトル通り、年増のストリッパーとそのヒモの愛憎を描いたねちっこいおはなし。キャパ400人の劇場に観客は5割の入りといったところか。木戸銭4,200円(税込)なり。演出家はつかこうへいの晩年の教え子だそうで、科白廻しや立ち居振る舞いに先人へのリスペクトが感じられた。これからもつか作品は新劇の古典として繰り返し上演され続けられることだろう。

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熱海殺人事件 スタンダード

2024-07-12 20:52:13 | 演劇
7/12(金)曇りのち雨
6:30起床。小雨のうちに散歩を済ませる。午前中に菩提寺から住職がやってきてお経をあげる。正午過ぎに家を出て新宿へ。14:00紀伊国屋ホールにて劇場開設60周年記念公演を観劇。演目は70~80年代にブームを起こした劇作家つかこうへいの代表作である。初演から半世紀を超えている古典である。生まれて初めて生の≪新劇≫を観たのが当ホール、この演目であった。1976年の秋。あの時の衝撃と興奮は昨日のことのように覚えている。機関銃のようなセリフの応酬。TVなどでは到底放映できない差別的なその内容。被虐と可虐の主客がコロコロと転倒する作劇。簡素な美術。歌謡曲の効果的な使用。これまでにない笑いとペーソス。その後、再演を繰り返し、幾つものバージョンが生まれキャストも変わったが、最後に観たのは1993年・阿部寛主演の≪モンテカルロイリュージョン≫である。阿部はゲイである主人公の警部を熱演して新境地を拓いた。本作はサブタイトル通り、オリジナルに近い上演台本をTVディレクター出身の中江功が演出を担当。役者で知った名前はなかったが、テンション(熱量)の高い舞台でありました。大満足でカーテンコールの拍手をする。唐十郎やつかこうへいは教祖である。その戯曲に熱狂して役者やスタッフを目指した演劇人は多い。それは観客も然り。帰宅途中に歯科で新調した入れ歯を装着。違和感あれどなれの問題か。18:00帰宅。夜はひたすら読書。
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七人の墓友

2024-06-29 21:18:17 | 演劇
6/29(土)曇り
終日梅雨時らしい曇天。8:00。兄弟分との散歩を済ませて朝食。自室PCでTVer(ドラマ)を見る。もうレコーダーを使わない生活も長い。昼前には自宅を出て新宿へ。地下街のカフェで新聞精読。14:00紀伊国屋ホールで贔屓劇団の第49回公演を観劇。劇団創立40周年、ホール開設60周記念公演だそうな。座付作者と幹部俳優たちも、とうに還暦を超えている。今回は長寿社会を反映した夫と同じ墓に入りたくないと云いだした母親を巡る家族と友人たちとのドタバタを描いた群像劇。笑わせてシンミリさせてホロリとさせる。ウエルメイドな人情喜劇はこの作者の真骨頂。10年ほど前に俳優座に書き下ろした戯曲の再演。コロナ禍で3年前の公演が中止となった因縁の演目である。巧妙な作劇や役者の熱演は毎度のことで、我が身と置き換えて、そのセリフの数々が胸に刺さる。大満足の2時間半。終演後、帯同者と老舗おでん屋で合評会。この元同僚は月初に大病の手術を終えてリハビリ中。19:00帰宅して涼風吹く公園を兄貴分と散歩。

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泥人魚

2024-06-06 21:50:48 | 演劇
6/6(木)晴れ時々曇り
初夏の陽気。7:30起床。散歩、朝食、少し仕事。清掃、昼食、また散歩。夕方、地下鉄で新宿へ向かう。地下のカフェで帯同者と待ち合わせ花園神社へ。贔屓劇団の定期公演を観劇。初演は2003年。劇作家・唐十郎は、奇しくもこの公演の初日の前日である5月4日に病死している。弔い公演の意味もあり紅いテントは鮨詰めの満員御礼。読売文学賞・鶴屋南北戯曲賞・紀伊国屋演劇賞などを受賞した代表作。3年ほど前にはシアターコクーンで宮沢りえ ・ 磯村勇斗・風間杜夫が演じている。唐の芝居(あらすじ)を他人に説明するのは至難である。一応、当時話題となった時事(諫早湾干拓事業)に材を取ったものだが、あとは唐戯曲の特徴である自由な発想と豊饒な科白の応酬は詩的でダイナミック。ラストはお約束の舞台壊しと新宿の夜景である。密度の濃い2時間でありました。22:00帰宅。
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かれこれ、これから

2024-06-03 19:46:37 | 演劇
6/3(月)曇り時々晴れのち雨
晴れたり曇ったり雨が降ったり止んだりとハッキリしない天気。最近は夜中に一度目が醒める。眠りが浅いのだろう。寝具でも変えれば熟睡できるか。7:30起床。散歩と朝食。雑用と清掃。11:30自宅を出て新宿へ向かう。地下街で軽食摂取。13:00シアタートップスにて20年来贔屓にしている劇団の定期公演を観劇。22年前の5月。冗談で結成した会社の新劇鑑賞同好会の第一回演目が、行き当たりばったりでとにかく下北沢へ行けば何かやっているし小劇団であれば当日券はある、と駅前の劇場で観たのがこの劇団だったわけである。同好の士ともどもその面白さにびっくりした。以降、毎年必ず観劇している。とあるシェアハウスに住む10数名の男女が織りなすドタバタ喜劇。まずは共同生活の規律や不文律。そして恋愛にまつわるあれやこれや。後半は一転予想外のギミックで各人の来し方行く末などが描かれる。これにはまんまと騙された。座付劇作家(兼演出家)特有の人間観察は相変わらず素晴らしい。更には誰もが身近に感じることのできるコメディに仕上がっていた。やはり芝居はライブに限る。核心である≪仕掛け≫も映画やテレビでは得られないだろう。感動的な暗転の後に心底カーテンコールの喝采を送った。終演後、作者・演者によるトークショーあり。充実した2時間半でありました。帰宅すると雨が降り出した。夜は自室で読書。
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新宿 末広亭 12月中席 夜の部

2023-12-13 00:12:51 | 演劇
12/12(火)雨のち曇り時々晴れ間 夜一時小雨
夜半からお湿りあり。午前中も降ったり止んだり。散歩が出来ずに朝食、清掃、ついでに仕事。午後は昼食がてらサンドイッチの弁当を二つ作る。晴れ間のうちに兄弟分と散歩。夕方、家を出て地下鉄で新宿三丁目まで。16:45同僚と合流。帯同者のキャンセルが出たとかで急な寄席見物のお誘い。2018年4月以来の末広亭は大トリが神田伯山だからだろう立ち見が出るほどの大盛況。漫談、漫才、講談、落語、コント、発泡スチロール芸など14組の演芸を楽しんだ。注目したのは女性落語家・桂 二葉、コントの青年団、三遊亭 遊雀の落語も渋かった。しかし何といっても白眉は伯山の≪赤穂義士銘々伝≫からの「赤垣源蔵徳利の別れ」だろう。300以上あると云われる忠臣蔵関連の逸話の中でも人気の演目である。映画では長谷川一夫と勝新太郎が兄弟を演じておりました。生の講談で聴くのは初めてであったが、その迫力に鳥肌が立ち、体が熱くなるのを感じた。名人芸でありますな。終演20:30。駅地下のカフェで合評会を1時間。22:00帰宅。
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糸女郎

2023-10-29 23:58:01 | 演劇
10/29(日)雨のち曇り時々晴れ
一日で四季巡るような天候。7:30雨音で起床。兄弟分と散歩できず近所のファミレスで朝刊精読と朝食。午前中は雑用。午後、散歩、読書、清掃など。夕方、池袋へ向かう。駅前カフェで時間調整して帯同者と合流。雑司ヶ谷・鬼子母神境内で贔屓劇団の定期公演を観劇。初演は2002年。唐十郎の芝居(あらすじ)を他人に説明するのは至難である。見て、感じて下さいとしか云いようがない。その充実のロマン節を堪能する。信州女工哀史から人材派遣会社が催す女性オークション。 登場人物たちは夢と現実の狭間を行き来する。その詩的な科白廻し。芳醇な語彙。下世話な比喩がドラマチックに昇華する。美女の口から張られる幻想の輝線がラスト。終演後、帯同者と近くの居酒屋で合評会&懇親。23:00お開き。23:30帰宅。長い一日でありました。

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ウェルカム・トゥ・ホープ

2023-06-30 23:56:24 | 演劇
6/30(金)曇り時々雨
水無月晦日は梅雨時らしい一日。年度初めてエアコンを入れた。5:30起床。出勤日。兄弟分との散歩を済ませて朝食。奉公先へは7:15到着。備品調達や簡便な報告書を作成する。昼にルーローハン。15:50定刻退社。新宿三丁目のカフェで時間つぶし。18:30紀伊国屋ホールで贔屓劇団の第48回公演を観劇。来年は創立40周年だそうな。座付作者と幹部俳優たちも、とうに還暦を超えている。今回は浅草あたりのオンボロアパートに蝟集するワケアリな人々の群像劇。クスリとさせてシンミリさせてホロリとさせる。ウエルメイドな人情喜劇。巧妙な作劇や役者の熱演は毎度のことであるが、今回はジャズピアニストの佐山こうたの生演奏が良かった。大満足の90分。終演後、帯同者と西新宿の居酒屋で合評会。23:00帰宅して雨あがりの夜道を兄弟分と散歩。
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透明人間

2023-06-03 01:09:22 | 演劇
6/2(金)雨
全国的に雨。各地で線状降水帯が発生して道路冠水や土砂崩れあり。出勤日であるから定刻6:00起床。奉公先で無味乾燥な単純作業を淡々と。14:30早退。今月開催する飲み会の会場を下見。思った以上に薄汚かったが値段とロケーションを考えると贅沢も云えない。ファミレスで食事がてら時間をつぶす。18:30花園神社境内で公演中の贔屓劇団の定期公演を観劇。初演は状況劇場による1990年。7度目の再演だそうな。土砂降りのなか桟敷席はほぼ満席。中高年過半であるが若年層も多い。隣には親同伴とはいえ小学生くらいの少女がいた。唐十郎の芝居のあらすじを説明するのは至難である。ある夏の日、保健所員の男は犬が子どもに咬みついた騒動を調査して古びた居酒屋の押入れにたどり着く。そこには幻の犬を飼う老調教師が住み込んでいた。そこに謎のおんなふたりが絡み・・・。マシンガンのような科白廻しや、見得やナンセンスな応酬。そして最後はお約束の屋台崩し。外も中もびしょ濡れである。詩的で過激な唐戯曲。そしてそれを具現化する特権的な肉体を持った役者たち。22:00終演。3丁目の居酒屋で帯同者と懇親。23:30帰宅。
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