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2023.9.23 『奥眞牛沢』(オクマウシザワ・265m)  沢筋から境界線上のピークへ

 週末の土曜日は、

Hiromiとむかわ町に向かった。

そしてむかわ町と平取町の境界上にある三角点ピークを、

むかわ町側から目指すことにした。

 厚真町から道々59号線を走り、

「鵡川」に架かる「栄和橋」を渡った先のT字路で、

道々74号線にのって4kmほど穂別方面へと走る。

すると「イエナップ沢川」に架かる、

「イエナップ橋」を渡るので、

この橋を渡りきったところで、

「イエナップ沢川」に沿って伸びる林道に入った。

林道には工事標識が次々現れる。

狭い林道で、

工事車両に出会うとまずいなあ、

と思いながら走って行くと、

2kmほどで右に伸びる「イオニシブ沢川」が現れた。

地形図ではこの沢沿いに林道はないのだが、

実際には林道分岐があり、

沢に沿って林道が伸びていた。

しかし、予定通りこの沢と出合った地点を駐車地とした。

 駐車地から沢筋を歩く予定でいたが、

そこに林道が備わっているならそれを歩く。

歩き出すと林道の路面に船板が敷かれていた。

それも何十枚もだ。

これは大型車が通行するための処置だ。

だとすれば、工事というのは砂防ダムの建設だろう、

と思いながら歩いて行くと、

前方に工事現場が見えてきた。

「立入禁止」と書かれたそこでは、

予想通り新たな砂防ダムを造っていた。

工事に携わる関係者がいたので、

そこを通してもらえないかな、

と心配になり尋ねてみた。

「この上流に行きたいんだけど」

すると男性はニコニコしながら、

「大丈夫、行けますよ。

危険だから端を歩いてください」

と言ってくれて「ホッ・・・」

 砂防ダムを越え、

水量の少ない「イオニシブ沢川」を歩いて行く。

そして2kmほどで尾根に取り付いた。

沢から立ち上がる尾根は急で、

木につかまったり、

両手をついて登る場面も。

標高差70mほどの急登を終えると、

傾斜が落ちて平たんな尾根となった。

あとは尾根筋を読んで進む。

藪がほとんどない快適な尾根筋には、

紛らわしい枝尾根が次々現れるので、

要所にピンテを付けて行く。

また倒木が多く、

それを避けたり乗越したりと、

消耗させられる。

しかし、美しい部分も現れる尾根歩きは楽しい。

Hiromiも思わず、

「いい尾根だねえ!」

 小さなアップダウンをいくつも越えて、

最後まで藪のないすっきりした尾根歩きを楽しみ、

四等三角点「奥眞牛沢」

来し方とは逆側の木の間越しに、

平取ダムでせき止められた、

「びらとり湖」が見えていた。

この時点で10時を過ぎたところだったが、

二人とも空腹だったので、

早い昼食とした。

食事療法による体質改善を目指しているHiromiは、

この日も果物数種類だけの昼食だ。

「そんなもんじゃあ力入らんべえ!」

と言うと、

「確かに力は入らない」と返すが、

それ以上に様々な手応えを感じ、

信念に従って継続している。

意志の強いHiromiだ。

 下山はピンテを回収しながら、

同ルートを引き返した。

Hiromiを前に立たせたが、

紛らわしい枝尾根に、

「これはピンテ要るわあ!」

とまるで他人事。

だったら自分でピンテを付けろ!

  尾根筋から「イオニシブ沢川」へ。

そして沢筋を歩いて砂防ダムの工事現場まで戻ると、

朝の作業員たちは帰っていなかった。

現場を抜けて船板の敷かれた林道を歩いて駐車地へ。

全行程3時間15分。

もっとかかると思っていたが、

案外短時間での終了となった。

であるならもう一座へ!

 

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