2017/6/10(土) 天気:晴れ/雨
メンバー:K会長,kei2,K崎,szt,他1名
なんだか久しぶりの山行報告だ.今年の1月下旬以降メインはフリークライミングばっかり.2月までは報告してたけど,その後も河又,有笠,北川といくつかの課題を登り,梅雨入りとともに岩登りは終了.これからは沢でしょ!
ということで向かった先は甲子山の南沢.前日に急遽参加が決まったK崎さんも含めて総勢5人の山行(遡行?)となりました.
8:00に車を路肩においてスタート.沢に降りるまでの林道がわからずに橋脚の下からほぼ真下の沢床に下ってしまう.正解は橋脚を横切る林道をそのまま歩いて沢に下るようだ.途中堰堤を巻いて歩いていくとお目当ての南沢が見えてくる.8:25南沢の出合から甲子山へ向けて詰めていく.
K会長の言葉によると,適度な滝が適度な間隔で出現してくるとのことだったが,早速1つ目の10m滝.
K会長がトップで行く気がまるでなさそうなので私が行くのかな~などと思いながら,滝の左側に取り付き滝を見上げる.バンドを右上していく方が楽そうだが思いっきり出足から濡れそう...
濡れるのにためらっている人の気配を察知し滝の左側を直上.
むむっ,意外となんか怖いぞ.と思いつつ何とか滝上へ.
皆さんに感想を聞くと怖さはそうない様子.そうっすか~,,,
ロープをしまい歩いていくとまた10mほどの滝が出現.
ええ,どんどんリードしますよ~.ここはなんだか岩がもろかった気がする.
さらに進んで,4mトイ状の滝を登ると3段の滝の上段12m滝が出現する.これはさすがに登れなそう.なので右から巻いてゆく.巻いてゆくときにお土産をゲット.
歩いていくうちに雪渓出現.
それにしても会長の言う通り適度な間隔でなかなかの滝が現れる.12mの直瀑を過ぎると8m滝出現.
ええ,どんどんトップで登りますよ~.ここは滝に取り付くまでの出だしの泥&落ち葉がいやらしい.泥&落ち葉でバランスを崩しかけ,その拍子に上の岩を触れば崩れそうだし,あーくわばらくわばら.トラバースをしていくと残置のスリングが出現.それを迷わずガッチリつかんで一安心.冬にバリエーションが登れなかった鬱憤を晴らすべく滝の登攀を独り占め?
こーんな感じのゴルジュを進み,,,
ちょっぴりいやらしい5m滝の左側を登る.会長の気持ちにも火が付きロープなしで登る.ジムや外のショートルートで一緒に登るHさんもロープなしで滝を登り沢登りを堪能しているみたいだ.
なかなかしっかりした雪渓が残っている.今年は雪が多かったのか,それとも毎年こんなものなのか.
15mの斜滝.ルート図通りホールド,スタンスともにしっかりしている.う~ん快適快適.
途中休憩を挟みつつ沢を詰めてゆく.車から降りたときは曇り空で風も強く寒いくらいだったけど,このころは日差しも降り注ぎ穏やかないい天気でとても気持ちがいい.
2段8mの滝を快適に登ってゆくと,,,
クライマックス?の30m大滝とご対面.
ここでもう一服して少し腹ごしらえ.振り返ってみるとここが沢登り全体の核心だった.
ルート図通り左側の滝壁との境の草付きを登るがなかなかにこの草付きが悪い.高度を上げるにつれハンマーを突き刺し,泥を蹴り込み何とか体を上げていく.写真を眺めてみるともう少し滝壁の境を登ってもよかったのかもしれない.登れば登るほど草付きの足場はどろどろで結構怖かったのでした.
バンドまで出ると一息つけるがなかなかの高度をトラバースするのでこれもまた気持ち悪い.なんかこの感じ久しぶりだな~などと思いつつ,ハーケンを打てそうなところを見つけて必死でハーケンをかちこむ.1ピン取って一安心.トラバースも思っていたほど悪くなく,そこから上部も階段状で問題なし.プロテクション取れるってホントしあわせ.
皆さんはここの大滝どうでした~??
大滝で悪戦苦闘している間に雲行きが怪しくなって雨が降り始め,さらに雷鳴も轟く.
これから尾根に上がるのに嫌だな~と思いつつカッパを着込んで登山道を目指していく.
雷が続くのかとヒヤヒヤしていたけど,2鳴りで雷の気配が消え登山道を目指して詰めていく.息が少し上がりはじめ,ハアハア言いながら歩いてゆく.あーこの山登りの感じ久々~~.花はきれいだし,山菜取れるし,やっぱり山登りって楽しーなー.
そうこうするうちに13時頃登山道に到着.残念ながら山の展望はイマイチ.
甲子山の頂上で装備を外し,記念撮影をして登山道を下ってゆく.
15時前には車に到着.さすがに大黒屋のお風呂には間に合わなそうなので,国道を下っていく途中の日帰り温泉で汗を流し家路に着いたのでした.
ん~,山登りって爽快でいいね~と思った1日でした.
夏は沢!たっぷり楽しまないと(^^)
szt