北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2018.6.3 『積丹岳』(1,255m) ルートファィンディングが難しい
土曜の午後古平で入浴し、
積丹町婦美地区の『積丹岳』登山口に向かった。
この山にも回を重ねて登ってきたが、
この日はひょんなことに気が付いた。
道々から登山口に向かう道路の入口には、
北海道中央バスのバス停があった。
そしてそのバス停の名称が、
単に「登山口」。
なんとアバウトでおおらかなぁ・・・
登山口の少し手前にいい車中泊場所が見つかった。
いつも思う、どこにでもいい車中泊地が見つかるものだと。
ありがたく感じて、冷たい‘のどごし生’をグィーッ!
「うっ、うめーっ!!」
昨日(日曜)の朝6時、
『積丹岳』夏道登山口をスタート。
麓はすっかり雪が消え、
それを待ちわびていたタケノコ採りが何組か入山していた。
その中には笹薮に入って迷わず戻れるようにであろう、
大音響をスピーカーから交響曲を流し続けている者もいる。
我々静かな山を楽しもうとする者にとっては、誠迷惑な限りだ。
そしてこのタケノコ採りを含む山菜採りはマナーが悪い。
そりゃあ全てではないが、
けっこうゴミを捨てて行く。
ビニール袋、雨合羽、長靴、昼食のゴミ等をずいぶん目にしてきた。
そうやって自分のことしか考えない輩に、
山に入る資格はないし、決して入ってはいけない。
広い尾根につけられた登山道を黙々と歩き、
ゆっくりと高度を上げて行く。
そしてCo.900付近で登山道が残雪の下に隠れた。
ここからは難しいルートファインディングとなる。
この時期特有の現象だが、登山道が残雪に埋没したり露出したりを繰り返す。
それが全て雪ならばどこを歩いても、
方向さえ間違わなければ頂上に立てる。
しかし今は何としても夏道の登山道を見つけ出して歩かなければ、
後に露出したハイマツや強靭なクマザザに飲み込まれてしまい、
結局は頂上を踏めずに敗退となる。
この日は登山道が消えたあと、
わずかに残るピンクテープに従ったが、
その上のCo.971下部の登山道に当てる地点で少々時間を要した。
ここから尾根は南西向きからほぼ西向きに変わる。
そして日当たりのいい広い尾根の頭となるので、
当然登山道が露出しているはず。
ルートファインディングが難しい。
これは尾根のどの辺りに登山道が施設されているかを記憶している熟達者か、
登山道の軌跡を表示できるGPSを持った者でなければ、
頂上に立つことはできないであろうと確信した。
その後は若干の難しい場面もあったが、
ゆっくり確実に歩を進め、
8時30分、『積丹岳』。
そこから目にする『余別岳』~『ポンネアンチシ山』側の雪融け模様が素晴らしい!
ただ強風が吹き荒れる。
Hiromiなんか吹き飛ばされそうでフラフラしている。
そして「あっ!」と声が出たと思ったら、
頭の被り物がヒューッと飛んでいってしまった。
なんでもそれは4,000円ほどしたらしい。
そんな強風に見舞われた頂上なので、
早々に下山を開始。
途中で3組のパーティーが上がってきた。
よくルートを見つけて上がってきたものだと感心したが、
我々の手がかりは貴重だったと思う。
10時50分、登山口。
そこではまだタケノコ採りの連中が屯していたので、
すぐに車中泊した場所まで戻り、
ゆっくり片付けをして帰途に着いた。
そして帰宅後はもちろん「サイゼリヤ」で カンパーイッ!!
「サイゼリヤ」から帰ってパソコンを開くと、
我々が『両古美山』に登っていたとき、
Toshiが『積丹岳』に登っていたことを知った。
ひぇ~っ!