エイトレンジャー

7/30(月)晴れ
毎度の週明け。午前中から田町の兄弟会社へ出張って提案営業。学生街の居酒屋でランチを取って午後も営業。再生可能エネルギー関連の眉唾ものの案件の引合を受ける。早目に手仕舞って渋谷へ移動。ＴＯＨＯシネマで三十路を越えた姪っ子と関ジャニ主演の脱力系ヒーロー映画を鑑賞。監督は職人の堤幸彦。場内弱年の女子グループ中心に結構な混みようである。正直、これのどこが面白いのか皆目わからない。映画にする必要なし。ＴＶのバラエティ番組のコントのような出来栄えである。鑑賞後、ヒカリエの高級回転寿司店で食事を取る。亡き姉の面影を残す娘と談笑して不思議な感覚に囚われる。21時を廻ってお開き。地下鉄に乗って早目の帰宅。

俄愛国心（五輪編）

7/29（日）晴れ
気がつけばオリンピックが始まっていたのですな。朝から断続的に柔道を見る。午前中はインドアで白球を打ち、午後はジムで2キロの遠泳。合間に愛犬をトリマーに預けて高校球児ほどの短髪にしてもらう。家に帰るともういけない。猛暑に怖気づいてエアコンの効いた部屋から出られなくなる。しかし応援する方は居間のソファーに寝転がって好き勝手云っていればよいが、やってる本人たちは大変なプレッシャーだろう。特にお家芸となれば。勝負は時の運ということもある。結果はどうあれ、われらが同胞の健闘を讃えん。

ダークナイト ライジング

7/28(土)晴れ
8時起床。近所のスーパーで餃子の食材を買い求め、朝からトントン俎板で野菜を刻む。10時お迎えの車が来る。運転手は三十路に近いにも拘らず10代でも通用する幼い容姿の青年である。試食を済ませて大宮へ向う。かつての同僚の済む高級マンションでホームパーティありと聞き及び押しかけに行く。知った顔あり、初対面あり。職業年齢色々。持参した大ぶりの桜鯛で鯛飯を炊き、餃子を包んで焼き提供。やんやの喝采である。間断なく続く会話と出るわ出るわの豪華メニュー。ネスプレッソマシンで抽出したコーヒーとスィーツ。ちょいと1時間のつもりが6時間ほど滞留し満ちた腹をさすって帰宅。深夜に近所のシネコンでクリストファー・ノーランのアメコミ大作3部作の最終章を鑑賞。ユナイテッド自慢のＩＭＡＸシアターは場内若年層中心にほぼ満席。これは大画面・大音響でこそ、そのスケールが活きる大作でありましょう。幼少のＴＶシリーズに始まって色々な媒体作品を観たが、本シリーズの肝は敵役の不気味さにある。能天気なヒーローモノを文学的・哲学的に昇華させた監督の手腕はやはり非凡である。熱帯夜の夜道をのんびり帰宅。

石岡カントリークラブ／メリダとおそろしの森

7/27(金)晴れ
2時間ほど仮眠して4時半起床。5時自宅出発。首都高・常磐道経由して6時半クラブ到着。初対面の四名と対抗戦の形式をとってラウンド開始。３ホール廻れば技量は解る。前回ラウンドからの教訓を生かしてそこそこの出足。午後も大きな乱れなく最終ホール（パー５）をベストショットの連発でバーディーで締めくくる。帰路、ＳＡで３０分ほど仮眠して鋭気を養い、近所のシネコンでピクサー・ディズニーアニメを鑑賞。３Ｄ字幕版。平日夜の部とはいえ観客２０名前後と閑散。絵柄や予告の内容で敬遠されたか。王道のメルヘンかと思ったら、意外や母娘の葛藤が中心で相変わらずキャラやストーリーは良く出来ている。おまけの短編２編も手抜きなく呵々大笑。帰宅して愛犬と遊ぶ。長い一日でありました。

北関東のフラッペ

7/26(木)晴れ
昨日に続き猛暑。今年の夏はメリハリが効いてます。午前中に出張って打ち合わせ。昼食にサバの一夜干し、辛子明太子食べ放題で御飯が進む。思うところあって昨日から禁煙。午後は北関東で定例会。30分に一本の列車を待って駅近くのケーキ屋で氷菓子を啜る。夕刻上野に到着。御徒町・秋葉原と懸案の商品を物色して幾つかの店舗を巡るも帯に短し襷に長し。何も買わずにカフェで一服。ＪＲと地下鉄を乗り継いで早目に帰宅。冷水のシャワーを浴びて初物のスイカを齧る。嗚呼極楽。

斯く斯く歯科時価

7/25(水)晴れ時々曇り
単調な仕事が続く。つまり報告の為の営業動線と発想。午後に港区のインテリジェントビルで商談が三つ。時間が押して予約していた歯医者へ30分遅れで到着。とれた奥歯の詰め物を交換する。その手際の良さに感心する。さすが評判の名医なり。いま歯科医は過当競争の時代に入っているいるそうな。良きホームドクターが近所に開業して僥倖。久し振りに早目に帰宅して寛ぐ。

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

7/24(火)曇り時々晴れ
連休明けの通勤はいつも辛い。さしたる変化もなく来客3組の対応に追われる。定刻より30分遅れて退社し新宿で途中下車。ピカデリーで都内単館興行のフルＣＧアニメを鑑賞。原作のロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』は10代に読んだ記憶あり、ポール・バーホーベンの実写版からも10年は経つか。シューティングゲームさながらのバトルシーンの連続を大音響で見せられて頭の芯が痺れてきた。少し説明不足の感はあれど、まぁ許せる範囲か。主要スタッフは日本人。エイリアンなどの古典作品に対するオマージュもありマニア向けの怪作でありましょう。観客20名前後と閑散。外国語が乱れ飛ぶ歌舞伎町界隈を散策して帰路に就く。

依頼人／BRAVE HEARTS 海猿

7/23（月）晴れ
若い頃は冠婚葬祭や病気でもない限り休まない（または休めない）という仕事人間でありましたが、環境と心境の変化でいつでも休める状況にはなった。だがしかし、そうそう休めるモノでもない。身に着いた貧乏性かいな。夜中の3時まで居間のソファーでうたた寝、場所を書斎の安楽椅子に移してパソコンでネットサーフィンをしているうちに前後不覚で気がつけば朝の9時である。昨晩の残り物（とびきり辛いカレー）でブランチを済まして新宿へ向う。地下鉄一本15分。シネマート新宿で韓国映画を鑑賞。本国で大ヒットしたハリウッドばりの本格法廷サスペンスだそうな。なるほどお話は良く出来ており、小気味良い編集と役者（特に主演の三男優）の力演で全く退屈しなかった。ちょっと話が込み入っているのでもう少しテンポを緩くしたほうが良いと思う。ラストは類似作品もあり映画通なら読める。カフェで一服して梯子演目は新宿ピカデリーの大画面で邦画シリーズモノの最新作を鑑賞。平日昼間の回がほぼ満席。いやはや泣かされました。感涙と云うよりは浪花節を聞いて流す涙である。ＣＸとＲＯＢＯＴのタッグにまんまとやられました。大画面受けする設定とスペクタクル。突っ込みどころ満載のデティール。大仰な科白と臭い芝居。良くも悪くも夏休みにこの一本というファミリー映画。野暮云っちゃいけない。家族愛や自己犠牲、仲間を信じること等々、現実世界ではなかなか叶わない。せめてスクリーンに映る理想の姿には涙したい。池袋で途中下車、登山用品の量販店をひやかし、古本屋で立ち読み、映画関係と贔屓作家の古本を数冊購入。本日2店舗目のカフェで読書。帰宅して夕餉。居間で愛犬と戯れる。理想的な休日。

広陵カントリークラブ

7/22(日)曇り時々小雨
順延していた高校時代の友人たちとのコンペあり。3時間ほどの仮眠で5時半起床、6時半には帯同者現る。7時に武蔵浦和のメンバーをピックアップ。東北道に乗って鹿沼インターへ。スタート1時間前に到着。練習場で肩慣らし。無風・曇天・気温19度は絶好のゴルフ日和ではあるが、時折小雨がぱらつく。10時過ぎに3組揃って順次スタート。まぁ結果は記すまい。相変わらずのヘボぶりであるが気の置けない仲間とラウンドして楽しい一日でありました。往路をなぞって帰路について20時過ぎに無事帰還。

おおかみこどもの雨と雪

7/21(土)曇り時々雨
梅雨の戻りか曇天続く。明け方就寝7時起床。インドアで白球を打ってそのままシネコンヘ。9：15開始の邦画アニメは夏休みに入ったお子様連れで結構な混みようである。小規模な公開であった前2作とも年度ベストの1本ゆえに期待は大きい。一気に全国300を超える小屋で公開とは慶賀の至り。夏休みのファミリー映画としても大人が鑑賞しても充分楽しめる感動作である。これはアニメーションでしか成し得ないメルヘンであり、清冽な母娘の恋愛モノであり田舎での子育て奮闘記であり、哀切極まる子供の巣立ちのお話でもある。まずシナリオが良く出来ている。細かな日常のスケッチを丁寧に積み上げて清澄な画面は極めて映画的である。声優としての宮崎あおいが力量を発揮。開始10分で我が双眸は決壊。姉弟のキャラ分け、対比も素晴らしい。偏屈な爺さんや転校生の男子など脇役陣の配置も万全。エンド・ロールのアン・サリーの楽曲にまた落涙。罪な映画である。文句のない傑作なり。昼前に一旦帰宅して居間の窓ガラスを磨く。夜は東京ドームへ、浮世の義理で都市対抗野球を観戦。地下鉄に揺られ買い物をして帰宅。

緋牡丹博徒

7/20(金)曇り時々雨
涼しく凌ぎやすい。猛暑も一休み。業務停滞。進捗進まず。定刻退社して池袋で途中下車。新文芸坐では山下耕作の特集最終日。藤純子のシリーズ第一作がかかっていた。高年層中心に4割程度の入り。ここ数日極端なカルト映画を観ていたので、レトロな任侠ものを再見して心身の均衡を保つ心地。大スターが見栄を切り、悪役はあくまで憎々しく、王道の展開とお約束のラスト。安心して観ていられる。健さん・富三郎も若い。結構なお手前でございました。ジムで2キロの遠泳をこなして小雨降る中を帰宅。

ストライクウィッチーズ 劇場版

7/19(木)晴れ
猛暑である。終日事務所におり書類作成と打ち合わせ。昨夜の≪ムカデ≫の映像がフラッシュバックして跡をひく。定刻退社して新宿で途中下車。角川映画でアニメ鑑賞。原作はＴＶ放送されゲーム・コミックスと所謂メディア・ミックスの作品のようである。予備知識一切なし。定員100名弱の小さな小屋に観客3名。しかしこれはどう云った客層をターゲットにしているのだろうか。画面いっぱいに映し出される少女たちの【パンチラ】（ズボンと呼ぶらしい）に仰天。パラレルワールドを思わせる架空の世界を守る美少女戦士とアナログな銃器。例えるならセーラームーンとシューティングゲーム。熱中するのは20代から30代のオタク男性か。相当コアでアブナイ背景はあるが、ストーリーは愛国と友情を描いて至って正攻法。スクリーンは色々な価値観を教えてくれる。早目に帰宅して居間で愛犬と遊ぶ。気がつけば朝方の5時である。

ムカデ人間2

7/18(水)晴れ
午前中は事務処理、午後に日本橋で旧知の同業者訪問。協調の申し入れ。夕刻、新橋でかつての同僚の送別会。3時間一本勝負。還暦を過ぎても一升酒を飲むバイタリティに感心。20時30分、キリがないのでお開き宣言。お支払いは当方もち。2次会をかわして新宿で途中下車。武蔵野館のレイトショウ演目は、その過激な内容が話題になったカルト映画の続編。場内若年層中心に立ち見も出る満員御礼。カップルも散見したが、きっと後悔したことでありましょう。こと映画に関しては自身相当な免疫を有していると自覚していたが、これには神経が擦り減った。パゾリーニの≪ソドムの市≫が文部省選定作品に思える。パートワンが軽いコメディと云えるほどの完膚なきまでの地獄絵図が繰り広げられる。上映中止を決めた諸外国もあるやに聞く。これは本来稀少マニアの間でのみ流通されるべき言語道断な猟奇フィルムであろう。スタッフの技量が一流なだけにタチが悪い。しかし前回のマッドサイエンスを演じた役者にも驚いたが、今回も主人公は醜悪な怪優である。いったいどこから探してくるのか。既に続編製作決定とのこと。ガッツリ落ち込んで帰路の電車に揺られる。

リンカーン弁護士

7/17(火)晴れ
猛暑の連休明け。ちょいと外出しただけで汗が吹き出る。まぁ夏らしくて良いですが。田町で打ち合わせ。夕方は幹部役員と面談。どうということもなし。定刻より30分遅れて退社して新宿で途中下車。新宿ピカデリーでマシュー・マコノヒー主演の洋画を鑑賞。大作・話題作で混雑するロビーとはかかわりなく小屋は閑散。単身の高齢層中心に30名程度の入り。原作はハードボイルド系のミステリー（未読）。高級車に乗り廻し颯爽とクライアントを弁護する、というイメージとは少し違う。意外やしっかりした骨格で二転三転する捻りの効いたストーリー。脇役陣も良し。この手の法廷モノはハリウッドのお家芸ですな。後半少しバタバタしたが良質なエンターテイメント作である。これは拾いもの。早目に帰宅して愛犬と居間でうたたね。明け方覚醒。

やっちゃ場の女

7/16（月）晴れ
海の日の旗日は梅雨明けを宣言するような快晴。午前中から気温も急上昇。８時起床。既に日差しの厳しい中、愛犬の散歩に出張る。バイクに跨り、昼前に杉並の実家へ行く。九州の姉夫婦に初孫のお祝いを届ける。帰路は阿佐ヶ谷へ寄る。愛すべき小劇場ラピュタでは≪輝け！日本のお仕事ガール≫という特集が組まれていた。ちょうど１２：５０開始の若尾文子主演、昭和３７年製作の大映作品を滑り込み鑑賞。５０席しかない試写室のような場内は単身の高年層客でほぼ満席。東京下町の青果仲買商を切り盛りする文子さまと妹にＯＬの叶順子。おふたり実に艶っぽい。宇津井健と藤巻潤の≪ガードマン≫コンビが懐かしい。テンプレートは≪シラノ・ド・ベルジュラック≫である。商家のスケッチが興味深い。昔は縁談を持ってくるお節介な叔母はんがいたもんです。レトロな気分に浸って駅前のカフェで一服。ジムで遠泳・買い物をして帰宅。