眉山

5/30(水)曇り後時々雨
傘を持って出勤。早朝から突然の来客。金の無心やら眉唾ものの商談引合。剣呑である。昼前に海路でビッグサイトへ展示会見学。最先端の半導体周辺装置は日進月歩なり。臨海線経由、地下鉄新木場からふじみ野へ行く。駅前のコーヒーショップで慌しく遅い昼食。１４：００バスに揺られて取引先の新工場お披露目パーティに出席。贈った花が貧弱でやや恥ずかしい。お祝い花は胡蝶蘭に限る。ケータリングの和洋中食を摘んで２時間の辛抱。
帰路、東武練馬で途中下車して犬堂一心監督の新作を鑑賞。やや盛りを過ぎた松嶋菜々子と１０年ぶりの映画出演の宮本信子。お話は良くある母娘・難病もの。しかし徳島のロケーション良し。実際の阿波踊りをクライマックスにかぶせ、これは効果あり。役者の力演と適度にひいた演出でジンワリ来ました。ジョゼ虎の犬堂監督はなかなかの巧手である。帰宅２２：００、仕事の宿題を深夜までかかって仕上げる。

顔ちぇき！

5/29（火）晴れ
晴天続く。早朝、茅場町へ。旧知の取引先から商売を頂く。商談５分。趣味のダイビングの話しを１時間。その後、渋谷経由で二子玉川へ行く。駅前の高島屋で時間をつぶし、午後、怪しき不動産・建設業者と会談。久々に津軽弁を聞く。さすが海千山千のセンミツ屋、迫力が違う。渋谷に戻りこれも怪しきコンサルタント業者と面談、業界四方山話を聞く。飲食店舗の栄枯盛衰。夕刻から浜松町のインド料理屋にて懇親会。お一人様1000円会費で本場カレーなど堪能。全員の【顔ちぇき！】を行ってそこそこ盛り上がる。

物情騒然

5/28(月)晴れ
いつも通りの週明け、いつも通りのミーティング、昼に鰻を食す。午後、銀座で来客あり、ついで勤労関係の重要事項説明会。夜、若人と明日の宴席の下見に行く。映画と漫画と小説の話しを２時間。現職大臣が自殺したり、カンヌで日本人女流監督がグランプリ受賞したり、J-POPの女性ボーカリストが事故死するなど世相は騒がしい。

主人公は僕だった

5/27（日）晴れ
快晴なり。暑い。昼まで掃除。午後、池袋へ。HUMAXにてハリウッドのコメディーを鑑賞。平凡な税吏である主人公は、実はとある有名作家の小説の主人公であった・・・。その設定は奇抜で展開も面白い。幾つか突っ込みたいところもあるが、役者の力演と上手い演出でラストまで退屈せずに観終わった。ハートウォームな恋愛物でもある。鑑賞後の気分は爽快。本屋によって立ち読み。古本を何冊か購入。茶店で一休み。

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習／しゃべれどもしゃべれども

5/26（土）晴れ
明け方まで録画をしておいたTVドラマを見る。
３時間ほど仮眠。
目覚めは悪くない。いつも通りの朝食後、散歩に出る。
豊島園でこれもいつも通り映画の梯子。
ユダヤ系英国人コメディアン主演のロードムービーは凄まじい毒気に満ちた快作である。カザフスタン政府、米国各種団体からクレーム必至、というよりこれは確信犯的なおバカ映画である。その下劣さとキャラクターの濃さにやや辟易するも、まぁ笑った。
ベストセラー小説を映像化した邦画は、職人監督と絶妙なキャスティングでまずまずの佳作。落語はいいなぁ。
買い物ついでに帰宅し、夕餉の仕込をする。ジャガイモとナスの重ね焼き。明太子のパスタ。ガーリックトーストとニンジンのサラダ。要するに冷蔵庫の残飯整理である。我ながらその手際よし。道を間違えたかと思われるほどの上出来。小さな達成感と満足をかみ締める。

女の品格は猥談で決まる？

5/25（金）雨のち曇り
久々のお湿りあり。傘を差して出勤。
早朝会議、雑務をこなして午後も会議。
夕刻、銀座コリドー街の飲食店で秘密結社のような懇親会あり。
いい歳したおじさんおばさんが“顔ちぇき！”で大いに盛り上がる。
４時間近くクダをまく。
しかし、おんな三十路・四十路の猥談は凄い。例えば男性器。『魔羅』なんて知ってる奴はきょうび少ない。
ヘロヘロになって終電で帰宅。

コルト・ガバメント

5/24（木）晴れ
６時起床。地下のバイキング会場で朝食。
８時　梅田名物の高層ビルの２８階でプレゼンテーション。昼まで会議。
夕刻、帰京。車中爆睡。
有楽町のニッポン放送本社地下のホールにて贔屓劇団の新作観劇。
男優４人が演じるのは幼馴染とのナウ＆ゼン。ひと皆成長し、日常に潜む悪意を飼いならしている。大人になると言うことは折り合いをつけるということに他ならない。
観劇後、駅前の居酒屋で合評会。
深夜帰宅。

浪速なくとも・・・

5/22(水)晴れ
昼前に大阪へ。まず展示会見学。
さらっと見回り、梅田へ戻る。
夕刻、旧友に再会。ホテル近所の焼き鳥屋で懇親。
店を出て、イカ焼き、タコせんべいとB級グルメを楽しむ。
地下鉄で御堂筋へゆく。
近隣をぶらつき、特別ミッション敢行。
湿った小部屋で手相を見てもらう。相手の細き四肢が怪しく濡れている。
聞けば干支が同じで二廻りほどの年齢差があるそうな。人生悲観することなかれ。
汝ゆけるところまで信じる道を進め。
日付が変わる前にホテル着。
午前３時就寝。

パッチギ！Love＆Peace

5/22(火)晴れ
会議打ち合わせ多し。
夕刻より、新人を囲んだ懇親会。
社員食堂でチマチマとやるところが経済的といえば聞こえはいいが、せこいと言えばせこい。９時前におひらき。
有楽町シネカノンで話題の邦画の続編をレイトショウ鑑賞。
観客１０名弱。ガランガラン。
これはパート１とは別物だな。
世評ほど前作を面白く思わなかったわたくしであるが、本作はそこそこ楽しめた。
Net上での賛否もさもありなん。
民族的、政治的なテーマを内包した内容であるから、これは物議をかもすこと必定である。
小道具に到るまで時代考証にこだわり、前作を上回るスケールの力作であろう。
幾つか納得のいかない科白や設定はあるが、製作者の熱い想いは伝わってきた。

Cafe La Boheme

5/21(月)晴れ
眠い週明け。
午前は長い定例のミーティング。
お客様がいるので少しクスグリを多くする。
昼前に銀座に出張る。緊張の御前会議。
結果オーライ。数寄屋橋で安堵の遅い昼食。
午後も会議。
場所を変え話題を変えても会議。
夜、再度銀座へ戻り、イタリアンの夕食。
男女２：２で懇親。若い道産子娘が提供する話題が新鮮である。
桐野夏生の新作購入。車中で黙読。

初恋の雪／リーピング

5/20(日)晴れ
朝から快晴。朝食後、散歩へ出る。そのまま東武練馬で映画の梯子。
①宮崎あおいとイ・ジュンギ共演の日韓合作『初恋の雪』のシナリオが酷い。このキャスティングは確かにソソるが、見所は実際も主演ふたりのみ。もったいない。安っぽい恋愛・観光映画で終わっていた。
②ハリウッドお得意の聖書（神VSサタン）を下敷きにした『リーピング』は豪華絢爛なるB級ホラー。回想や幻想のカットバックは有効的でSFXも一級品。しかし・・・。２度もオスカーを獲っているヒラリー・スワンクにはもっと作品を選んで欲しいもんです。ラストにヒネリあり続篇確定か？

サティでお買い物。夕食はペスカトーレにする。

シロアリ駆除

5/19（土）曇り時々雨
早朝起床。
建築より１０年経過した陋宅に住宅メーカーから定期点検あり。シロアリ駆除の作業を頼んだ。畳をあげて床下にもぐりこみ３時間ほど薬品塗布していた模様。最近は劇薬が使えず、これからは５年毎のメンテナンスが必要とのこと。金がかかる。憮然。
同時に行うはずであったベランダの防水工事は曇天のため、大事をとって順延。
ひとり掃除に勤しむ。

午後、来客あり。親族である。初夏を思わせるフルーツがのったチーズケーキを頂く。
大学教授の亭主と図書館司書の奥方。子供なし。TVでレッズVSグランパス観戦。

夕刻、ギターの弦を張り替える。
わが愛器Ovation　Elite。ガラスが弾ける様な透明な音色が狭い書斎を満たす。

ボンボン

5/18(金)晴れ
午前、圧力団体の如き多人数で兄弟企業を訪問。２時間意見交換。
昼以降は毎度の展開。
捺印をして来客あり書類を精査する。
夜、有楽町シネカノンでアルゼンチン製作のロードムービーを観た。
失業した冴えないオッサンが、ドゴ・アルヘンティーノという血統書付の名犬をひょんなことから押し付けられて・・・。
アルゼンチン（バタゴニア）の広漠たる大地と青い空がいいですな。
監督はカルロス・ソリン。
主演男優はじめほとんどが素人役者だそうな。ひとみな人生という舞台で演技をしている。おとっつぁんの貧しいが温かい笑顔ととぼけた愛犬の珍道中。
金なんか無くったって、かの地では緩やかに時は流れ、生きていれば好いことも悪いこともある。
シミジミ致しました。

机のなかみ

5/18（木）曇り時々雨
連日の午前様でフラフラである。
今週に入ってからの睡眠時間は３時間。
早朝の事故で列車は遅れ混雑。
午前、教祖との会議あり。ロジスティックにおけるところのワンストップ・ソリューションとは何ぞや。
午後は羽田へ向かう。
商談相手の福耳をぼんやり眺める。
遅い昼食にオーガニック・パンを食す。
帰路、新宿で寄り道。
テアトル新宿で無名監督・スター不在の邦画を見た。
男女二人の視点で構築した恋愛ナンセンスコメディである。
仏映画『愛している、愛していない』と同様な構成であるが、緩やかで少しエロティックな佳作である。
これはシナリオの勝利であろう。

危険な寄り道

5/17（水）晴れ
朝から慌しい。午前来客あり。
昼食は少々トウのたった夫人と高級鮨店にてランチを頂く。
柄にもなく将来の展望を聞く。
わが身の不確かさを棚に上げ笑止千万である。
午後、パワーポイントをイタズラする。
夕刻からよろず相談。連絡事項。
困ったちゃんのお付き合いで残業。
ストレス充満を感じる。
２３：００　出来心で池袋下車。
コンビニのＡＴＭにて現金払い出し。
怪しき店舗に足を踏み入れ、人心の暗黒を覗き見る。散財してご苦労なことである。
艶冶な巫女のお告げを傾聴する。人に歴史あり。長崎出身、年齢不詳。すらりと伸びた足が美しい。多弁饒舌にして少し鬱陶しい。志あり。豊富な実体験と辟易する金銭哲学が逞しい。小一時間歓談するも得るものなく残るは自己嫌悪ばかりなり。
終電の地下鉄で悄然と帰路に就く。