Il film del sogno

現実逃避の夢日記

トイレット

2010-08-31 01:19:00 | 日記
8/30(月)晴れ
終日猛暑を感じる週明け。終日事務作業。早めに奉公を上がって新宿ピカデリーで『かもめ食堂』の荻上直子監督の新作を鑑賞。カナダを舞台に描く家族の絆の物語。少し変わった3兄妹が、母親の死をきっかけに、日本人の≪ばーちゃん≫との交流を通じあれありこれあり。全編英語であるが、科白が少なく説明的な会話もない。世相を反映した疑似的な家族に仮託してはいるが、実は言語を超えたコミュニケーションを描いているのでありましょう。もたいまさこはこの手の役をやらせると巧い。東洋の神秘【老婆編】といったところ。彼女のセリフはたった一言。終わってジムで遠泳し定刻帰宅。
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花と蛇3/熱海殺人事件/蒲田行進曲

2010-08-30 02:36:00 | 日記
8/29(日)晴れ
睡眠3時間。8時に起床してチーズトーストの朝食を摂り、愛車に乗って近所のインドアへ白球を打ちに行く。一旦戻ってジムまで徒歩で出向いて遠泳2キロ。午後はそのまま銀座へ向う。シネパトスでは団鬼六の出世作が新たなキャストでかかっていた。一体何度目の映画化になるのやら。≪3≫という数字は前回の杉本彩主演から数えてのことだろう。オールドファンには何と言っても谷ナオミであろうが東山静子は永遠に不滅である。公開二日目、都内単館、観客はお父さん達中心に5割程度。本作はトウの立った元グラビアアイドル、覚醒剤所持などのお騒がせ女優が演じて話題性は充分。ストーリーや設定はどうでもよろしい。(毎回同じ)肝はヒロインの痴態と自我の目覚めである。小向美奈子の肢体はふくよかでスタッフの≪縄師≫は、さぞ縛りがいがあったであろう。脇役では火野正平が儲け役。終わって地上に出て昭和通りを渡る。東劇では先日逝去したつかこうへいを追悼して代表作をかけていた。豪華2本立てを連続鑑賞して故人を偲ぶ。しかし休日最終回とはいえ観客10名にも満たないのはあまりに寂しい。演劇好きは舞台の映像化を嫌う傾向があると思う。しかしこの2作品は戯曲のエッセンスを演劇とは違うアプローチで上手く伝えていると思う。大ヒットした≪蒲田~≫と違い、ほとんど注目されることのなかった≪熱海~≫は仲代達矢の怪演や原作にはない大滝秀治の役回りなどいま観ても面白い。今回の発見、音楽が久石譲! ≪蒲田~≫のクライマックスでべそをかいて大団円に喝采。ひとけのない銀座の裏通りを地下鉄の駅まで逍遥し帰路につく。
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東京島/特攻野郎 Aチーム THE MOVIE

2010-08-29 02:44:00 | 日記
8/28(土)晴れ
朝方就寝、少し寝坊をして午後から行動開始。池袋のシネリーブル、本日初日の邦画は贔屓作家の小説が原作。著者の映像化は良かった試しがない。【柔らかな頬】(但しこれはテレビドラマ)が少し良かったくらいで、大傑作の【OUT】は全くの別物、【魂萌え】も小首をかしげる出来。嫌な予感・・・。初日の日中で客席3割程度の入りでは興行も苦しかろう。まずヒロインからしてミスキャストではないか。造り物丸出しの妊婦姿観てもしょうがない。平坦な演出で2時間ドラマのような退屈さ。憂さ晴らしにジムで遠泳して夕食後、近所のシネコンで往年の米国アクションドラマの映画版を鑑賞。舞台がイラクであるから観ようによっては生臭い話なのだが、はみ出し野郎たちの大活劇は大画面向き。荒唐無稽な展開とドンパチも金かけたセットとSFXで説得力あり。色恋や強い敵役、意外な黒幕など捻りのスパイスも効いており、さながら娯楽作品の見本市。大いに楽しめた。終了0時ジャスト。自転車からあたる外気は少し涼しげで初めて秋を感じた。
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勝っても負けても懲りない雀

2010-08-28 04:00:00 | 日記
8/27(金)晴れ
睡眠2時間、浅い眠りから覚醒しても気分は通常。奉公先での事務処理も平平凡凡。午前中には車両メーカーがモデルチャンジの案内に来社。容貌魁偉な中年男は相当なメカ好きである。かつての同僚(映画好き)と久し振りに昼食をともにする。新作映画の情報交換。午後は秋葉原の兄弟会社へ代理店に帯同しトラブルの顛末説明。夕刻は本郷の子会社で商談。かつての上司である代表へも挨拶。終わって表に出るとメールが震えた。宿敵からの挑戦状。受けて立ちます何時なんどきも。新宿にメンバー参集。怪しき雑居ビルの4階の雀荘、客は年寄りばかりなり。6時間の激闘の末、凸凹収支はラストの満貫ツモで綺麗にゼロとなる。痺れた心身を終電手前の混雑した車輛の吊皮に預けて定刻帰宅。
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1時間以上の会議に得るものなし

2010-08-27 01:38:00 | 日記
8/26(木)晴れ
昨夜は帰宅以降の記憶がおぼろげで何をどうして何時寝たのか全く記憶にない。老化現象か。起床後のパターンは普段通り。奉公先では終日会議と打ち合わせ。夜は連チャンで卓を囲む。2週間のブランクを埋め合わせようという悪い雀友は多い。メンバーに長考タイプ多く半チャン2回で5時間という長丁場。我々がやっているのは囲碁将棋か。ついているよなないような、2回のチョイ勝ちで場代と飲食費用でトントン。我が人生のような戦績。少し暑さの和らいだ夜道を定刻帰宅。
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タテホン・一通・東・ドラ3

2010-08-26 02:32:00 | 日記
8/25(水)晴れ
よくぞ続くこの住猛暑。昼は外資系企業のコンサルからパートナー企業(これも外資系)についてのヒアリングを受ける。ホストと云われても通りそうな申し分のない美男ふたりから某社の商品・サービスは如何と問われて上げたり下げたり好き勝手に放談。夜はいつものメンバーで一卓囲む。相当な荒れ場となって大物手続出。年に何度もない神が憑依したが如き配牌とツモ。大勝して終電で定刻帰宅。自室で興奮冷めやらず一気に疲れが出た。
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有袋類と有胎盤類

2010-08-25 03:03:00 | 日記
8/24(火)晴れ
終日涼しい事務所で執務をするも窓外の道行く人を観れば猛暑の様は良く解る。定例の会議に来客が二組。それなりの残業をしてジムでエクセサイズをして定刻帰宅という面白くも何ともない一日。深夜にTVを付けるとNHKで恐竜絶滅以後の人類の進化についてのスペシャル番組がやっていた。CGで再現される数億年前の我々の祖先。連綿と続く進化のリレーを見せつけられて今の自身の矮小さを知る。
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砂漠

2010-08-24 01:50:00 | 日記
8/23(月)晴れ
忌引きを入れての四連休、週明けの奉公。平素より30分早く執務場所へ到着。貯まっているメールを開いて返事などを打っているとはや昼である。午後は同業他社の訪問を受ける。感度が鈍くなっており作業効率悪く緩慢とする。早めに退社してジムでいつもの遠泳。カフェで伊坂幸太郎の長編小説を読了。これは主人公グループが大学生活を謳歌するライトコメディを纏っているが、その実なかなか奥深いビルドゥングスロマンである。恋あり、毒もあり、さりげない伏線と会話が洒落ている。金はないが時間だけはある、無駄な時間つぶしの日々を送る十代の一時期、というのは大変貴重である。
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シークレット

2010-08-23 00:27:00 | 日記
8/22(月)曇り時々晴れ
予定より2時間遅く9時起床。久々に定番の朝食を作って孤食する。まず昼前のガラガラのジムで2キロの遠泳。人のことは言えないが廻りはおじいちゃんおばあちゃんばかりなり。午後は新宿へ出張る。歌舞伎町でコリアン・クライム・スリラーを鑑賞。高級シートがウリのシネマスクエアとうきゅうには30名くらいの観客。こちらも年寄りが多い。昨年の韓国映画ベストの一本に≪チェイサー≫がある。人間の生臭さが立ち昇るような悪意に満ちた傑作であった。本作はそのスタッフの手によるものとの宣伝惹句。確かにTVの2時間ものの刑事モノよりは遥かに出来はよろしいが、少し技巧に走り過ぎたきらいあり。策士、策に溺れたか。夕刻、地元に戻りカフェで優雅に読書。買い物をして早めの帰宅。夕餉は特製冷やし中華。これはたまに喰うと旨い。
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カラフル/NECK ネック/ハナミズキ

2010-08-22 03:12:00 | 日記
8/21(日)曇り時々晴れ
明け方4時就寝、8時起床、駅前のファストフード店で朝定食390円也を摂って自転車で近所のシネコンへ。9時開始のアニメから邦画の梯子鑑賞開始。1本目は10年ほど前に実写版もあった森絵都の同名小説の映像化。監督は原恵一。この天国生まれ変わりモノ、というのは映画題材に良く使われる古典的なテーマですな。古くは≪天国から来たチャンピオン≫捻った設定の≪スウィッチ≫≪メイド・イン・ヘブン≫邦画では最近≪椿山課長の七日間≫なんてのもあった。ヴァリエーションが豊富ですからクリエーターの意欲を刺激するのであろう。自殺した少年の蘇生した体に≪修行≫と称して宿った主人公のお話。二子多摩川という実際の地域を舞台に日常のディテールを丁寧に描いている。設定は家族崩壊やいじめ、援助交際などのいわゆる現代世相を反映させてやや類型化しているが・・。あれありこれありで数番の謎解きを経て、めでたしめでたし。友人というものはひょっとすると親兄弟より大事なものなのかもしれない。アニメは実写であれば毒々しくなる描写も程好く中和される。続いても原作小説ありのコメディ・ホラー。これのどこが面白いのであろう。主演女優に魅力なし。ビジュアル系の役者陣の芝居が酷いのは目をつぶるが、学園祭の自主映画を見せられたようでやや憮然。ラストは東宝とTBSのタッグによる王道純愛映画。主演の男女優はまだ旬と云って良いだろう。米国・カナダロケ敢行、遠距離恋愛もワールドワイド。映画通としてはメインストーリーなどより、蓮佛美沙子の好演や薬師丸ひろ子の老け芝居に注目したい。綺麗に決まり過ぎたきらいもあるエンディングもメルヘンだと思えば良し。
ロードショウの3本立てを観終わってもまだ陽は明るい夕刻。ジムで遠泳を2キロ。夕食は同居人と倹しく静かに済ます。
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姉告別式/きな子~見習い警察犬の物語~

2010-08-21 02:10:00 | 日記
8/20(金)曇り時々晴れ
7時起床。ホットケーキの朝食を摂って8時愛車で自宅発。9時半斎場到着、9時50分より告別式。嗚咽と啜り泣きの参列者による献花がなされ姉の棺の蓋は静かに閉じられた。ボルボV70を改造した霊柩車は親族を乗せたマイクロバス2台を従えて焼き場へ向う。広大な緑化地帯にある大宮聖苑は近代美術館を思わせるモダンな建物である。小1時間、控え室で縁者と雑談している間に故人は荼毘にふされた。宿痾に侵された骨は黄色く変色し軽く薄い。斎場に戻って初七日法要、精進落としの遅い昼食を摂って15時散会。
姉よ眠れ。天国で父母に再会し我が眷族の息災を見守り給え。
夕刻、雑務をこなして夜はシネコンでファミリー向け邦画を鑑賞。この手のお話は予告編を見ただけでストーリーラインが読める。フレームが決まっているわけであるから、後はワンちゃんの可愛さと達者な子役や旬の役者を見に行くものと割り切るべし。少し詰めの甘い設定もあるが、まぁ名犬達の熱演に免じて大目にみよう。終映後、ジムに寄り毎度の遠泳をして定刻帰宅。
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姉通夜

2010-08-20 02:28:00 | 日記
8/19(木)晴れ
流石の猛暑も少し和らぎつつあるか。少し寝坊して重たい朝食を孤食する。ジムで遠泳をして近所のシネコンで会員カードの再発行。量販店で冠婚葬祭用のシャツを購入。14時自宅発。東大宮からタクシーで葬祭センターへ。遠方より親族続々集まる。16時30分納棺。魂魄の去った姉の遺体は往時の半分位に見えた。棺に移して末期の水を与え白装束をあてる。万感去来し眼前に蜉蝣が立つ。18時読経と共に焼香開始。弔問者に目礼の一時間。同じホールでお清めの会食。久々に見る成長した甥姪に驚く。若木の成長にも似た勢いに、やはりこの世は生きている者の天下であることを実感する。21時同居人らを乗せて帰宅。
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ジェニファーズ・ボディ

2010-08-19 01:29:00 | 日記
8/18(水)晴れ時々曇り
仮通夜明けの睡眠不足と猛暑でフラフラ。午後は西東京まで前任担当の尻拭い営業。大きな事業所の構内を移動するだけで大汗流して体力消耗。夕方、新宿で下車して休憩がてらの映画鑑賞。古い映写室のような武蔵野館2番劇場で上映されていたのは、聖林の女流スタッフが新進女優二人をフューチャーしたケッタイな青春・ホラー・オカルト・ムービー。実際、カテゴライズ(分別)の難しい、更には一言で感想が述べられない困った作品である。この手の怪作にありがちな毀誉褒貶、賛否両論、ハマるか貶すか、評価の分かれるシロモノだと思ふ。『JUNO/ジュノ』でオスカーを獲ったライター、ディアブロ・コディは、そのペンネーム通り、やはり一筋縄ではいかないつわものと見た。バランスは悪いが妙に説得力のある不思議なパワーを秘めた映画でありました。大いなる空包か。年食ってくると許容範囲が広がり寛大になるな。はは。灼熱の繁華街でちょいと一服して定刻帰宅。
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姉永眠

2010-08-18 02:14:00 | 日記
8/17(火)晴れ
猛暑は続く。連休明けの奉公は辛い。終日、山と積まれた書類にメクラ判を押す。昼食後の14時過ぎ妹より姉逝去の連絡あり。覚悟していたとはいえ心中動揺する。定刻で退社して一旦自宅に戻り、愛車に乗って遺体が運ばれた大宮の家へ向う。20時着、近所人々の弔問の合間に在京の親族集まる。死顔は痩せてやつれていた。激しい闘病生活が血肉を奪い最後は30キロ前後だったろう。夜伽をせねばならぬところだが、明日も奉公。義兄や甥姪に代わり厨房に立って冷蔵庫のあまりモノで何品かの料理を作り故人の昔話をする。日付が変わる頃に弟を伴い辞去する。帰路は空いている17号線を快走して遠回りしても1時間で帰宅。19日通夜、20日の告別式のスケジュール決定。
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瞳の奥の秘密

2010-08-17 00:52:00 | 日記
8/16(月)晴れ
いつまで続くこの猛暑。世間様はお盆休み明けであろうが個人的にはまだ連休。午前中は池袋で特殊ミッション敢行。昼には日比谷へ移動。東宝のお膝元シャンテ・シネでアルゼンチン映画を鑑賞。都内単館、平日なのに満員御礼とは。15時台の回を最前列で鑑賞。オスカー(最優秀外国語作品賞)は伊達ではない。これは年に何本もない映画ファン、大人の鑑賞に堪える傑作である。25年の時を隔てて解明されるミステリー、同じく時空を超えた愛のお話。南米のサッカーの強い国くらいの認識しかないかの国の政治情勢や司法行政のバックボーンが解らないと少し戸惑うが、フラッシュバックやカットバックを縦横に織り込んでストーリーはサスペンスに満ちて映画的効果は抜群。シナリオ良し、カメラ良し、役者良しのいわゆる【スジ・ヌケ・ドウサ】が一丸となって文句なし。細かなくすぐり(ユーモア)や小道具にまで配慮されてスタッフの技量も超一流。大絶賛、必見の一本。梯子演目の予定を切り上げ暫し茶店で余韻に浸る。夜はジムでひと汗流し定刻帰宅。
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