goo

2019.2.11 「715mP」~「720mP」(夕張・真谷地)  素晴らしき樹氷!

 三連休最終日はまた夕張へ。

Toshiの生まれ故郷の真谷地から登る無名峰へ。

この朝は1週間ぶりに降雪がなく、

除雪から解放された。

ただ天気はパッとせず、

そのあたりのことは期待していなかったのだが・・・

  前日の朝、どこもここも除雪されておらず、

車を走らせること自体危険と感じた車道は、

夜中のうちに除雪車が走り回ってくれたようで、

快適に車を走らせてHiromiを迎えに行った。

夕張に入っても除雪されたあとで気持ちがいい。

真谷地の奥の除雪終点に入って行くと、Toshiの実家がある。

今は住む人がおらず、

実家の屋根にはすごい量の雪が積もっていた。

今年の夕張は特に雪が多い。

 

 Toshiの実家を過ぎると間もなく除雪終点だ。

そして大きなゲートがある。

8時40分、除雪終点の広い駐車地をスタート。

林道にはキャタピラ痕が残っていた。

ラッキーっ!

最初はスノーモビルの痕かと思ったが、

どうも違うようだ。

両輪の間、つまり腹の部分もキャタピラになっているようで、

キャタピラ痕が3列並んでいる。

小型の雪上車であろうが、

いったいどんな形をしているものなのか?

とにかくスタートして2kmほどは、

固く締まったその上を歩いて楽をさせてもらった。

そして思いついたのだが、

その痕はNTTの管理道路であるゆえ、

『真谷地岳』頂上に林立する巨大アンテナ群までの、

送電設備の保守管理のために入山したものだ。

従ってそのキャタピラ痕は、

『真谷地岳』頂上まで続いしているものと思われる。

ここで色気が出る、「今ならツボ足で真谷地岳に登れるぞ」と。

危うくその誘惑に流されそうになったが、

この日の目的は別のもの。

 

 8時55分、林道ゲート。

無積雪期はここが『真谷地岳』の登山口となる。

そして9時10分、真谷地林道ゲート。

ここでキャタピラ痕と別れた。

新雪の林道に入ると極端にスピードが落ちた。

ラッセルを交代しながら、

ゆっくりゆっくり進んでいく。

割と直線的な林道は先の見通しが効いていい。

真谷地林道を2kmほど歩くと、

左手に作業道が現れる。

これは昨秋偵察済みで、

この作業道を利用すると楽に上部まで進める。

しかし作業道はそれなりに蛇行して進むので、

距離的には長くなる。

それで急斜面を直登することも考えたが、

斜度がかなりありそうなので作業道を登ることにした。

作業道は少しずつ高度を上げて行く。

そして11時ちょうど、

CO.550で作業道が最高標高点に達し、

また下降を始めたので急斜面に取り付いた。

全く期待していなかった天候が思いがけなく素晴らしい。

何か素晴らしいものが見られる予感!

急斜面のきついアルバイトに耐え、

一歩一歩登って行く。

そして傾斜が緩み、稜線上に出て絶句した。

す、すばらしい!

樹氷の見事なこと!

純白の樹氷が青空に映え、陽の光に輝いている。

そしてそれが延々と続く。

それは私が64年目にしてきた中で、

最も美しい光景かもしれない。

とにかくHiromiと二人して感動の連続た。

 デジカメのシャッターを切る手が止まらない。

  11時30分、「715mP」。

記念撮影をし、稜線を北に進む。

樹氷を楽しみながら歩き、

12時ちょうど、「720mP」。

まさかこんな風景を目にすることになるとはぁ・・・

満たされた気持ちで下山を開始。

二人でつけたトレースを生かして楽に下るべく、

登ってきたルートをそのまま引き返した。

そして13時25分、真谷地林道ゲート。

13時40分、林道ゲート。

13時55分、駐車地。

 

 いやあ、素晴らしかった。

この日この山に登ったことを、

心の底から良かったと思い、

そんな話しも交えながら、

「サイゼリヤ」で三連休の締めくくりとした。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )