ユーチューブの動画の話。
猫が、天井の蜘蛛を見つけ狩猟モードに入った。その矢先、ハタキに先を越され、せっかくの蜘蛛をはたき落とされてしまう。憎っくきはハタキとばかり、彼は、怒り狂って罪のないハタキに襲いかかる。怒髪天をつくほど頭の毛はなさそうだが、いかにも怒りに燃えた目をしている。
しかし、彼は怒っているのではないと思う。黒っぽいヒラヒラしたハタキを獲物、ひょっとすると蜘蛛のでかいヤツと勘違いして?(ではなく見立てて?)、捕食するための攻撃を仕掛けているのだ。
最近、はなは、猫じゃらしの先に結びつけたビニールのレジ袋に夢中だ。縛り付けた袋の形が、何となくネズミに似た感じになる。はなは、レジ袋ネズミを見つけると、その首に咬みつき、いく度となく絶命させる。何というどう猛さ。袋がボロボロになっても、なかなか止めようとしない。
見ている父さんは、本物だったらどうしようという想像を断ち切るために、袋を取り上げようとした。そのとき、はなは突然、父さんの足に飛びつき、鋭い爪で父さんの足までボロボロにするのだった。(2015.10.22)