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2016.4.17 『677mP』(夕張・丁未)

 日曜日の朝、『冷水山』を下りて駐車地に戻るとまだ9時だった。

そこでもう一座ということになるが、当てにしていた『冷水山』北側の『鳩ノ巣山』にはもう雪がなく、

深い笹に覆われて登れそうにない。

であるならば直近の山はというと、道々夕張~岩見沢線の丁未風致公園近くに位置する『三角山』(770m)が頭に浮かんだ。

その位置を地形図で確認したわけではなく、漠然と頭の片隅にあっただけであったが、

まあその辺りの最高標高点が『三角山』だろうという実に安易な考えで挑むことにした。

天候は一旦雨が上がっているものの、またいつ降り出すかわからない。

また、道々夕張~岩見沢線がこの段階でまだ冬の通行止めとなっているので、

車が通る心配のない道々を、堂々と歩いてみたいという好奇心も手伝ってのスタートとなった。

更に、『冷水山』でいいだけシカのフンに気を配りながら歩いてきた後だったので、

きれいな舗装道路を歩くのは気持ちよさそうだつた。

 

 9時15分、旧「メロン城」下の駐車場をスタート。

ここは駐車場もあり、舗装されていて足元がきれいだ。

この時期は雪が融けて駐車地の足元がドロドロで、大変なところが多くなる。

 

 スタートして間もなく道々にゲートが現れた。

そこまでにも訪れる車はほとんど無い状態だが、その先は皆無であるから歩くのが楽しみなところだ。

道々は峠状の「丁未風致公園」に向かって、大きく蛇行しながら登って行く。

時折上部の道々が見て取れるところはショートカットして登る。

これも地図が頭に入っていたなら、まだまだショートカットできたものだ。

この広い道々歩きは、期待通り気持ちよく、楽しいものだつた。

山登りを志しているのだから、ちょくちょくこんな状態では困るが、たまにはいいものだ。

 

 10時10分、「丁未風致公園」(ていみふうちこうえん)に着いた。

この少し前から進行方向右手にピークが見え出しており、その姿はいかにも三角。

「あれが三角山かな?」と思い、「丁未風致公園」をこえて少し歩いたところで、道々から斜面に取り付いた。

そしていくらも登らないうちに、

10時20分、ピークに立った。

確認のため奥に進むも、北側に更に標高が高いと思われる山が連なっているものの、

ガスに隠れてよく見えない上、先程まで歩いてきた道々が、それらとの間を深く寸断して岩見沢方向に続いていた。

先ほどのピークに戻り、とりあえず『三角山』頂上と思い込んで昼食。

いつものようにインスタントラーメンを作っていると、雨がポツリポツリと降り出した。

 

 下山はまた道々をトコトコ歩き出したが、ほとんど上部からショートカットを繰り返し、

ほぼ直線的に「メロン城」脇のゲートまで下山した。

この「メロン城」だが、上部から見ると屋上にでる扉が開きっぱなしになっており、廃墟と化した実態を見る辛さがある。

  11時40分、駐車地着。

帰宅して地形図で確認すると、我々が立ったピークは「677m」の小ピークで、

『三角山』はやはり更に北側数百メートルのところに位置していた。

これでまた来冬登ってみる楽しみができたというもの。

 

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