北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.2.2 「馬追丘陵」 3日続きの吹雪に翻弄され・・・
今週は木曜日に始まった吹雪模様が、
三日目の今日まで続いた。
おかげでほとんど毎日朝晩除雪に追われた。
そして今朝も除雪から始まり、
さっぱりモチベーションが上がらない。
8時近くに除雪作業を終え、Hiromiを迎えに出かけたが、
私が住む江別市を抜けて南幌町に入るとホワイトアウト!
前方がよく見えず、久々に怖い運転を体験した。
そんなホワイトアウトはHiromiの家まで続き・・・
Hiromiが住む辺りに近付くと、
新たな積雪が30cm近く有り、
それがまた除雪されていない。
降雪に対する対応がひじょうに良くない自治体だ。
Hiromiの荷物を積み込んだものの、
どこへも行く気がしない。
「馬追丘陵だ!」、
「はい」。
しかし、その馬追丘陵だってどこも除雪されておらず、
そうなったらスキー場しかないので、
とにかくスキー場まで走って待機。
と言うのも、吹雪模様だからだ。
三日目になってもまだ続く吹雪。
車外に出る気にはなれず、
天気予報が晴れると言う正午辺りまで待つことにした。
そんなやる気が起こらないときはとにかく眠くなり、
二人して随分眠りこけた。
そして何もしていないのに、車内でカップ麺の昼食を摂り、
まだ収まらぬ吹雪を眺めながらまたうたた寝。
しかしどうしても収束しそうもない吹雪に、
私がしびれを切らしHiromiに号令をかけた。
「行くぞ!」。
それはもう1時近くになってからのことだった。
やはり結構な降雪があり、
スノーシューが一歩一歩深雪に飲み込まれる。
ラッセルを交代しながら『長官山』へ。
『長官山』の頂上をスルーしたあとは、
夏道が続く尾根の一本東の尾根を下る。
この尾根を伝って先月「ユニ東武ゴルフ場」まで下って、
登り返してきた。
それを今日は南の最低標高から更に続く尾根を伝って、
『馬追山』に登ってみることにした。
この『馬追山』(175m)は、東西の離れた位置から見ると、
南の「静台」と北の「長官山」の間に位置し、
緩やかな三角形の形状をしている。
夏道はなく、古い作業道が頂上近くまで伸びていた。
地理院地図で見る『馬追山』は、
175mのピークを指して言うものなのか、
あるいはそのあたりの尾根一帯を指して言うものなのか、
どうにも釈然としない。
この『馬追山』には先日トレーニングで登ってみたが、
Hiromiは今日が初登となるので、
それなりに期待に胸が膨らむ。
一旦尾根の最低標高まで下ったあと頂上に向かって登り返すが、
この登りが遠くから見ているよりは、
なかなか登りごたえがある。
そして狭い頂上へ。
Hiromiが初登の『馬追山』頂上に立ったあとは、
一旦下って馬追温泉登山口まで歩いた。
昨年廃業したという「馬追温泉」には、もう人は住んでいないようだ。
その温泉の建物から少し離れた登山口に、
木造の古い倉庫が建っているのだが、
その屋根に積もった雪を目にして驚いた。
長沼にはこの冬こんなに雪が降ったのかぁ・・・
今年の長沼は積雪が多いようだ。
登山口で一旦リセットしてからは、
再び『長官山』に登り返す。
これも夏道沿いの踏み跡は利用せず、
沢沿いに進んだ後下降してきた尾根に駆け上がって、
我々のトレースに戻った。
そして再び『長官山』頂上をスルーしてスキー場に下った。
結局吹雪が収まったのは山陰を歩いていた時だけで、
一貫して収まることはなかった。
また天気予報が全く当てにならないというサンプルが積み上げられた。
それでもHiromiは慣れ親しんだ馬追丘陵の、
知らなかった部分を歩けたことに満足した様子だった。