67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ニジマスに触ったぞ!!

2006-05-22 01:03:50 | キャンプ


 この週末、日本列島は全域でお天気なりましたね。20日(土)は家の中で腐っていたの で、21日(日)は晴れるならどこか行こうと、うちの子供たちが大騒ぎ!21日は朝から大野見村(現中土佐町大野見)の四万十川でバーベキューしようとい う事になり、20日は食材、木炭など買い出しして準備してました。朝10時に出発し、11時前には到着。着くなり、テーブルを拡げBBQの準備をしてか ら、みんなで魚(ゴリ)を捕ったりして過ごしました。川に釣りに来ておられた方に、20cmもあるようなニジマスをもらいました。子供たちは、川岸にちっ ちゃなプールを作り、そこでニジマスを泳がして遊んでいました。初めて、大きな川魚に触れるとあって、”ぬるぬる”とか”胴の斑点がきれいやねぇー!” キャーキャー歓声をあげてました。



雨が続いたため、四万十川は水量を増してましたが、大野見村では最上流部になるので水も 全く濁っていません。本当に美しい川です。少しいつもより深くなっていましたので、さすがに水泳は諦めたようです。でも男の子のTシャツは首までビショビ ショでした。次来るときは泳げるね!多分・・・ニジマスで遊ぶ3人組です。

 トップの画像のように、この時期の新緑の美しさは素晴らしいです。雨上がりは特にきれいですね。この天満宮前キャンプ場は穴場で、この土日もテント張っ てのパーティは一組のみでした。一泊一人200円(小学生以上)で、水洗トイレ、流し、炊事場があるだけの簡素な施設ですが、きれいな四万十川があれば文 句はないですね。
 

テキサステナー!アーネット・コブ

2006-05-22 00:31:06 | jazz & vocal
Movin' Right Along/Arnett Cobb
(Prestige 7216)

 Prestigeのテナーサックスといえば、この時代ロリンズ、コルトレーンが次々と作品を発表していきます。この一方、ジーン・アモンズ、エディ・ ロックジョー・デイヴィス、アーネット・コブ、ウィリス・ジャクソンなどよりアーシーなスタイルのテナー奏者も数多く録音されていきます。今日は、この中 からまだ一度も登場していなかったテキサステナー奏者アーネット・コブを紹介しましょう。  
 テキサス州というのは、愛称ローンスターステイト、そうその旗には大きな赤星が一つ描かれています。超保守的な地域ですよね。飛行機でLAからダラスに 入ると、ダラス空港ではカーボーイハットとブーツのいでたちの輩が目立つようになります。この土地柄、真のアメリカがあるようにも思います。コブはこの州 の大都市ヒューストンの出身です。テキサステナーはこういった土壌から生まれた豪快なブローと、時にはレイジーで間をいかしたプレイを特徴とし、当時疾走 し続けるコルトレーンとは全く対称的なスタイルと言えるかもしれません。  
 コブのプレステッジ盤には、ロックジョー同様にオルガンバックのものがありますが、この作品はピアノトリオ+コンガの編成になっています。ここでは全編 3連符連発のソロで迫るボビー・ティモンズのトリオ(ベースはサム・ジョーンズ、ドラムはアート・テイラー)+コンガがバックをつとめます。"The Nitty Gritty"や"Walkin"等のブルースでは、激しいブローを、"Ghost of a Chance"や“朝日のようにさわやかに”等のバラードでは間をいかしたバラードプレイを聴く事が出来ます。B-3のFast Ride"のみがトミフラのピアノになっており、このソロが素晴らしく、これを聴くとティモンズのスタイルのファンキーさがより認識できると思います。
 ソリッドブルー、トライデントのセンターレーベルです。

シアリング/テディ・キング

2006-05-21 00:10:52 | jazz & vocal
When Lights Are Low/George Shearing
(MGM E3264)


 盲目の英国人ピアニスト、ジョージ・シアリングの諸作は、ジャズレコード業界では軽視され、いつも手頃な値段でGETできる自分たちにとっては嬉しい存 在ですよね。ギターとヴァイブを加えた5重奏団がそのフォーマットですが、何といってもコマーシャルに成功したのはキャピトル時代のストリングスを加えた ラテンタッチのイージーリスニングジャズだと思います。カバーもエキゾチックで粋なアルバムが多いですよね。このキャピトル時代より前にはサボイ、MGM に録音があるのですがそのアルバム群はさらに無視されている事と思います。  
 今日はそんな中から一枚UPしますね。タイトルは"When Lights Are Low"です。MGMレーベルですがこのレーベルでは9月の雨が何と言っても有名でしょうか?でもこのアルバムには、どうしてもはずせない良いところがあ るのです。テディ・キングのボーカが4曲もきけるのです。シアリングクィンテットのメンバーはギターにRichard Garcia, Jean Thielemans(あのハーモニカプレイヤーですね。), Chuck Wayne, ヴァイブにJoe Roland, Cal Tjader, Don Elliotなどが交代で起用されています。これらのプレイに耳を傾けるのも良いですが、このテディ・キングのヴォーカルこそが、このアルバムの価値をひ ときわ高いものにしていると思われます。各面6曲で最初の4曲が5重奏団のインストルメンタル、最後の2曲がテディのボーカルが聴かれる構成です。A面が LOVE, MOONLIGHT IN VERMONT, B面がTHE LOVE NEST, I WISHED ON THE MOONの4曲です。タラタラ流れるシアリング5重奏団の演奏がまるで仕組まれたかのような効果を上げており、テディの良くのびる、若々しいハスキーボイ スがさらに強いインパクトを与えてくれます。なかなかの聞き物ですよ!  
 カバーも粋な画像が使われていますが、残念ながら若干のはがれがあります。MGMのオリジナルの黄色レーベル、モノ盤です。探せば、おそらく安くGET出来ると思いますよ!!!

Jenkinsさん

2006-05-20 02:05:13 | jazz & vocal
Marv Jenkins Arrives/Marv Jenkins
(Orovox MG1001)


 Jenkinsさんと言えば、本邦では何と言っても縁あって北朝鮮から日本にやってきたJenkins軍曹が有名ですが、ジャズ界では、一番有名なのが ハードバップ時代のアルトプレーヤーのジョン・ジェンキンスでしょう。他にも、SJ社の”新・世界ジャズ人名辞典”には2-3人のジェンキンスが紹介され ていますが、このジェンキンスを忘れては困りますね。ジャズ批評のピアノトリオ1600なる本には、彼のアルバムがこれを含めて紹介されています。モノク ロなのでこのアルバムをみたときは赤主体のカバーにびっくりしたものです。  
 このMarv Jenkinsは西海岸中心に活躍したピアニストでそのピアノスタイルは一聴して、ラムゼイ・ルイス風です。一時はバーニー・ケッセルのグループにも居た ようでそこではフルートもやっていますね。音源は当ブログでもUPしたケッセルのアルバムでも聴く事ができますね。彼のリーダー盤はこのOrovoxと Repriesに2、3あるようですが国内盤で紹介された事はないのではと推測いたします。OrovoxはクレンショウBlvd.にあったマイナーレーベ ルの様ですが、他にリリースされたアルバムが見当たらず(探せないだけでしょうか?)このアルバムしか知りません。Bob Martinのbass、Jack Deanのdsを従えてご機嫌なピアノトリオを聴かせてくれますよ。ブロックコードを駆使したBluesologyではじまりますがソロはシングルトーン を駆使し、一聴ケリー風にも聞こえます。foggy dayとかStellaとかスタンダードも多く聴きやすい仕上がりのアルバムになっています。  
 何と言っても、このカバーがすばらしい。飛行機を降りて?、こっちに向かってくるジェンキンスさん!バルマカンコートの前がはだけて、Vゾーンには細い タイが見えます。全体の色調も前述のように素晴らしく、バックカバーにも赤が使われてたりでこのアルバムへのこのマイナーレーベルの意気込みを感じます。 多分、オリジナルしかないでしょう!?!?

モーターシティ・デトロイト

2006-05-19 03:42:39 | jazz & vocal
Motor City Scene/Thad Jones
(United Artists UAL4025)


 モーターシティとは解説するまでもない自動車産業の街”デトロイト”ですよね。この街はこの産業に関連して多くのブルーカラー層が住み、この中から多く の優秀なジャズメンを生み出した街である事は皆さんご存知のとおりです。"JAZZMEN DETROIT"なんてSAVOYのアルバムもありましたね。

 さて今日の盤もデトロイト絡みでタイトルもズバリ"Motor City Scene"です。Thad Jones(cor, flh)がリーダーを務め、フロントはビリー・ミッチェルのテナーとアル・グレイのボントロ、リズムセクションはこれ以上は望みようもないと思われるトミ フラのピアノ、チェンバースのベース、エルヴィンのドラムです。A-1の"Let's Play One"で決まりです。いきなりのトミフラのピアノのイントロ、もうこれで完全にノックアウト。素晴らしいタッチでグルービーなピアノです。サドのコル ネット、アル・グレイのミューテッド・トロンボーンも好調です。ビリー・ミチェルはBNのマグニフィセントで サドとの相性は証明済みですよね。59年の録音でAB面、各2曲で、いずれもサドのオリジナルですが、当時のブルーノート等のハードバップに比べるとファ ンキー度はやや落ちますが、何か知的な印象を感じます。自分にとってこのアルバムは長らく幻の名盤の一つでした。存在は知っていましたが、なかなか実物に お目にかかる事もできなかったアルバムでもあります。確か、渋谷のジャロで偶然みつけ、諭吉1枚使った記憶があります。
 もちろん、JAROで買ったものですから、United Artistsのオリジナル、モノラル盤でセンターレーベルは赤ですね。盤もピカピカのミントコンディション、インナースリーブもオリジナル、そして高速 道路の車のライトを撮影した印象的なカバーはUA特有のコーティングカバーで本当に美しいです!!!

PS:拙ブログを訪問していただいたkさんが、A-1がLike Old Timesであり、バックカバーもセンターラベルも記載が間違っているらしい。フラナガンのNights at the VanguardでLike Old Timesをやっているらしく、これが本アルバムのA-1の"Let's Play One”と同じという事らしい。kさん、ご指摘ありがとうございました。(2009.4.10追記)

ジョアン・ジルベルト

2006-05-18 02:43:14 | jazz & vocal
Gilberto & Jobim/Joao Gilberto
(Capitol T2160)

 またボサノバものですみません。完全にはまっちゃってます。イパネマの娘のゲッツ・ジルベルトのバージョン改めて素晴らしいと思います。この曲に関して は、前に述べたようにピ-ターソンのピアノが自分にとっては最初でした。30年近く前につきあっていた彼女が自分にプレゼントしてくれたジョアン・ジルベ ルトのAMOROSO (イマージュの部屋)のテープが次のボッサでした。これに関しては、当時を反映してトミー・リピューマのプロデュースで、現在自分が好んで聴いているボッ サに比べると、随分フュージョン的なアレンジだったように記憶しています。このアルバムでWAVEを初めて知りました。懐かしいですね。  
 さてこのアルバムです。キャピトルからリリースされていますが、またブラジル系のレーベルに原盤があるのかも知れません?が(あるいはキャピトルオリジ ナルでしょうか?)、ジョアンのボーカルとギターが全面にフィーチャーされています。彼のボーカルがやっぱり、すばらしいこのリズム、雰囲気に絶妙なマッ チングです。ギターもアメリカ人ジャズギタリストのように難しい事はやりませんが、絶妙なリズム感、優しい音色すべてが、”これぞボッサ”と言うべき内容 ですね。ジョビンはオーケストラで参加しています。このアルバムではコルコバード、メディテーション、ワンノートサンバなどボッサの名曲が聴けますね。  
 先日来、イパネマの娘を他のボーカリストが唄っているヴァージョンを集中的に聴いてみたのですが、シナトラ、サラ、エラどれをとってもシャウトしすぎ で、本家にはとても及びませんね。シナトラ盤ではジョビンが途中からボーカルサポートで入ってくると、あの柔らかさ気だるさにやっぱりボサの本質があるな とあらためて認識されますね。シナトラの声は硬質すぎます。エラ、サラの盤では"The Boy from Ipanema"に替えて唄ってますが、テクニックを駆使しすぎですね。まあ、彼女らの本質がこれなんでしょうが・・・  

ガットギターによるソロ

2006-05-17 04:33:01 | jazz & vocal
Solo Flight/Charlie Byrd
(Riverside 9498)

 アコースティックギターをやっていると、必ず出くわすのがボサノバでありナイロン弦のガットギターです。通常のアコギと異なり軟らかい音色が特徴ですよ ね。フラメンコのような激しい演奏も良いですが、ボサノバの気だるい癒し系の演奏にはこのタイプのギターは欠かせませんね。  
 以前のログでチャーリー・バードの“ブルースソナタ”をアップしましたが、今回は彼が全くのソロでジャズスタンダードに挑戦したアルバムです。ソロギターは自分でやろうとす るとごまかしがきかず本当に厳しい分野ですよね。凄いです!
  演奏曲は"Am I Blue", "Easy Living","House of The Rising Sun", "Mood indigo", "You Look Advantage of Me", "Lil' Darling", "Tears", "Nocturne", Satin Doll","Blue Mobile", "Sweet Sue"とどれも2-3分の演奏でバランスが撮れた選曲で飽きることなく彼の卓越したテクニックを全編を通じて聴く事が出来ます。特にエリントンナンバー での解釈や"Tears", "Nocturne"などジャンゴの曲を取り上げ、このジプシーへの彼の深い思いを示した選曲ですね。低音部の厚さなど本当にガットギター1本かと思うよう なすばらしさです。
 カバーフォトはBart Devitoという方ですが、???ですね。荒涼とした海岸に置かれたガットギタ-とカモメのカバーです。センターレーベルはリバーサイド後期のOrpheum Productionsです。 あー、またガットギターが欲しくなってきた。やばいです!

Zootのボッサ

2006-05-16 00:44:47 | jazz & vocal

New Beat Bossa Nova vol.1/Zoot Sims
(Colpix SCP435)
 

 Zootといえば、ARGO, Bethlehem, Dawnと目白押しで本邦でもファンが多いサックスプレーヤーですよね。じゃ、なんでこんな盤をUPするの。なんてお考えの厳しいジャズファンの方の批判 を思いっきり浴びそうですが、初夏になって自分がBossaにはまってるところからこんなのもあったなぁなんて感じで気軽にアップしちゃうのがこのブログ なんです。お許しを!  
 さて、このアルバム所有の方も結構多いと思います。決して上記のいわゆる名盤ではないですが聞き所が多いですよ。まず、リカード・ボサ・ノバが聴ける 事、ズートの独特の音色で実にスムースです。そしてパーソネル、バックカバーを根性出して読めばなんて事はないですが、1st ギターにジム/ホール、2nd ギターにケニー・バレル(これで既に驚き、ソロはJimオンリーです)、さらにスペンサー・シナトラ(こいつは知らねえぞ!)のフルート、ピッコロ、そし てフィル・ウッズ、ジーン・クイルのクラリネット、パーカッションにはウィリー・ロドリゲスなんて名前も見えてしまうのです。こうなると未聴のかたは、” 聴いてみたい”って思われるのでは・・・


New Beat Bossa Nova vol.2/Zoot Sims
(Colpix SCP437)

 このアルバムには続編、vol.2があるのです。ここではマニー・アルバムとアル・コーンのアレンジでアメリカのジャズチューンをボッサアレンジで演奏 させ、この上にZootのテナーのソロを載せていくと言う趣向です。"Bernie's Tune", "Nature Boy", "ラバカン”等の有名スタンダードのズートによるボッサヴァージョンが聴けますよ。


How To Dance THE BOSSA NOVA

 そしてvol.1にはこんなインサーションがありました。このブラジリアンリズムを聴く人はもちろんダンスする人にもアピールしようというもので、ボサ ノバのステップ方法まで教えてくれると言う徹底ぶり。こんなの初めてみましたね。アメリカから入手したときにちゃんとこれまでアルバムの中に保存してくれ てました。前オーナーの方、改めて感謝です!!!

ムーズヴィルのエディー・ロックジョー・デイヴィス

2006-05-15 00:11:39 | jazz & vocal
Misty/Eddie "Lockjaw" Davis
(Moodsville 30)  

 Eddie "Lockjaw" Davisはグリフィンとのテナーバトルでおなじみですよね。グリフィン抜きでも結構リーダー盤がプレステッジやリバーサイドに多いというのは以外と知ら れてないかも知れません。というのもピアニストを使うのではなく相手にシャーリー・スコットやドン・パターソンなどのオルガニストを選んでいるのがあまり 紹介されない理由かもしれません。豪快なブローが特徴ですが、スタンダードに於ける歌心も見逃せません。このアルバムは、ソフト路線の Moodsvilleというprestigeの傍系レーベルからリリースされた一枚で、デイヴィスのスタンダードへのアプローチや歌心が十分に捉えられた アルバムと思います。  
 パーソネルはデイヴィスのテナー、スコットのオルガン(一時的に彼らはレギュラーグループであったようです)、ベースにジョージ・デュビビエ、ウェンデ ル・マーシャル(alternate)、ドラムにアーサー・エッジヒル、コンガにレイ・バレットと言うメンバーです。演奏曲もタイトル曲のミスティをはじ め、"Just Friends"や"Speak Low"等の有名なスタンダード中心ですがそこはコテコテにも紹介されたデイビスです。十分にアーシーでブルースフィーリングあふれるプレイで時にはブ ロー派ならではの強いアタックも聴かせてくれます。シャーリー・スコットのミスティのイントロでグッとくるのは毎回ですね!美しいオルガンです。  
 カバーはドン・シュリッテンでものうげな女性のアップを使ったカバーからはデイヴィスのブロースタイルは想像もつきません。センターレーベルはソリッドグリーンにシルバーロゴのオリジナルです。

サウス・アメリカン・クッキン

2006-05-14 04:19:44 | jazz & vocal
South American Cookin'/Curtis Fuller
(Epic ECPM-90 Japanese reissue)


 パワーアンプ復活第1弾です。エピックのFullerのアルバムはこれと"Magnificent Trombone Of Curtis fuller"がありますよね。他にもありましったっけ?学生時代に探し続けていたこのアルバムは(当時はオリジナルにも全くこだわりなしでしたが)新潟 市に開店したばかりの中古レコード店の開店セールで入手したLPです。安かったなあ!当時は絶盤で新品入手が困難な時代でした。それからは再発されてるの でしょうかねぇ???この辺りのエピック盤、デイブ・ベイリーとかレイ・ブライアント、フィル・ウッズ、ベティ・カーター、ジョー・キャロルとか渋めの LPが多かったですよね。このにぎやかなジャケが南米をイメージさせエキゾチックな雰囲気で気になって仕方がなかったアルバムです。
 フラーに加えズートのテナー、リズムセクションはトミー・フラナガンのピアノ、ジミー・メリットのベース、デイブ・ベイリーのドラムと”これは”とファ ンなら是非聴いてみたいと思わせるパーソネルじゃないでしょうか。何と言ってもこの時代のトミフラがいいですね。またズート(右チャンネル)とフラー (左)で掛け合いでテーマを吹く枯葉はこの曲の名演の一つでしょうね!  
 南米=ボッサのイメージでワン・ノート・サンバなんてやってます。一見、皆様御指摘のボッサ=ボントロの組み合わせのようにも見えますがそんなにボサノ バ色は強くないですね。61年の録音でゲッツのジャズ・サンバより少し前ですね。全体的にはボッサというよりラテンフレイバーのイースト系セッションと いった感じです。他にも、"Hello Young Lover", "Besame Mucho", "Autumn Leaves", "Wee Dot", "Willow Weep For Me"など有名曲ばかりで当時の自分の購買欲を随分刺激する内容でした。  
 でも、何と言ってもこのカバーでしょう!!!!