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2021.3.3 『長官山』(254m)  大雪のあとはここしかない!

 3月に入って北海道は、

ほぼ全域で大雪模様となった。

昨日の朝夕、そして今朝も除雪に追われた。

そんな中今日は「コズを故郷の山に登らせる!」

第5回目を予定していたが、

大雪のあとはどこも、

駐車スペースが確保できなくなるので、

中止して馬追丘陵『長官山』に登ることにした。

『長官山』にはコズが知らないルートがある。

それでコズもそれなりに楽しみにしているようだった。

ただ、『長官山』だって麓で駐車スペースが、

確保できるかどうかわからない。

とりあえず午前中はあちこちで、

除雪車が走り回るであろうから、

12時に『長官山』火葬場入山口で合流することにした。

現地に行ってみると、

コズは既に到着しており、

心配していた通り、

駐車場は除雪されていなかった。

しかし火葬場へ続く広い道路が、

既に除雪済みだったので、

路上駐車をすることにした。

駐車禁止ではないし、

どなたかの火葬が行われなければ、

一日にほとんど車が通ることはない。

スタート前の準備をしていると、

突然コズが叫んだ、

「アミちゃん、スノーシュー忘れた!」

え~っ、こいつも「忘れ物落し物兄妹」の一味?

私の車にはスノーシューを、

常時数セット積んでいる。

雪質によって使い分けたり、

故障した時の予備だったりというわけだ。

だから何の問題もなく、

そのうちの1セットを貸し与えた。

 

 墓地の中をスタートして、

すぐマオイゴルフ場に出た。

今日はひどく降り続いた雪が止み、

素晴らしい晴天となったので、

純白の広々とした風景が、

まばゆいばかりで特に美しい。

初めてここを案内するコズも、

この風景を目にしてすぐ気に入った。

ただ、降り続いた大雪がそのままの状態なので、

一歩一歩スノーシューを深く飲み込む。

ゆっくりゆっくり歩を進めて行く。

途中の松の木にマツボックリが、

びっしりとぶら下がっていた。

マツボックリというのは、

毎年秋に落ちてしまうものなのではなかったのか・・・

ゴルフ場を斜めに縦断して、

樹林帯の尾根に取り付いた。

トドマツの林で見事な大木が林立する。

もういつ伐採されてもよい頃合だ。

ところどころの幹に、

ビクマの爪痕やエゾシカの角跡が残っている。

そんな風景を楽しみながら高度を上げていくと、

前方に純白の頂きが見えてくる。

ここはコズを先に行かせる。

そして登りきったところが「文学台」だ。

ここは地元長沼町の観光名所。

とは言っても、めったに人が訪れることはないが。

「文学台」から望む石狩平野の風景は、

やはり晴天ならではの美しさがある。

しばしそんな風景を楽しんで、

ここからは遊歩道に沿って『長官山』に向かう。

遊歩道に雪がたまり、

まるで細尾根の上を歩いているようだ。

そして間もなく『長官山』。

コズが「あれは何?」と指さした、

純白の峰は名峰『夕張岳』だ。

 当初はまだコズが知らないルートを、

更に案内するつもりでいたが、

今日はラッセルで疲れた。

コズも「もうここでいい」ということなので、

そのまま下山することにした。

但し下山もコズが歩いたことのない、

送電線下を下ることにした。

ここには先行者のスノーシューによる、

トレースが残っていたのだが、

その上を歩いてもひどく歩きにくい雪の量だ。

それでも登りに比べれば楽なもの。

楽しく下って路上の駐車地へ。

天気がいいと山は100倍楽しい!

今日もいい日だったあ~

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