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2021.3.11 『千代田』(362m)~『400m峰』  夕張の端で尾根歩きを楽しむ

 今週は昨日(水曜)一日だけの出勤。

来週も水曜日だけの出勤予定だ。

従って今週も今日から来週火曜日まで、

毎日山に登る予定だ。

幸せだねえ~

 今朝家を出て夕張に向かった。

今日の山は道々3号線を夕張市に向かって走り、

市街地に入る直前の「夕張トンネル」上部の山並みを、

南に向かって歩く予定。

来は夕張トンネルの、

栗山側入口そばにある、

「千代田林道」ゲートを越えて入山したいのだが、

その辺りはいまだ積雪が多く、

駐車スペースを確保できない。

それでトンネルを抜けて、

夕張側ですぐに右折し、

千代田地区の住宅街に入ってみた。

そして突き当りまで行くと、

おあつらえ向きの空き地があつた。

これを起点に西側の山に取り付こうと、

準備をしていると、

車が一台やってきて、

男性が目の前の家に入っていった。

しかしすぐに出てきたので尋ねてみた。

ここに駐車していいかと。

すると目的を尋ねられたが、

山登りだと説明すると、

快く駐車を認めてくれた。

ありがとうございます。

 8時25分、スタートして除雪された小道を進む。

正面に見える大きな建物は、

どうやら学校らしいが既に廃校のようだ。

それは山側の校舎裏手に行ってみてはっきりした。

窓ガラスが割れ、窓枠もぐちゃぐちゃだ。

通常はこのような建物を、

放置してはおかない。

事故や非行の温床となるからだ。

しかし始末できないのが、

財政破綻都市夕張の現状なのだろう。

 学校の校舎裏手より急斜面に取り付いた。

表面に新雪が20cmほど積もっているものの、

その下に冷えて固まった、

硬い層ができているので、

登行にはスノーシューのアイゼンが効く。

傾斜がきついのでみるみる高度を上げて行く。

そして背後に美しい『冷水山』(702m)と、

地元千代田地区の風景が広がっていく。

空気が澄んで実に美しい風景だ。

更に高度を上げ、

9時ちょうど、四等三角点「千代田」

昨秋藪漕ぎで二度このピークに立っている。

今回はここから南の「清水ノ沢ダム」そばの、

『平和』(412m)までを往復する予定だった。

ところがここで気付いた、

日焼け止めクリームを車中に忘れたことを。

紫外線がひじょうに強い時期に、

今日の素晴らしい晴天だ。

顔がどんなことになるかと思うと、

ツラの皮の厚い私でも怖くなる。

やけど状になると、

明日からの山行の支障となる。

それで予定を短縮して、

地形図上の「400m標高点」まで行って、

そのまま折り返して戻ることにした。

 『千代田』からは結構なアップダウンが続く。

しかし尾根歩きは楽しい!

ほぼ南に向かっていた尾根は、

Co.370で向きを大きく変えて、

一旦東向きとなった。

そして忠実に詰めて行くと、

9時50分、地形図上の「392m標高点」。

このピークは樹木がないので、

なかなか見晴らしがいい。

ただ、この頃になると新雪が陽光に緩み、

湿ってスノーシューにダンゴを作る。

それが重く歩きにくいため、

頻繁にストックでつついて落とす。

それでも尚明るい尾根歩きは楽しく、

10時15分、「400m峰」。

このピーク周辺は狭い範囲だが、

きれいに伐採されているので、

展望が欲しいままだ。

純白の『冷水山』はもとより、

東に『北清水沢』、『上真谷地』、『真谷地』などが並び、

西のすぐ間近には『北川奥』、『524m峰』が、

手に取るように見えている。

いやあ、こんな素晴らしいピークだとは、

全く期待していなかっただけに、

感謝感激~っ!!

納得の最終目的地で早い昼食とした。

素晴らしい風景を眺めながら。

この日も「山は実際に登ってみなきゃわからん」、

と言うことの、

典型的な山行ができたことに満足。

次回は是非Hiromiを連れて登ろう!

 復路はそのまま往路のトレースをたどった。

またアップダウンを繰り返すのだが、

益々気温が上昇し、

スノーシューは常に雪ダンゴだらけで、

重くて歩きにくくて・・・

11時40分、再び『千代田』。

このあとは急斜面を滑って、

12時ちょうど、駐車地。

いやあ、今日もいい山だったなあ!

夕張市の山にはまだ知らないところがあるし、

ホント楽しませてくれるわぁ~

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