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2016.4.3 『察来山』(590m)

 

 週に一日しかない休日だけが「雨」予報。

こんな意地の悪いことがあろうか?

しかし私の山登り、雨程度では休まない。

 

 昨日の終業後、Hiromiを拾って先週末と同じ当別町の青山ダムに移動した。

そこでゆっくり酒を飲み、目覚ましをセットせずに就寝。

翌日登る山は朝の状況を見て決めることとした。

翌日の予報は雨の確率(午前中)90%!

 

 今朝6時に起きた時には夜半から降り出した雨が上がっていた。

そしてまた眠り、次に目が覚めたのが8時だった。

不思議なのだが、家では早くに(4時頃)目が覚めて眠れなくなるのに、車中泊だと何故いつまでも眠っていられるのか?

 

 起きて周辺の山々に目をやると、どこも低いガスに覆われて何も見えない。

これではどこに登っても同じなので、少しでも頂上からの展望に期待がもてる『察来山』に登ることにした。

この辺りでは標高が低い山なので。

しかし『察来山』への林道入口に向かう途中で再び雨が降り出し、駐車地に到着すると降り方が強くなった。

とてもすぐ外に出る気にはなれず、車中でうだうだしていた。

雨は一向に止む気配がなく、雨足も弱まることがない。

遂に意を決してスタートすることに。

 

 10時ちょうど、駐車地をスタートした。

ところがスタートした直後、急に雨足が弱まり、間もなく完全に上がってしまった。

Hiromiは「日頃の行いのせいですかねえ?」と言うが、

そう言ったHiromiはともかく、私には「良い行い」の記憶がない。

とにもかくにも雨は上がった。

そうなると悔やまれるのがカメラだ。

私は雨の日の山行に古いデジカメを持参する。

これは写真の角がボケるようになってしまったので、修理することなく新しいものに買い換えた。

それで雨の日専用にしているものだ。

 

 林道を30分ちょっと歩いて尾根に取り付く。

融けて消えそうなスキーのトレースはそのまま林道を進んでいる。

それだと遠回りになってしまう。

せっかく積雪期であるのだから、トレースは最短距離を目指して直線的に刻みたい。

この尾根はグイグイ高度を稼ぎ、遠くから見て目立つ平坦な尾根の上に出る。

そして展望が一気に開け、樺戸山地が一望できる。

この辺りは毎年深いクレバスが口を開ける。

落ちると大変な深さだ。

そんなクレバスを覗いたあと、少々の笹をかき分けて尾根上部へ。

その後は高低差がほとんどない尾根を歩いて頂上部の基部に至る。

そしてひと登りで頂上の人となる。

 

 12時ちょうど、『察来山』頂上。

頂上に二シーズンほど存在した頂上標識がなくなっていた。

増毛山地はまだ濃いガスの中にあったが、樺戸山地から浜益の山にかけてはすっきりとガスが晴れ、素晴らしい!

雄大な風景を楽しんだあとは、登ってきたルートをそのまま下山。

 

 13時ちょうど、駐車地着。

振り返ってみると、たった3時間の山行であるのに、得るものは3時間の行程の山とは思えない。

良い山行に二人して満足ぅ・・・

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