北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.3.19 『分監山』(460m) ピンテの嵐!
今日はKaoruを連れて『分監山』に登ってきた。
先週スノーシュー登山2回目で、
夕張の『鳩ノ巣山』に登ったKaoruの、
またステップアップ登山だ。
週末なら誰かいるかもしれないが、
ウィークデーは誰もいないだろうと思って出かけた。
今朝9時に月形町で合流し、
豊ケ丘貯水池そばの林道入口に移動した。
そして9時30分、スタート。
この山に登るのはもう何度目だろう?
時間がないとき手軽に登れて、
大いに満足できる山。
きっとKaoruも気に入るだろうと、
3回目はここに決めた。
Kaoruがスノーシューを購入して、
もう1ヶ月も経過しただろうか?
もうじき雪が融けてしまう。
残り少ない春山シーズンを、
可能な限り楽しんでもらいたい。
林道入口をスタートして、
しばらくは林道沿いに進む。
この林道をどこまでも進んで行くと、
二等三角点「月形」(305m)そばをかすめるようにして、
やがては月形市街地に下っていく。
ずいぶんたくさん付けられているピンテが気になる。
『分監山』の南斜面が眼前に近付くと、
林道を離れて沢地形へと一旦下る。
そして尾根に取り付く。
ただ「尾根」と言っても判然とせず、
斜面と言った方が適確かもしれない。
この斜面は地形図を見てわかるように、
等高線が混んでおり、急登の連続となる。
その斜面にも延々とピンテが付けられている。
間隔が20m単位くらいで次々に現れ、
一箇所にいくつものテープが付けられている箇所も。
いったい誰が・・・?
その後も次から次へと現れる。
ピンテなぞもともと山にあるものではないので、
ここまで付けられるとゴミでしかない。
だいたいこの短い行程の山では、
下山までにトレースが消えることはない。
従ってピンテなぞ不必要だ。
そんなピンテはどこへも逃げようのない、
細尾根に入っても付けられている。
全く必要ないだろう。
何故回収しながら下山しない?
意味のない数多くのピンテを見ながらの登行は不快だ。
スポーツインストラクターで、
マラソンランナーでもあるKaoruは身軽で、
スイスイ登って行く。
急登はCo.420で一旦終わり、
平坦になると同時に東側の視界が開け、
田園風景が一気に見渡せる。
なかなかの高度感で、
低山とバカにできない見事な眺めだ。
そんな風景を眺めたあとは、
明瞭な尾根を登り、
Co.430で樹木が切れて頂上部が目に入る。
北側は雪庇が張り出して、
なかなか迫力ある風景だ。
一旦小ピークに上がってから、
北に続く尾根を少々下り、
最後は50mほど登って、
11時ちょうど、『分監山』(三等三角点:分監山)。
頂上からの展望は樹木が多いのであまりよくない。
このピークから北に伸びる尾根を辿ると、
樺戸山地の『三角山』に至る。
少し下って風のこないところで昼食とした。
下山は足下の雪がかなりゆるみ、
スノーシューが深く飲み込まれる場面も。
Kaoruはこの日もスノーシューで滑る練習だ。
しかし傾斜のきつい部分が多いので、
いったい何度尻もちをついたことだろう?
それでもずいぶん楽しそうに下っていた。
そう、楽しけりゃいいのよ!
山は苦しみに行くんじゃない、
楽しみに行くのだから。
12時20分、駐車地。
今日も楽しかったねえ!
また時間が合えば楽しい山行をしよう!
ところで前述のピンテの件だが、
今年1月にエバとMacikoとこの山に登った。
そして二人はヤマップを利用しており、
この山の軌跡をそれぞれのページにアップした。
その影響で登山者が増え、
初心者がひどいピンテの付け方をしたのだろうか?
聞くところによると、
ヤマップメンバーの中には他人の軌跡を、
自分のアプリに取り込んで、
それを頼りに登る者がいるとか。
紙地図上に独自のルートを引くことなく。
それでは自ら登っていることにはならず、
他人の軌跡をなぞっているだけだ。
そんなことをしていて、
途中でスマホが故障したらどうする?
頭に何も入っていないのだから、
即遭難につながるのが目に見える。
ヤマップの利用者は随分いるようだが、
まるっきりそれに頼っての山登りは危険極まりない。
今回のことでヤマップを利用している岳友を連れて、
入山することが重くなった。
あるいは同行を希望する者には、
ヤマップへの軌跡表示をしないことが条件となろう。
今日はKaoruが一緒だったのでピンテを放置したまま下山したが、
近々回収に出かけることにする。