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2021.5.7 『二番川』(291m)~『左支流』(ひだりしりゅう・391m)  樺戸山地の新たな林道へ

 GWは1~5日まで登り歩いていたので、

6日は完全休養とし、

女房と買い物その他で行動をともにした。

そして7日の朝樺戸山地に向かった。

今回は「道民の森」に近い位置で、

新たな林道に入ってみた。          

先日三角点4座を巡った林道の、

少し北側に当たる地域だ。

地形図に「梅村牧場」、

と記された地点から林道に入り、

三角点ピーク二座に立つ計画とした。

片道6kmほどの林道歩きとなる。

 9時25分、林道入口を駐車地として、

スパイク長靴でスタート。

近くに廃屋が残っている。

この一帯の土地は、

今となっては廃屋になってしまった家主のものなのか?

とにかくその中に林道の入口があった。

少し登っていくと、

林道の左右が開け、

牧草地帯となっていた。

ここの風景は『神居尻山』から眺めていた。

牧草地からは近くに『望来山』から『別狩岳』への山並み、

そして遠くにいまだ純白の、

「増毛山地」が望まれる。

また目先を変えると、

『神居尻山』と『ピンネシリ山』が、

迫力ある姿でどっしりと構えている。

これらの山岳風景が、

広い牧草地を介して眺められるのがいい。

しばらく風景を楽しんだあとは、

林道に戻って進んで行く。

まだ路面が雪に隠れている部分が、

全行程の3分の2を占めている。

今年は雪が多かったことを物語る。

 スタートして2kmほどで、

「二番川」基部に達した。

見上げると笹が濃い。

ピークまでの距離は30mほどか?

意を決して笹薮に突入!

ダニに噛まれる心配があるので、

急いで強引に笹を漕ぐ。

そして10時15分、三等三角点「二番川」

更に急いで林道に下り、

上半身のシャツを脱いでダニチェック!

この辺りは雪が融けたばかりで、

ダニの発生はまだのようだ。

 また雪の林道を淡々と進んで行く。

歩を進めて少しずつ高度を上げるほど、

辺りの雪の面積が増していく。

そんな雪は右手の林道分岐を過ぎると更に多くなり、

それが緑の針葉樹との、

美しいコントラストを醸し出す。

ヒグマの痕跡がないと思っていたら、

大きなフンの塊が一箇所。

そして深い針葉樹林帯の中を進み、

最後の詰めだが、

ここで少々まごついた。

林道が全て雪の下で、

しかももうかなり細くなっているので、

判別がつかない。

しかしピークが近くなって、

濃い笹薮を抜けると、

針葉樹林帯の中は歩きやすく、

11時50分、四等三角点「左支流」

残念ながら三角点標石は、

まだ分厚い雪の下だ。

ピークから東側に少し下ると、

『神居尻山』と『ピンネシリ山』が、

すぐ近くに見えた。

そこで昼食。

 下山は同ルートを引き返した。

この日は気温が高く半袖シャツで十分だ。

午前中いくらか影響を受けていた黄砂も、

午後の強い南風に吹き飛ばされたようで、

山々の風景が澄んで見える。

そんな風景をまた牧草地で楽しんだが、

その中に直前で立った「左支流」が見えることに、

正直驚いた。

自分の頭の中では少し方角が違っていた。

13時50分、駐車地。

いやあ、またいい山旅だったなあ!

またひとつ樺戸山地の新たな林道を、

歩けたという満足感を胸に帰途に着き、

帰宅後乾いた喉に「のどごし生」を流し込んだ。

うっ、うめーっ!!

 

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