
7月14日、K氏と共に一ノ倉沢南稜に行ってきた。13日夕、現地に着くと雨。湯檜曽川を見ると濁流となっている。今は小降りだが少し前までは大降りだったようだ。滝沢、本谷、烏帽子スラブは全面の滝になっていた。写真は13日到着時の一ノ倉沢。

翌朝は薄曇りで絶好の登攀日和。本谷雪渓はすでに切れて右岸高巻から懸垂。順調にテールリッジを登るK氏

我々はトップで取付、ガンガン登る。しかし、後続の姿が一向に見えてこない。南稜テラスからルートに取り付いたのは確認しているが、登ってこないのだ。どうしたのだろう。

K氏は初めてのアルパインクライミングだが、順調に登ってくる。昨日の雨があまりにも多かったのか、所々沢登り状態だ。この写真の部分はあまり濡れていないが、最後のフェースなんぞは、私はA0しまくりだった。K氏はフリーで登ってきた。

本日、一ノ倉には4パーティ確認したが、後続の2パーティはテールリッジを降りていくのが見える。まあ、2ピッチ目の濡れ具合を見て、あまりのひどさに登るのをやめたのだと思うが、それが正解かもしれないと、二人の意見が一致した。中央稜のパーティは核心部から降りはじめている。6ルンゼから南稜を懸垂下降する。この頃になると岩もだいぶ乾いてきた。しかし、日差しが出てきてあまりの暑さに閉口する。写真は下降後、南稜テラスでくつろぐk氏。

無事出合まで戻りました。
ガストンガニマタ