Il film del sogno

現実逃避の夢日記

櫻の園

2025-02-10 20:37:06 | 映画
2/10(月)晴れ
週明けの非番。8:00起床。ゴミ出し、散歩、朝食、清掃、雑用など。昼食に鯛汁と鯛めし。午後、兄貴分との散歩を済ませてシネコンに行こうと思うもタイムスケジュールが合わず断念。公開2週目で上映一日1回というのは問題である。夕方、駅前歯科で定期健診。部分入れ歯の調整をしてもらう。診療代1,400円也。帰路、スーパーで果実数種を購入。夜はアマゾンプライムで1990年公開の邦画を視聴。公開時以来だから30数年ぶりの再鑑賞。原作は多くの映像化作品がある吉田秋生。監督はピンク出身だが多彩な作風を放つ中原俊。主演はデビューや売り出し中だった中島ひろ子、つみきみほ、白島靖代、宮澤美保 など。女子学園モノもいちジャンルとして確立されているが、本作は特筆すべき秀作である。主要女優陣の鮮度は抜群。バックステージものとして女学生の生態描写が素晴らしい。乙女の気持ちはガラス細工のように輝き、そして繊細である。

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ファーストキス 1ST KISS

2025-02-08 21:33:29 | 映画
2/8(土)晴れ
快晴なれど北風強し。8:00起床。散歩のあとセカンド・キッチンでゆっくり朝食。雑用を済ませて愛車に乗って近所のシネコンへ。12:05上映開始の邦画を鑑賞。場内2割程度の入り。中高年の御婦人多く主演男優目当てか。キャッチは人気脚本家・坂元裕二のオリジナルストーリー。意表を突いた主演ふたり(松たか子・松村北斗)のキャスティング。実年齢15歳を逆手に取ったタイムトラベルモノである。骨格は≪花束みたいな恋をした≫のような男女の関係を描き、誰もが共感できる内容である。気の利いたセリフや小道具、細かな繰り返しや伏線回収は名人芸の域に達している。監督はこちらも売れっ子の塚原あゆ子。キレイな絵造りや丁寧なプロダクションデザインは、スタッフワークが秀逸なことの証左である。大満足で劇場をあとにする。帰宅して兄貴分と2度目の散歩。夜は冷凍庫にあったタイで鯛めしを炊く。具沢山のみそ汁と併せて豪華な夕餉。
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10万円の部分入れ歯

2025-02-04 20:59:57 | 映画
2/4(火)晴れのち曇り
出勤日。7:00起床。施設利用は少ないが行けば雑用はある。延滞の督促をしたりして11:45駒込の兄弟館に出張る。施設撮影を行う旧知のカメラマンをアテンドする。昨日は、ふたりにとって共通の友人が大手新聞の演劇賞を受賞すると云う快挙あり。話題はもっぱら老役者の過去作などの思い出話。継続は力でありますな。午後は大塚のホールで同様の撮影。楽屋やロビー、外観など、アングルは勿論、時間をずらしても何度もシャッターを押して、これはプロの仕事振りである。17:15定刻退社して駅前のパーラーでお疲れ会。19:00駅前歯科で部分入れ歯の装着。不具合なしのベストフィット。さすが保険外の特注品。お会計102,000円也。サービスで洗浄剤とケースを戴く。あとは左上の治療であるが、被せるか入れ歯にするかは、今後の協議。憂鬱な選択を迫られそうである。
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バック・イン・アクション

2025-02-01 21:32:19 | 映画
2/1(土)曇り時々晴れ
如月朔日は土曜なれど出勤。7:00起床。奉公先ではホールで講談の演目あり。施設も8割の入りと忙しい。更には月初の問い合わせも多くバタバタと時は過ぎる。昼食に仕出しのから揚げ弁当。700円也。定刻退社して兄貴分と夕方の散歩。夜はネットフリックスにてキャメロン・ディアス10年振りの復帰作を視聴。日記を紐解くと2015年1月に≪ANNIE/アニー≫を観て以来だが、その時も久し振りだったとの感想あり。彼女の最良作はコメディでもアクションでもなくアビゲイル・ブレスリンと共演したシリアス・ドラマ≪私の中のあなた≫だと思ふ。本作は王道(類似多い)のスパイ・アクション・コメディだが、ネットフリックス製作だけあって、イケイケの物量と豪華共演陣(ジェイミー・フォックスが旦那でグレン・クローズが母親)で、過不足ない出来映え。但し大味である。それにしてもディアスは五十路を過ぎてもスマートで麗しい。贔屓筋は観て損のない作品かな。

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ある脅迫

2025-01-31 21:08:23 | 映画
1/31(金)晴れ
週末であり月末である非番の金曜日。8:00起床。散歩のあとチャリで隣駅のパーラーで優雅に朝食。有名なベーカリーが運営しているお洒落なお店で、とにかくパンが美味かった。土産にふたつほどパンを買って、お会計2,588円也。帰宅して掃除・洗濯。午後は研修リポートを仕上げる。夕方、スーパーで果実をまとめて購入。それにしてもみかん1個100円、リンゴ1個200円とは物価上昇を感じる。夜はアマゾンプライムで1960年製作の邦画を視聴。監督は後に大作を連打する蔵原惟繕。65分と云うテレビドラマほどの尺である。エリート銀行員(金子信雄)と幼馴染だが平社員(西村晃)のクライムもの。終盤の形勢逆転がホラー的なオチがある。草薙幸二郎などは、この手の役を演じさせると上手いですな。隠れたる短編佳作と云ったところか。
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愛に乱暴

2025-01-29 20:18:06 | 映画
1/29(水)
曇り時々晴れ
出勤日。定刻(6:30)起床、朝食、散歩を終えて奉公先へ。業務は忙しくもヒマでもなし。近所の中学校へ展示品を返却。昨今、都内の公立学校は1クラスか2クラスなのだな。むかしはひとクラス45人で7~8組まであったものだが。昼に喫煙可の中華料理店でセットメニュー。午後は窓口に来た老婆に予約のお手伝い。定刻(17:15)退社。帰宅して兄貴分と2度目の散歩。夜はアマゾンプライムで昨年公開時に見逃していた邦画を視聴。吉田修一の原作小説は既読。一言で云うと旦那の不倫と義母との関係に悩む主婦のお話。主要登場人物は、浮気をされている妻、夫、義母、愛人の4名。小説は語り口に細工が施された技巧的な作品であった。映画は監督(脚本)に森ガキ侑大。キャストは、江口のりこ、小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみか、と云う布陣。正直、小説の良さがまったく活かされておらず、大いに落胆。原作不知で観ても感心しなかったろう。まぁ江口のりこが余り好みでない事もありますが・・。但しウダウダした小泉孝太郎には好感持てました。(笑) 以上

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マルホランド・ドライブ

2025-01-28 20:01:42 | 映画
1/28(火)曇り時々晴れ
定刻(8:00)起床、散歩、朝食、清掃、雑用を少々。そうこうしていると昼どきである。午後はアマゾンプライムで、デイヴィッド・リンチ追悼の意味で、その代表作を視聴。日記を検索すると2017/10/3に以下の記載あり。・・・前略・・・定刻退社して新宿で途中下車。角川シネマにて上映中の≪デヴィッド・リンチ特集≫の一本。カルトな人気を誇る監督らしく場内若年層中心に3~4割と微妙な入り。公開時に3回ほど続けて観たっきり15年振りの再鑑賞。デジタル・リマスターで画質も上々。虚飾の都・聖林を舞台にした夢とも現実ともつかぬ迷宮譚。思わせぶりな登場人物・小道具・カット割りとセリフ。解釈を求めたいのならネットで幾らでも講釈は出てくるが、何度観ても心がざわつき釈然としない。サスペンチックな不条理劇にして絢爛豪華な絵巻物。交錯するアイデンティティとエロス。2時間半、全く飽くことなく映像に酔い、更には頭の芯が痺れた。個人的な好みではあるが本作がリンチの最高傑作だと思ふ。・・・感想はまったく変わらず。享年78。合掌。

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雪の花 ―ともに在りて―

2025-01-26 20:18:56 | 映画
1/26(日)晴れ
快晴なれど北風強し。8:00起床。散歩のあとセカンド・キッチンでゆっくりたっぷりの朝食。愛車に乗って近所のシネコンまで。10:50上映開始の邦画を鑑賞。場内3割程度の入り。吉村昭の原作小説は既読。幕末の福井、天然痘から人々を守るために種痘の輸入と普及に尽力した町医者の物語。新たな手法は誤解や妬みの対象となり、それは現代のワクチン忌避の構図と変わらない。文部省推薦、教科書的な艱難辛苦の感動話。それでも黒沢門下、小泉堯史の演出は端正で正攻法。丁寧なプロダクションデザインとスタッフワークで好感持てます。こころに響きました。午後は兄貴分と2度目の散歩。夜は旧同僚(同じ歳)の急死をラインで知る。吞み会の帰りに吐血したとのこと。人間いつ死ぬかわからん。合掌。
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2025-01-25 21:25:02 | 映画
1/25(土)晴れ
前日は夜更かしして2:00近くに就寝。今朝は8:00起床。散歩、朝食後に地下鉄で新宿三丁目まで。カフェで時間調整して新宿テアトルで先週末から公開の邦画を鑑賞。11:40上映回は中高年層中心にほぼ満席。筒井康隆の原作小説は文庫化された2000年に読了。精緻で幻惑的な≪老人小説≫として大いに感銘を受けた。これを脚色・映像化した吉田八大の過去作は、いづれも多ジャンルにわたる挑戦的な佳作群である。モノクロ画面と老仏文学者の淡々とした日常描写がベストマッチ。自己の潜在意識が再構築(?)される夢の描写には、性欲・恐怖などの深層心理が凝縮されており、その脚色が出色である。三度の食事をはじめ自らを厳しく律する老人の生活が、夾雑物(酒場の女学生や編集者など)の闖入により徐々に狂い始める。後半は妄想がホラーへと変わってゆく。意味深長なラストも不気味でありました。これと云った代表作の無かった主演・長塚京三は最晩年で化けましたな。脇の三女優・瀧内公美、河合優実、黒沢あすかも適役。文句なし。年度ベストの1本である。
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アドヴィタム

2025-01-23 09:59:11 | 映画
1/22(水)晴れ
インフルに罹った同僚に代わって日勤。9:00奉公先到着。わが財団では今年度中に施設利用(紙媒体の小冊子)やHPの写真を刷新する計画があるそうな。知り合いに安く請け負ってくれる写真家いない?と、広報担当に云われて旧友を紹介する。名のあるプロに頼むと1日10万円が相場だそうな。近日中に打ち合わせを予定。午後も登録やら予約取り消しやら。定刻30分遅れで退所。帰宅して兄貴分と夜の公園を散歩。ネットフリックスでフランス製アクション映画を視聴。尺が100分以下とコンパクトなのが好ましい。細かい経緯を端折りすぎたので真相がわかりづらい造りになっている。過去の回想が現在の拉致事件より長いく構成も成功しているとは思えない。デ・ニーロ似の主人公と強く美しいカミさん(妊婦)のラブラブシーンには☆献上。GIGN(国家憲兵 治安介入部隊)という存在を初めて知った。お勉強になります。
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サンセット・サンライズ

2025-01-21 21:23:36 | 映画
1/21(火)晴れ
非番。8:00起床。散歩、朝食、ゴミネットの巻取り当番。11:30駅前歯科で診察。部分入れ歯の型取り。昼食にスーパーの特盛弁当と自家製豚汁。午後も散歩でスタート。夕方、雑用を済ませて愛車で近所のシネコンまで。17:25上映開始の邦画は観客我ひとりという贅沢なホームシアター。楡周平による同名小説あるようだが未読。監督はテレビマンユニオン出身(是枝裕和と同期だそうな)の岸善幸。≪あゝ、荒野≫や≪正欲≫には感心。脚本はもはや大家の宮藤官九郎。主演の菅田将暉と井上真央と云うカップリングは意表と突いて新鮮でありました。釣り好きな勤め人がコロナ禍のテレワークを機に三陸の漁師町に移住。役場勤務のワケアリ大家(美人)と出会って、というお話。過疎地の空き家対策(地方活性化)、ヒロインの暗い過去(震災)などを織り込んで、笑って泣かせる。これはクドカンの緩急あるシナリオを褒めるべきだろう。脇では中村雅俊と竹原ピストルが儲け役。料理も美味そうでしたな。たったひとりだから大いに笑いこころおきなく泣きました。
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秒速5センチメートル

2025-01-19 21:23:22 | 映画
1/19(日)曇り
日曜だが日勤。7:00起床。兄貴分との散歩は同居人に任せて奉公先へ。日中は掲示板にチラシを張ったり、ロビーの展示物を外したり、使用料金を受け取ったり、と雑用に勤しむ。昼食に担々麺。山椒と唐辛子は後にくる。夕方、広報誌の担当を依頼される。あらまぁ期待されているのかしらん。定刻帰宅して相棒をトリマーに連れてゆく。夜はアマゾンプライムで2007年製作の新海誠の旧作(出世作)を再視聴。以下は公開時に鑑賞した日の日記の抜粋。・・・・渋谷のパルコパートⅢ前のシネマライズで期待のアニメーターの新作を鑑賞。19:35上映開始回の観客は若年層中心に20名弱とガラガラ。フルCGのアニメである。たった一人、7ヶ月で『ほしのこえ』を作成した新進の映像作家は、5年の歳月を経て機器・ソフト以上に進化している。情感溢れる画面、風景。丹念な日常描写。幼く淡い恋心が距離と成長で変質する様をリリカルに描いていた。人を恋する心はいつもせつない。・・・・実写映画が2025年秋に公開予定らしい。キャスティングが気になりますなぁ。楽しみ楽しみ。

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私にふさわしいホテル

2025-01-12 20:45:37 | 映画
1/12(日)曇り
三連休中日の非番。寝坊して8:30起床。兄貴分と散歩。愛車に乗って近所のファミレスでブランチ。隣接するシネコンで11:10上映開始の邦画を鑑賞。柚木麻子による同名の原作小説あるようだが未読。同作者の映像化は≪伊藤くん A to E≫(映画)≪ナイルパーチの女子会 ≫(BSドラマ)を見ており前者は落胆、後者は感心、と一勝一敗。さて本作、監督は堤幸彦 、主演にのん、共演に田中圭・滝藤賢一。このあたりのスタッフ・キャストには期待したのだが、出来栄えは微妙な仕上がり。メインストーリーは文壇内幕モノ。職人・堤演出が少しぬるい。ドタバタ喜劇は本領ではないのではないか。見所は昭和の著名な作家たちに愛された老舗ホテルの内装とのんちゃんの七変化か。

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サザエさんの青春

2025-01-07 21:33:34 | 映画
1/7(火)曇り一時晴れ時々小雨
昨日の雨は40日振りだったそうな。本日も曇天で晴れ間が見えたと思ったら小雨もぱらつき不思議な天候。8:00起床。散歩、朝食、郵便局で健保組合の喪失申請を配達記録で送る。320円なり。ついでに信用金庫で投資・運用の相談。スーパーで食材購入して昼食は鍋焼きうどん。夕方、駅前歯科で歯の治療。破損した部分入れ歯の補修と悪化した奥歯の金属を外す。これからしばらく通院が続くとなると憂鬱である。帰路、ワークマンで作業着購入。4,980円なり。夜はネットで1957年公開の邦画を視聴。東宝製作。シリーズ第3作目にして初のカラー作品。主演は江利チエミ。マスオ・小泉博、波平・藤原釜足、フネ・清川虹子、あたりは無難な配役。ビックリなのはワカメに松島トモ子、ノリスケ君に仲代達矢にはのけぞった。お話は他愛のないホームドラマの王道。TBSのドラマは映画版のあとである。これはうっすら記憶がある。その後、星野知子、浅野温子、観月ありさ、天海祐希と続く。いつの時代に誰のサザエを見たかで年齢が判る。国民的キャラクターでありましょう。
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仇討

2025-01-07 13:25:12 | 映画
1/6(月)曇りのち雨
まとまった雨が降るのはいつ以来か?早朝から降ったり止んだり、夜には本格的な降りとなる。8:00起床。濡れた路面を兄貴分と散歩。午後からの遅番出勤。施設は空いているが雑用は幾らでもある。21:45定刻退所。帰宅して深夜までネットで古い邦画を視聴。恥ずかしながら初見。1964年、東映製作。監督・今井正、脚本・橋本忍、主演は中村(萬屋)錦之助。タイトル通り時代劇である。播州の小藩、無役の武士が起こした騒動。封建的武士道・家禄の重圧のなかで見せしめに仇討ちをされ死んでいく侍。彼の精神的な葛藤や周囲の人々との交流を描いた力作だろう。ラストのダイナミックな大立ち回りは、錦之助の力演で迫力十分。橋本脚本には『切腹』と云う大傑作もあるが、やはり50~60年代の諸作は佳作ぞろいである。自伝的教則本≪複眼の映像≫にも大いに感心した記憶あり。フィルモグラフィを眺めるとまだ未見の作品が散見される。いつか完全制覇したい。
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