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2021.2.28 『コロイ山』(164m)  ここもツボ足だ!

 27日(土)の夕方、

厚真町の「こぶしの湯」て汗を流したあと、

隣りの安平町早来で車中泊。

どこにでも良い車中泊地が見つかるものだ。

そして翌朝「早来墓地」に移動した。

 『コロイ山』には今年1月に一人で登っている。

そのとき目にした風景が素晴らしかったので、

Hiromiにも見せてやろうと、

再び登ることにしたのだが、

今回も同じく「早来墓地」を駐車地とした。

この山の山頂に続く管理道路の、

入り口を確認したわけではないが、

前回偶然「早来墓地」に入り、

そこからのルートが楽しかったので、

今回も迷わず同所を発着点に決めた。

 7時ちょうど、墓地の駐車場をスタート。

冬の墓地を訪れる人はいない。

途中管理道路に出てから、

雪に足を取られることを想定し、

スノーシューを背負ってのスタートとした。

ところが・・・

 まず墓地を縦断して抜けるのだが、

また胆振東部地震で崩れた墓石が目に付き、

何ともいたたまれぬ気持ちになる。

もうそれらの墓を守る人がいないので、

崩れても放置されたままなのだろう。

墓なんかいらないと、

常日頃から思い続けている私。

 墓地を抜けると送電線下に出て、

進み行く風景が一気に見通せる。

なかなかいい景色だ。

一旦流れの少ない小沢まで下って、

同じく送電線の下を登り返す。

すると背後に下ってきた風景が広がる。

そしてCo.100で刈り分け道から、

広い管理道路に出た。

ここでスノーシューを装着する予定でいた。

ところが全く必要ない。

固く締まって大変歩きやすい。

1月に登った時もツボ足だったが、

この時はスノーシューが欲しいくらいに、

雪に足を取られながらの登行だった。

足元が快適だとHiromiのスピードに拍車がかかる。

スタスタ前を歩いて行く。

 この『コロイ山』には、

4箇所に分かれてアンテナが建つ。

他の山に設置されたアンテナ群のように、

一箇所に固まってはおらず、

それぞれがけっこうな距離を保っている。

そんなアンテナを一つ二つと過ぎると、

目指すピークまで一直線の道となる。

それを詰めて最後は、

アンテナ施設の右から回り込んで、

7時55分、『コロイ山』(二等三角点:巨稜威山=ころいやま)。

スタートして1時間弱で、

ピークに立つことにあらためて驚いた。

そして下ろうとすると、

笹の中のピンテが目についた。

我々が登った方とは逆の、

建物の左側から回り込むものだった。

そこにはきっちり刈り分け道がつけられていた。

 下山はまっすぐ天を目指すようにそそり立った、

巨大アンテナ付近から、

南西に広がる伐採地に足を踏み入れてみた。

純白の広々とした伐採地は美しい。

伐採地を下って行く風景も、

登って行く風景も我々は好む。

ここもほんの里山に過ぎないのに、

期待をはるかに上回る風景を楽しめる。

そんな納得のゆく風景を楽しんで、

薄い樹林帯に入った。

そして奥行きの浅い樹林を抜けると、

管理道路から西に遠く見えていた、

大きなアンテナの真下に出た。

これで4箇所のアンテナを、

全部回ったことになる。

別にそれを狙ってのことではないが、

管理道路に加えて、

伐採地を歩くバリエーションルートがおもしろい。

最後は林道を下り、

送電線の下に出て墓地へと戻った。

9時ちょうど、駐車地。

たった2時間の行程にしては、

あまりにも盛り沢山な内容に、

Hiromiと二人「満足」のひと言!

豊かな気持ちで早々と帰途に着き、

夕方の反省会を約して別れた。

天候に恵まれ、

素晴らしい二日間だったことに感謝!

 

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