靖国 YASUKUNI

5/30(金)曇り後雨
曇れば涼し梅雨入り近しか。終日事務所でなんだかんだの雑用。昼前に来客あり。商談のついでにランチをともにする。ビッグプロジェクトへの融資話を眉に唾して聞く。怪しきアレンジャーの素性を聞けば波瀾万丈の半生なり。人に歴史あり。夕刻、東北つながりの人脈で懇親、有楽町で焼肉を食す。タンだヒレだカルビだとじゃんじゃん焼いてどんどん咀嚼。2時間弱でお開き。コーヒーで酔いを醒ましてシネカノンで話題のドキュメンタリーをレイトショウ鑑賞。観客単身者多く３分の入り。
右翼の妨害でマスコミを賑わせた中国人監督による反戦映画。左右両派を同等の目線でバランス良く編集されているなぁ、というのが第一印象だが、ラストのラッシュはやはり強烈なメッセージを感じた。戦争が美化されて良いわけはないが、人は死んで神と崇められればやり切れない者もいるだろう。国家は非情で人は洗脳されれば何をしでかすか解らないものである。終電で帰宅。鳥籠を洗い自分も入浴。明日も早い。

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼/幻影師アイゼンハイム

5/29(木)雨
終日雨ぞ降る続く。反面、気温は上がらず。午前中に外資系同業者の一団あらわる。かつては隆盛を極めた取引の復活陳情。昼は豪華弁当付きの定例会議。午後、日本橋でビッグプロジェクトの詰め。終わって夕刻。銀座でエビン・コスナー主演のサスペンス映画を観賞。デミ・ムーア、ウィリアム・ハートと大物共演のシリアルキラーもの。このキャスティングで単館上映は淋しい。悪名高い銀座シネパトス、場内ガラガラ。もはやこの3名に集客力なしか？
肝心の映画は、冷酷な殺人鬼と女刑事の描き分けやサスペンティックな展開に見所あり、なかなかの出来栄え。人間の抗えない本性や根深い悪意をエンターテイメントに昇華したシナリオと演出が巧い。
次いで日比谷に移動してシャンテでエドワード・ノートンの新作を梯子鑑賞。
19世紀のウィーンを舞台にした奇術師の恋とたくらみを描いた時代物。こちらも美術と小道具、ＣＧなどが豪華でプロダクションデザインだけでも楽しめる。屈折した主人公と彼が愛した貴族の娘との恋愛ものでもある。
帰路、ジムに寄りひと泳ぎ。１３：００帰宅。

行方不明の天使たち

5/28(水)晴れ
快晴続く。昼までは書類と格闘。午後、高田馬場へ行く。再生中の印刷屋で壊れたパソコンを検証。喫茶で一服つけていると目にゴミが飛び込んだ。最寄りの眼科で検診。異状なく診察料2,500内外徴収される。憮然。
家族が愛でていたコザクラインコが籠から逃げ出した。日向ぼっこのためにベランダへ出していた小一時間でのこと。生後間もなくやってきて1年の箱入り息子と娘であった。片時も離れぬ鴛鴦ぶりでその可愛い仕草と美しい羽で皆を癒してくれた。世話をしていた親族の落胆著しく自分を責めて落涙に暮れる。慰める言葉に効果なし。

欲望の捌け口

5/27(火)晴れ
梅雨を越して盛夏のような快晴。なんだかんだと仕事がたまる。夕刻、国分寺へ出張る。地場の設計事務所で早期清算の打ち合わせ。中央線・高円寺下車。特殊ミッション敢行。最終のバスで帰宅。

決戦の月曜日

5/26(月)晴れ
晴天で気温も上がる。いつもの朝のミーティング後に個人面談を行う。昼食後に同業の来客。怪しき案件を3件程。次いで南武線の武蔵中原へ。駅前のマックで休憩。夕刻の客先訪問を終えて都心へ戻り、定例会を開催。古い同僚と数年ぶりに卓を囲む。10数年前には週3～４回は遊んでいたのに。昔話で盛り上がる。戦績はトップ一回ラス一回で収支ややプラス。場代を払ってマイナス漱石一枚。２３：００帰宅。

山のあなた 徳市の恋／アフター・スクール

5/25(日)雨のち曇り時々晴れ
朝からイサキ料理。ソテーにしてイタリアンな味付けを。終わってすぐに昨日Ｎｅｔで予約した映画の梯子鑑賞に出向く。
戦前に清水宏が監督した【按摩と女】の完全カヴァーに挑んだのは『鮫肌男と桃尻女』の石井克人。そういえば『茶の味』なんぞは古き邦画へのリスペクトを感じた。スタイリッシュなカット割とオフビートを得意とする監督と思われるが、実はそれは静かな叙情への熱い思いの裏返しだったのかもしれない。と、思わせるほど徹底して古びた温泉街を忠実に再現していた。が、それが画像処理のなせる業であることを知って大いに驚いた。そのプロダクションデザインと主演男優の熱演、主演女優の鮮烈な美貌は一見に値する。
続いては『運命じゃない人』が滅法面白かった内田けんじ監督の長らく待った第２作。前作は低予算、スター不在のいかにもアイデア勝負の佳作であったが、これは堂々の大傑作である。よく練りこまれたシナリオ。小さな伏線を満遍なく配し次々に露見する事実と予想外の展開。これはハリウッドからリメイクのオファーがあってもおかしくない。役者もそれぞれの個性と役柄が立っている。大満足。
帰って夕刻からイサキ料理の仕込み。台所を鱗だらけにして、フレンチ風の一品を。白子を使った濃厚なソースが美味い。

布良のイサキ

5/24(土)晴れ時々曇のち雨
5：30起床、弁当を作る。荷物の最終チェック。天気予報に反し晴れ間も見える。僥倖なり。愛車で杉並・永福町まで。帯同二人をピックアップ。世田谷・桜上水で最終メンバーと車の交換、大型のSUVでアクアマリン経由、千葉の南房総まで。出船3時間前に到着、食事と休憩。12：30、豪華乗合釣船は、10名の太公望を乗せ出船。水深13メートルで棚を探る。初ヒットは40ｃｍ越えのメジナ。隣の名人に続々ヒット。自身はアタリが少なくやや不本意。16：00過ぎに雨が降り出す。17：00早上がり。釣果は10～44。の帰路、街道沿いの喜多方ラーメンで食事。21：00帰宅。魚の下処理をして明晩の献立をネットで調べる。

夢床で想う 魚の群れ

5/23（金）晴れ
いつもの週末、昼前に来客2件。同業者と販社。70過ぎた古老と辛い坦々麺の昼食を共にする。食後、大門の取引先と打ち合わせ、浜松町のアレンジャーから書類受領。午後も来客が続く。夕刻、新橋の釣具店で明日の仕掛けを物色。帯同者と居酒屋で懇親。21:30帰宅。週末は雨模様とのこと。日頃の行いの良い晴れ人間のわたくのスペシャルイベントなのに・・・。用具の支度をして早めに就寝。

高級天麩羅屋にて

5/22(木)晴れ
蒸し暑いでんな。はや初夏でおます。昼前から府中に出張る。いつも行くインド料理屋でカレーバイキング。1,000円也。自身の育ちの悪さを露見するかの如き食いっぷり。午後、商談30分。戻って来客2件。同業者と怪しきアレンジャー。夕刻、北青山へ。大通りを一本入った目立たぬ佇まいでその店舗はあった。同業他社との懇親。支払いは相手もち。安心して上座へ座る。えのきの突き出し、アジのたたき。次いでアスパラ、みょうが、ソラマメ、キス、アユ、アナゴ、海老の天ぷら。ラストに天茶。久しぶりに江戸前の美味いてんぷらを食す。話題も多岐にわたり談論風発。洋菓子の土産まで頂き帰路に就く。帰宅、２２：３０と早め。舌と胃袋に贅沢させた一日。

ひぐらしのなく頃に

5/21（水）晴れ
早朝、本所吾妻橋へ出向く。商談1時間。昼は初々しいルーキーと丸の内の地下街で中華。夜、池袋で秋葉系ゲームを原作に持つサイコスリラーをレイトショウ鑑賞。
横溝正史の伝奇（猟奇）ミステリーを思わせる舞台設定と謎の少年と現地の少女たちのある因習、殺人をめぐる物語。と、まぁ一応は筋立てはあるようなのだが、その思わせぶりな人物造形と凝った映像・音響が凄い。ある種の不条理ミステリーホラーである。構成は破綻をきたし、はちゃめちゃである。エンドロールが流れるとオタクと言っていい若年層の一団から一斉にブーイングが起こった。
２３：００帰宅。机の前でうたたねし朝を迎える。

日本最大級の採石場

5/20（火）雨のち曇り
早朝より豪雨。通勤途上で足元はびしょ濡れ。電車は遅延。午後、大門の取引先で1時間の商談。ついでＪＲと私鉄を乗り継いで東武佐野線終点葛生へ向かう。上野、久喜、舘林と乗り返して2時間半、車中の乗客と窓外の景観が徐々に変化する。さらに閑散とした駅前でＴＡＸＩに乗り夕刻ようやく目的地の採石場に到着。35年山を切り取り、あと100年は削って掘って採取するとのこと。面談30分。帰り経路を思案していると、ふと親族の顔が浮かんだ。急遽太田に住む実弟にコール。自宅へ寄ることにする。タケノコづくしの夕食を馳走になり、21：13発の電車で帰路に就く。自宅到着23：30。5時間以上電車に揺られ、小旅行をしてきた気分。日本は広い。

ブレス

5/19（月）曇りのち雨
深夜に就寝の割には目覚め爽快。週明けのルーティンをこなして昼食後の睡魔と闘い書類と格闘。夕刻、お座敷がかかり大塚へ出張る。貸し借りの出来た取引先からの接待を受ける。大塚は安くて旨い居酒屋が多いそうな。線路沿いの古いその店は、田舎の叔父さんの家のような居心地の良さ。全くオーダーしていないのに、きんぴらごぼうと自然薯、マグロの中落ちと冷奴などが出てくる。久しぶりに美味い胡瓜の糠漬けを食べた。
２０：００、帯同者を残して辞去して池袋に出る。ロサ会館でキム・キドク監督の新作を鑑賞。レイトショウのみ、観客１０名弱。ガラガラである。毒のあるキドク作品は観客を選ぶ。死刑囚と人妻の奇妙な熱愛。徹底的に科白を排した進行と独特の構図と色彩感覚。暗く沈み込む文字通り出口のない男女の結末は・・・。これは傑作【春夏秋冬そして春】の本歌取りとして見ると、より興味深い。２２：１０終了。外はまとわりつくような雨が降っていた。台風近し。

少林少女/チャーリー・ウィルソンズ・ウォー/ハンティング・パーティ

5/18(日)晴れ
早朝起床。散歩がてら豊島園に行き、そのまま映画の梯子鑑賞。
ヒットしたカンフーものに便乗した邦画は、主演女優に集客を期待していることがミエミエの杜撰なシナリオなお粗末な内容。
アカデミー賞監督、主演男女優を揃えた豪華なハリウッド映画は、本来極めて政治的なメッセージの強いものであるが、そのあたりをサラリと娯楽にするところが凄いと言えば凄いが、やはりお気楽・能天気であろう。
ボスニア紛争に材をとった実話ベースのお話もしかり。展開がご都合主義に過ぎる。
感心しない（穴が多い）３本を連続で観終わって夕刻、買い物をして帰宅。

袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース

5/17（土）晴れ
５時前起床。目覚まし不要。簡単な朝食を流し込んで愛車に乗り南浦和へ。新大宮バイパスにて３０分。帯同者をピックアップ。そのまま高速を乗り継いで千葉へ向かう。そこそこの渋滞もありクラブ到着７：３０、同伴者でありクラブメンバーである取引先の代表がひとりで待っていた。帯同予定の担当者が体調不備だとか。８：１９、ＩＮスタート。フラットなフェアウエイ、新緑が目にまぶしい木立、晴天・無風。絶好のラウンドコンデションである。さすが名門コース、キャディやスタッフのマナー、施設も清潔である。肝心の結果は平素より１０ほど余分に叩くが、ベストショットも何回かあり満足のラウンド。シングルに近い上級者二人も苦戦していたが各人納得のホールアップ。ゴルフは人生に似ている、ということを再痛感させられた。帰宅１７：００過ぎ。

都下転々

5/16（金）晴れ
天候回復蒸し暑い。午前中、調布へ出張る。多忙な清涼飲料メーカー幹部と商談。駅前でファミレスで昼食。戻って恵比寿へ出頭。宿題を与えられ各署連絡。夕刻、日本橋へ。ここでも停滞している商談を推し進める。帰宅１９：００前。夕食もとらずにエクセサイズへ。明日の準備をして早めに就寝。