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2021.5.14 『天狗山』(330m)  とうとうネギを持ち帰った・・・

  昨日の朝の我々夫婦の会話。

「今晩何食べる~?」

「何でもいいけど・・・」

「じゃあジンギスカン食べてくんない?

 冷凍庫空けたいから」

「わかったあ」

と、このとき、一瞬ひらめき、

あることを企てた。

それはギョウジャニンニクを採ってきて、

それをジンギスカンに入れて食べること。

人が聞けばフツーの話しだが、

我が家には特殊な事情がある。

昔は毎シーズンギョウジャニンニクを、

空にした45リットルのザックに、

びっしり詰めて帰った。

そして毎日食べまくり!

主にジンギスカンと酢味噌和えで食べていた、

人の迷惑なぞ顧みずに。

ところがある日突然、

女房の体にギョウジャニンニクが合わなくなり、

それ以来臭いすらひどく嫌うようになったので、

とてもじゃないが、

持ち帰ることができなくなってしまった。

最後に持ち帰って食べたのが、

もう10年以上前になろうか・・・

それでこの度は無性に食べたくなり、

昨日はそれを採ることが目的で、

栗山町の「天狗山」に出かけた。

ギョウジャニンニクの採取場所は、

頭の中に数多くあるが、

「天狗山」が我が家からは一番近い。

 昨日は前日と違って、

素晴らしく晴れ上がった上に気温が高く、

栗山町南角田の林道に到着した、

午前10時には気温が20℃を超えていた。

気温が高い里山は、

すでに若葉が結構な勢いで開き、

色とりどりの葉に包まれた木々が美しい。

素晴らしい雰囲気の中を登り、

最後はダニが付着する笹原に入り、

四等三角点「天狗山」

ふと気付くと、標石横の木に、

「栗山天狗岳」と書かれた、

私製標識が付けられていた。

私が最後にここを訪れたのが、

昨年の初冬だったが、

そのときにはなかったものだ。

真新しいところを見ると、

今年雪が融けてから付けられたものだろう。

一旦このようなものがつくと、

登る人が増えることにつながることだろう。

 ピークで早めの昼食とし、

下山時にギョウジャニンニクを収穫。

淡々と下って帰途に着いた。

さて、ギョウジャニンニクを持ち帰ると、

女房はいったいどんな反応をするのだろうか?

若干不安を抱えて帰宅。

すると女房は趣味の革細工に集中していて、

後ろ向きのままこちらを振り返りもしない。

今だ!

急げーっ!!

大鍋に湯を沸かし、

沸騰するまでの間にギョウジャニンニクを洗う。

そしてこの夜のジンギスカン用を切って、

一応中華鍋に用意し、

残りは沸騰した大鍋の中に入れた。

少々煮たあと水で冷やし、

適当な長さに切ってざるで水切り。

これが酢味噌和え用だ。

やったぜ!

電光石火の早業で、

女房に悟られこなく処理が済んだ。

ここまでしてしまったら、

女房ももう諦めるだろう。

そして私がシャワーを浴びている間に気付いた女房は、

浴室から出ると、

既にマスクをしていた。

若干機嫌も悪そうだ。

それでも酢味噌和えにはしてくれたわ。

あとは私が勝手にジンギスカンを食べるだけ。

しかし女房を目の前にして、

喉を通るかしら、

と思い、離れて食事をすることにした。

なんとなく気まずい雰囲気の中で。

乾いた喉に「のどごし生」をグイグイ流し込み、

ついでにジンギスカンも流し込み・・・

来年は持ち帰れないなあ・・・

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