北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.3.25 『東望来山』(ひがしもうらいやま・269m) またいい山に巡り合えた!
私の仕事は今週から出勤日が、
火、水曜の二日になった。
先週までは週にたった1日しか出勤していなかった。
それでも2日間朝から夕方までの、
十分な仕事があるわけではなく、
3時には退勤する。
アルバイト先が観光菓子の製造工場であるため、
いつになったら観光地が賑わうのか?
また当分は無理だろう。
昨日は近場ながら、
これまで足を踏み入れたことのない山域に、
初めて入ってみた。
当別町から道々を「道民の森」方面に走ると、
大きな当別ダムが現れる。
そしてそのダムでせき止められてできた、
「ふくろう湖」の西側一帯には、
全く足を踏み入れたことがなかった。
特に高い山があるわけではないのだが、
なんとなく気になっていたものの、
手付かずに見過ごしてきた。
そこであらためて地理院地図を眺めてみると、
このダムのすぐ西側に、
「ふくろう山」(三等三角点:十万坪)というのがあるが、
この山のことはよく耳にし、
常に人が入っているようなので、
全く足を向ける気にならない。
それで別の山は?
と調べてみると、
その北側に「東望来山」(三等三角点)、
というのが目にとまった。
面白そうじゃないか!
今朝駐車スペースの確保を心配しながら、
現地に行ってみると、
雪融けがかなり進み、
歩道があちこちで露出していた。
それで人なぞ歩くわけがない歩道上に駐車した。
そして9時ちょうどにスタートし、
歩道を約200mほど歩いて、
「小松の沢橋」を渡った。
その先は「ふくろう湖」を横断する、
長い「望郷橋」が架けられている。
この「望郷橋」の上から眺める「ふくろう湖」が、
全面結氷している今、
広々として見事な風景だ。
「小松の沢橋」を渡りきったところに、
今回の足がかりとなる林道入口がある。
「小松の沢橋」の下を流れる沢が、
「小松の沢」のようだから、
察するところ林道名も「小松の沢林道」か?
気温が高く雪が腐った林道は、
一歩一歩が重い。
林道上から見下ろす沢は、
この辺りだと川幅が広がり、
湖の一部になっている。
林道を歩いているとカケス(?)が現れた。
ギィーギィーと鳴くからカケスだろう。
そのカケスがツガイで現れ、
私から離れようとしない。
近付くと飛んでいくのだが、
すぐに戻ってきて近くの小枝にとまる。
それを繰り返してしばらく進んだ。
なかなか可愛いカケスだ。
林道を1kmほど歩くと、
上部を走る送電線が現れ、
林道が左に90度曲がって進むこととなった。
そこで林道を離れて沢筋を進むことにした。
すぐに枝沢が現れるので左俣を進む。
沢はまだ完全に開けてはおらず、
スノーブリッジが残っているので助かった。
幾度か渡渉を繰り返し、
適当なところで右手の斜面に取り付いた。
そして高度を上げてCo.160で尾根の頭に上がった。
地形図上の「172m標高点」を踏む、
この尾根を登って行くと、
「252m標高点」と「東望来山」を結ぶ、
稜線に出ることになる。
なかなか楽しみな先行きだ。
尾根の途中から右手に目指す、
「東望来山」が見え隠れする。
尾根筋を詰めて行くと、
やがて樹木が少なくなり、
突然「260mP」に飛び出した。
大げさに綴っているようではあるが、
なかなかどうして、
たかだか300mにも満たない山風景とは思えない。
素晴らしい!
「260mP」に立つと、
360度遮るもののない風景が広がった。
南の稜線奥には航空自衛隊の、
レーダー基地を備えた『阿蘇岩山』が見えている。
また西の日本海側は広々としている。
東には「ふくろう湖」の一部だ。
とにかく遮るもののない、
素晴らしい風景なのだが、
空気が褐色に染まって、
まるで大陸からやってくる黄砂に包まれているようだ。
次回は晴天の日に訪れてみたいものだ。
「260mP」を離れて一旦下降し、
登り返して11時30分、
三等三角点「東望来山」。
簡単な昼食とした。
ここから稜線上を更に西進すると、
3kmほどで四等三角点「八木ノ沢」に至る。
それはまた次回の楽しみにとっておこう。
下山は登路で利用した尾根と、
ほぼ平行に走る北側の尾根を下った。
そして「小松の沢」に下るも、
暖気が更に足下の雪を腐らせ、
疲れるんだよねえ、歩くのが。
ところが林道に戻ると、
またあのカケスが迎えてくれて、
そばの小枝にとまって離れないんだよねえ。
めんこいなあ・・・
13時15分、駐車地。
この後帰路で「当別ダム」横を通ると、
ダムの管理施設敷地に車が6台ほど停まっていた。
おそらく「ふくろう山」に登っている登山者のものだろ。
いやあ、やっぱり足が向かないなあ・・・