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2019.2.10 『長官山』(254m)  困ったときの長官山!

 大雪だ!

昨夜の天気予報では、

今朝までに積もる新たな降雪が10cm以下と発表されていた。

ところが今朝起きてみると、

我が家の庭には20cm以上の降雪。

もうこれで1週間毎日除雪が続いている。

その前は1日降らなかっただけで、

やはり1週間除雪し続けた。

結局この辺りは雪の多い年となってしまった。

また、天気予報がたいして降らないというものだから、

除雪車が来ない!

除雪車の出動は、新たな降雪が10cm以上となった場合と聞いている。

その場合、ありがたいことに夜中に市道の隅々まで除雪してくれる。

それが天気予報で10cm以下と発表したものだから、

除雪センターが油断したのだろう。

おかげで車道には雪がごっそりだ。

1時間半かけて除雪したあと家を出ると、

我が家から少しずれただけで降雪が30cmに達している。

従って除雪車が来なかった車道には新雪が溢れて走りにくい。

Hiromiを迎えに行く道も、

全く除雪されておらず、

路外に飛び出してスタックしている車も見た。

天気予報の精度の悪さは、

人間社会に様々な危険をもたらす。

  Hiromiを迎えに行ったはいいが、

Hiromiが住む辺りだって除雪されておらず、

増してホワイトアウトで視界が効かない。

そうなると直近の馬追丘陵に頼るしかなく、

迷わず長沼スキー場に向かった。

しかし、そこに至るまでの運転も視界が非常に悪く・・・

  スキー場の奥の除雪終点に到着したものの、

降りしきる雪にモチベーションが全く上がらない。

しばし車の中で待機。

Hiromiも全くやる気なく、正に眠りにつこうとしている。

だがこのままダラダラして時を無駄にすると悔いが残る。

そう思い、Hiromiにハッパをかけて外に出た。

パパッと準備を済ませ、

『長官山』に向かってスタートした。

準備を始める前まではおっくうで仕方ないが、

スタートしてしまえばいつもの調子に戻る。

誰もいない中を黙々と登って行く。

車道をショートカットし、

樹林の中の急登を経て巨大アンテナの基部へ。

ちょっと寄り道で、巨大アンテナ奥の「200mP」に立ってみた。

そこから尾根筋に従って下って行くと、

「マオイゴルフ場」の入口に至る。

しかしそれは下らずに戻って『長官山』へ。

『長官山』までは前日他者のトレースが残っており、

楽に歩行をさせてもらった。

そして一旦『長官山』頂上に立って、

火葬場登山口に下った。

このコースは昨秋の台風で倒木の嵐となり、

夏道が閉鎖されてしまった。

それが積雪期だとどこでも歩けるので、

既にルートは確保してある。

それを下って更にルートを変え、「火葬場」に出た。

「火葬場」の立派な建物と広い駐車場を目の当たりにして引き返す。

雪はこの頃になって止み、幾分光が射してきた。

そして再び『長官山』頂上。

今度は「ユニ東武ゴルフ場」に下る。

このとき「馬追温泉」から登ってきた一名のトレースを見た。

我々はまたまっさらな尾根を下る。

淡々と下っているうちに晴れてきた。

青空がだんだん広がって行く。

広い「ユニ東武ゴルフ場」まで下り、

つけてきたトレースに従って引き返した。

そして尾根筋に戻って昼食。

ちょうど昼になっていた。

上空は青空!

空腹を満たしたあと登り返し、三度『長官山』頂上。

この頂上から眺める風景は、

札幌から馬追丘陵までの範囲で青空が広がっているものの、

その他は全て雪雲の中!

そんな光景を目にしてHiromiがポツリと口にした、

「ここでよかったね・・・」

そう、困ったときの『長官山』ではあったが、

同時に今日という嫌な日に最高の『長官山』となった。

二人して豊かな気持ちで下山、帰途に着いた。

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