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2021.3.12 『察来山』(さっくるやま・590m)  素晴らしい天候の下の雄大な風景を楽しむ

 今日は久しぶりにMachikoを案内して、

『察来山』に登ってきた。

Machikoの希望を尋ねて、

この山に決めたわけではないが、

現地集合で顔を見るなり、

「この山に登りたかったんです」

それはよかった。

 『察来山』は大変見晴らしがよく、

増毛山地の展望台でもある。

昔は人に出会うこともなかった山だが、

5~6年前くらいにずいぶん、

人の姿や痕跡を見る時期があった。

インターネットかガイドブックの影響だろう。

しかし一通り皆が登ってしまうと、

また静かな山に戻った。

 『察来山』へのアプローチは、

国道451号線を滝川市から、

石狩市浜益区に向かって車を走らせ、

「青山トンネル」を過ぎて500mほど走った地点の、

送電線の鉄塔が建つ林道入口となる。

この入口は毎年広く除雪してあるのだが、

今朝行ってみると車2台が、

縦列で止められるスペースしか開いていなかった。

この冬は積雪が多かったので、

除雪に余裕がなかったのだろう。

通常は送電線の維持管理用車両が入るために、

広く開けているのだと推測する。

 8時35分、スノーシュー装着でスタート。

足下はモナカ雪で少々歩きにくい。

歩き始めてすぐの針葉樹林を抜けると、

突然前方に目指す山並みが目に入る。

純白の崖状地形が美しい。

林道にはほんのかすかに、

人のトレースが残っている。

やはり今はめったに人が入らないようだ。

 林道を2km近く歩いて、

右手の尾根に取り付いた。

この尾根を挟んで反対側に林道が続いており、

これを忠実に登って行くと、

最後の登りの基部まで到達できる。

しかし林道ゆえ歩行距離が長くなる。

尾根は急な傾斜を登って、

地形図上の「334m標高点」を通る。

そしてCo.350で林道と交差し、

そのまま直線的に上を目指す。

林道との交差後しばらくは、

ゆるい傾斜の広々とした斜面を登っていくが、

Co.450から500までの間は、

転倒すると流されるほどの傾斜となる。

しかしこれを登りきると、

純白の長い崖状尾根は近い。

この崖の上の尾根は500mも続く。

その上を歩きながらの景観がすごい迫力だ。

東から南、そして西への展望を遮るものがない。

Machikoもこの眺めにはたまげたようだ。

いくら眺めても見飽きることのない景色をあとに、

いよいよ最後のひと登りが待っている。

標高差30mほどの頂上部だが、

傾斜がきついので気が抜けない。

それでもMachikoもスノーシューで登りきった。

10時40分、『察来山』(二等三角点:察来山)

東の新十津川町方面はよく見えているが、

増毛山地がガスに隠れて、

スッキリとは見せてくれない。

それでも言いようのない素晴らしい眺めだ。

Machikoは朝から写真撮りまくりだ。

それをまたたくさんSNSに投稿するんだぜ!

多すぎるっちゅうの!

 頂上を後にして風に当たらないところで、

早めの昼食とした。

Machikoは今日も丁寧な弁当持参だった。

下山の急斜面を私はスノーシューで滑り、

Machikoは迷わず尻滑り。

昼ともなると気温が上がって、

足下の雪が湿って重い重い。

山中での登下降より重い雪の林道歩きに疲れる。

12時35分、駐車地。

山は晴れりゃあ100倍楽しい!

そんなフレーズがぴったりの『察来山』に、

Machikoも満足した様子で帰っていった。

 

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