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2019.2.24 『796m峰』~『807m峰』(夕張・シューパロ湖)  夕張山地を望む展望台

 昨日の朝、我が家から近いMikaを拾ってHiromiを迎えに行った。

やはり早起きは辛い。

夜明けが早いならまだいいが、

いまだ6時近くになっても暗い。

夏の日の長いときにいつも思う、

この日の長さが永遠に続きますように、と。

いつまでたっても子どもじみた64歳だ。

この日はまた夕張で絶景を眺めようと出かけた。

シューパロトンネルを抜けると、

全面結氷した純白のシューパロ湖が美しい。

ただこの時点で東の『夕張岳』にはガスがかかっていた。

  7時35分、シューパロトンネル北口そばの駐車帯をスタートした。

そしていきなり急斜面に取り付く。

ここから奥行きが1km未満に対し、

標高差450mを稼がなければならないので、

急登の連続となる。

前半は私がラッセルをし、後半はHiromiに任せた。

そんな中Mikaはすっかりお客さん状態だったが、

今Mikaにも苦労をさせなきゃと反省!

  グイグイ高度を上げていくと、

背後にシューパロ湖の風景と、

その奥に『夕張岳』や『芦別岳』を中心とした、

夕張山地の見事で雄大な大パノラマが広がる。

何度眺めてもハッとする光景だ。

飽きることのにない風景を楽しみながら、

きついノルマに耐えて、

8時55分、CO.710の小ピークに立った。

初めて登るMikaはここが頂上と思ったようだが、

 

頂上はまだ南の奥にある。

そしてそこへの登路の風景が私は好きだ。

広いのよ。

広い風景をこよなく愛する私だ。

 

風が冷たく体感温度が低下する。

しかし風景はとにかく美しく・・・

9時20分、『796m峰』。

ここは夕張山地を眺めるための展望台のようなピークだ。

一昨年地形図から拾って登り、

今回が3度目の頂上となった。

そして今回が最も天候に恵まれて言うことなし!

また、東に広がるオープンバーンは、

バックカントリーでも楽しめそうだ。

   まだ時間が早かったので、

未踏の『807m峰』まで足を伸ばすことにした。

記憶している地形図によると、

北に向かう稜線上に目指す未踏峰が存在する。

私は極力地形図を持たず、

自宅で目指す山の地形図を記憶して出かける。

そして地形図の記憶が薄れた部分は勘を働かせて歩く。

それが動物的官を養う手段としてきた。

   アップダウンを繰り返して進んで行くと、

はっきりしたピークに立った。

しかしHiromiのGPSでは高度が足りない。

ただ、その北の木の間越しに同高度のピークが見て取れる。

せっかくのチャンスゆえ、

無駄にすることはできず、更に歩を進める。

そして到達したピークはやはり高度が足りない。

帰宅して地理院地図で確認すると、

この二つのピークは標高が表記されていないものの、

「CO.800」と「CO.810」であることが判明した。

夕張市街地に隣接した山の中で、

800mを超えるものが9座と認識していたが、

このようにはっきりしたピークを持つ800m超の山がまだ存在することに、

改めて驚くとともに、奥深さを感じた次第だ。

 『807m峰』を求めて歩を進めたが、

10時05分、未踏のそのピークに立つことができた。

これで夕張市街地に隣接する山間部における800m超峰のうち、

未踏峰はもうひとつの『807m峰』一座のみとなった。

Hiromiは私と一緒にこれらの800m超峰に登ってきたが、

Mikaには何のことかさっぱりわからないだろう。

まあいい・・・

『807m峰』に立ったあとは、

そのまま東に下り、国道452号線に当てることにした。

しかし思いの外地形が複雑だったので、

すんなり下り一方とはならず、

多少の登り返しを交えての下降となった。

ただ、下りはあくまでも下りゆえ楽で、

途中昼食タイムをとり、

11時30分、駐車地。

 いやあ、二日間天候に恵まれて楽しい思いができたことに感謝!

いつも言う、山は晴れりゃあ100倍楽しい!

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