筑波山の風景・20
さわがに
もう充分シ-ズンインのはずが、なかなか沢は遠くなりにけり。
なんとか一本と画策中ではあるものの、果たして如何に・・・。
話は変わるが、”さわ”つながりでさわがにのお話です。
筑波の沢をたずね歩くと、小石の影にさわがにを見ることがある。
ネットで調べてみると、さわがには、エビ目(十脚目)・カニ下目・サワガニ科に分類されるカニの一種で、日本固有種。
一生を淡水域で過ごす純淡水性のカニである。とあった。
さまざまな固体や局地的固有種を有し、環境省レッドリスト絶滅危惧I類にランクされているものもあるらしい。
ここで思い至るのが「岩魚」のような陸封動物のことだ。
高山植物にも通ずるところがある。
こんな小さな動物にも深い進化の歴史がある。
何気ないひとコマに大きな偶然と遥かなる対面。
ちょっと大袈裟かもしれないが、身近に存在する感動物語である。
sak