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2015.5.5 『トマム石山』(1,074m)



 『トマム石山』は高速自動車道とJRトマム駅を挟み、『トマム山』の対岸に位置する。
この山に初めて登ったのが2年前。
以前から登ってみたいと思っており、10年近く前に一度試みたことがある。
しかしこのときは尾根の上部でスノーシューが壊れ、断念した。



それからその存在ごと忘れかけていたものを、天候の都合で一昨年登ることに。
そして登ってビックリ!
頂上には小さいながら、どなたかがくくりつけた「石山」の表示版があった。
夏道はないのに・・・



 この日『トマム山』から見ると、下部では残雪が認められないものの、少々藪漕ぎに耐えれば雪渓に取り付けそう。
冬季には何度も登っているので、藪漕ぎ覚悟で登ることにした。



 林道には一応ゲートがあるため、その近くに駐車してスタート。
さほど林道を歩くこともなく、広い尾根に取り付く。
もう笹が剥き出しになっているので、積雪期のようにどこからでも登れるというわけには行かない。



なるべく剥き出しの笹が薄そうなところを狙って取り付いた。
ところが、笹薮は警戒したほど濃くはなく、スイスイと進める。



融雪期の笹やぶは、雪の重さで横になっていたものが、雪面に降り積もった全てのゴミやチリを付着させたまま立ち上がるのでひじょうに汚く、それらをかき分けると衣服が汚れてしまう。
時には付着すると決して落ない炭のようなものまでがついてしまう。

 

笹薮からわずかな雪渓を見つけては登り次ぐ。
急登、急登の斜面は『トマム山』のあとだけにきつい。



ゆっくりゆっくり登って、頂上から北に伸びる尾根の頭に上がった。
その後も雪渓を登り継ぎ、頂上基部に至る。
その頃になると、背にトマムの風景が広がり、心ワクワクする登行だ。



そしてゆっくり登っても、スタートしてから1時間半で頂上だ。
そんな手軽に登れる山とは思えないほど楽しめる『トマム石山』。
私の好きな山の一つだ。



更にこの山は厳冬期のスキーが楽しい。
東斜面は短いが、フッカフカのパウダースノーが楽しめる。

 

13時20分下山。
この日も余裕をもって移動できた。
下山後は樹海温泉「はくあ」で汗を流し、夕張まで戻ってまたまたうまい「のどごし生」を思いっきり流し込んだ!
この夜異変が起きた。



酒を全く口にしないHiromiは、夕食の度に終えると横になって寝てしまうのだが、この夜はどうしたわけか眠らない。
とにかく寝てばかりのHiromiは、車での移動中もほとんど口を開けて寝ている。
それどころか、たまに寝言じみたことを口にする。
ひとが運転している間に、よくもそこまで眠り込むことができるものだと感心する日々。
そんなHiromiが何故夕食後眠らなかったのか?
その前の夜も、そのまた前の夜も、ずっと寝ていたのに・・・
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2015.5.5 『トマム山』(1,239m)



私のGW3日目の朝は、JR石勝線が走る線路下の、とあるトンネルの中で目覚めた。
前夜からの雨を避けるため、車ごと雨宿りをできる場所を探して見つけたところだ。
ここはいい。



廃道寸前の林道の入り口となっているため、他の車が入ってくる心配もない。
おかげで、一晩中降り続いた雨を感じることなく過ごせた。



起床後トマムスキー場に移動。
この日の予定は、『トマム山』~『落合岳』だ。
ところが現地に行ってビックリ!
スキー場にほとんど雪がない。



GWの時点でこんなに雪が融けてしまった風景は記憶がない。
当然『トマム山』から先の残雪状態が気にかかる。



雪が消えてしまっては、ハイマツ帯を越えて『落合岳』に向かうことは不可能だ。
そして『トマム山』の頂上に立つと、嫌な予感が的中。
雪がなくハイマツがむき出しだ。
しかたなく記念撮影を終えて下山。



私はトマムの風景が大好きだ。
山の上から見下ろすその景観は、メルヘンチックで、ヨーロッパのとある山村の風景を思い描く。



そんな素晴らしい風景を目にしながら、楽しく下山。
ただ、シカのフンが年々多くなり、なんとか踏まないように避けて下るため、おちおち景色を眺めていられないのが実情だ。

 下山してもまだ10時半だったので、JRトマム駅裏手の『トマム石山』へ。

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2015.5.4 『前富良野岳』(1,625m)



 私のGW二日目(4日)は、『富良野岳』原始が原登山口で目覚めた。
この登山口へは、正にこの前日車を乗り入れることができるようになった。
ラッキーだった。



ただ、登山口の広い駐車場のすぐ手前の狭い林道に先行者の車二台が道路脇に駐車しており、内1台が道幅の特に狭いところに駐車していたため、その脇をすり抜けるのがギリギリだった。非常識な輩がいるものだ。

 

実はこの日、『前富良野岳』を目指してスタートしたわけではない。
原始が原を横断して、『下ホロカメットク山』に登るつもりだった。



『下ホロカメットク山』は私にとって未踏。
『ミニ山の会』のToshiが先月二度目の登頂を果たしている。ルートは東側の林道から。



しかし、私は原始が原経由か『境山』経由にこだわってきた。
また、この山は十勝連峰の南の端にあり、その隣がより高い『境山』、更にその北側にもっと高い『上ホロカメットク山』が連なっているため、どうにも魅力に欠け、登行意欲がわかないのだ。



 6時スタートで、原始が原をひたすら東に向かって歩を進めると、突然横たわる尾根が現れた。
急登を経てのっこすと、また次の尾根。
しかもそのアップダウンが結構深い。



『境山』方面からの尾根が、いったい何本横たわるのか?
そんなことを繰り返して、時間を読んだ。
う~ん、やれないことはないが、駐車地に戻るのが日暮れギリギリになりそう。



ひとりならそれでもかまわないが、Hiromiを危険にさらすわけには行かない。
断念。



気持ちを切り替えて、『前富良野岳』に登ることにした。
『前富良野岳』もHiromiにとっては未踏の山。
いいじゃないか!



また長い原始が原を西に向かってトコトコ。
雪は既に締まって、ツボ足が心地よい。
そして何よりも、予報はずれの好天だ。



とにかく気持ち良く歩き、雄大な風景を楽しんだ。
11時半、『前富良野岳』頂上着。



ちょうどよい昼食タイムを終えた後は、沢形の斜面を駆け下り、ショートカットで下山。
13時20分、登山口着。
前日の『布部岳』も結構なアルバイトだったのに、まるで何もなかったようにこの日の行程を消化したHiromi。
本当に体力がついたものだ。
 


 下山後、占冠の「湯の沢温泉」で汗を洗い流して移動。
「湯の沢温泉」がリニューアルしたことはToshiから聞いていたが、ホントにきれいになった。
夜間雨予報だったので、車ごと雨宿りできるところを見つけて、「かんぱーい!」
いやあ、いい一日だったぁ…
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2015.5.3 『布部岳』(1,337m)

 

 今年のゴールデンウィーク、私は3日(日)からの4連休。

 2日(土)の仕事を終えてHiromiと富良野へ。
いつも通り、早朝運転しての出発はおっくうで仕方がないので、夜のうちに走ってしまう。



 3日(日)の朝7時、Aotaと 富良野で合流。
目指す山に向かったものの、融雪が進んで藪こぎになりそうなので、『布部岳』に変更。
新富良野プリンスホテルの駐車場が起点となる。
ここは『富良野西岳』の登山口だ。



 7時過ぎにスタート。
途中までは『富良野西岳』へのルートと同じなので、新富良野スキー場を登る。



スキー場の営業は毎年GWまで続く。
従って、今日も圧雪車が走り回り、雪を集めたりならしたりしていた。
但し、ゴンドラ駅の終点周辺のみの営業だ。



 今日はスタート時点から直射日光が強く、暑い。
私はすぐに半袖シャツ一枚。



汗かきのAotaは、スキー場の登りで、早くも一回目の着替えだ。
同じく汗かきのHiromiも、シャツの中までタオルで汗を拭き取っている。

 

スキー場の最上部リフト終点を過ぎると、ほぼ夏道に沿ってアップダウンを繰り返しながら尾根を進む。
この登りは、美しい風景を眺めながらの歩行で、楽しい限りだ。
『富良野西岳』の基部まで登ると進路を南にとり、一旦下る。



そして『富良野西岳』から南に続く尾根に上がる。
その後多少のアップダウンを繰り返して『布部岳』の基部に至る。



『布部岳』の頂上は南北に二つあるピークの南側だと言うが、富良野盆地から眺める限り、北側のピークの方が高く見える。
おまけに今日の南側ピークは、既に雪が解けてしまい、登れそうもないので、今回もまた北側のピークを頂上として登った。



このピーク、Hiromiは昨年に続き二度目、Aotaは初めてだ。

 急斜面の上のピーク周辺は落ち着かないので、すぐに下山を開始。
途中で昼食タイムを設け、その後は沢を下って登山口に戻った。



今日もバカっ話しに花を咲かせ、楽しいGW山行の初日を終えた。
日帰りのAotaは、次の予定に間に合わせるべく、風呂にも入らず急ぎ帰途についた。



折り目正しいAotaは「また次回もよろしくお願いします」。




私とHiromiは「ハイランド富良野」で汗を洗い流し、『富良野岳』の原始ヶ原登山口に移動して「カンパーイッ!!」
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