acc-j茨城 山岳会日記

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那須井戸沢

2018年08月30日 21時59分21秒 | 山行速報(沢)

2018年8月26日(日) 

天気:晴れ時々曇り

メンバー:Kim(CL)、Nak、Fuk、りりMura

井戸沢入渓(8:30)~終了点(11:40)~流れ石山(13:00)~井戸沢出合(14:40)

 福島県と栃木県の県境に位置する流石山を源頭とする苦土川井戸沢は、6m15m位の滝が全て直登できるし、ナメが連続して明るく開けた沢なので入渓者が多い人気がある。苦土川を渡る橋のところにゲートがあるので、橋の手前の空き地に車を止め、歩き易いが長い林道を辿り、約1時間弱で三斗宿跡地に着く。三斗宿の名の由来は、通常は四斗が一俵だが、大峠を越えるときにあまりの難所なので、馬に積む俵は、三斗を一俵としたことから、と伝えられている。三斗小屋宿は会津中街道の宿場として栄えたところだ。会津中街道は、会津若松から大峠を越えて開かれ、一時は参勤交代の大名行列にも利用されたが、幕末の戊辰戦争の際には、三斗小屋宿は全戸焼き払われて消失したそうだ。

井戸沢の出合いは伏流で水流が無く貧相な感じがするので、出合いを見逃してしまいがちだ。先行パーティーは井戸沢に入らず真直ぐに進んで行った。中ノ沢を遡行するのかな?

入渓して最初に堰堤が出てくるが、この堰堤の前面には、間伐材を半分に切った丸太が貼り付けてあり、周辺の風景とマッチングした堰堤になっている。

F1(15m)は、念のためにロープを付けて水流右の階段状のリッジを登って行くと、上部は傾斜が強くなるが、良く見るとホールドは豊富なので強引に登り、ブッシュに入り、そこから巻き気味に滝の落ち口に出た。沢慣れしたパーティーならロープは不要である。上部には直登できる小滝が次々に現れて遡行者を飽きさせない。


小滝をいくつか越して行くと、10m斜曝は右壁をロープを引っ張って直登し、更に15m滝は後続者の安全を期してロープを結んで登るが、階段状になっているので、快適に越して行く。

中流部にはナメとナメ滝が連続し明るく開けた沢の中、シャワーを浴びながら快適に越して行くと二俣に到着。ここは右股に入り、更に続く小滝群を楽しみながら越して行くとチムニー滝が出てくるが、ここを越すと水流も少なくなり源頭が近いことを知らせている。

窪地状になったところを進むと、ひざ下丈の低い笹薮をほんの少しかき分けながら登ると、流石山と三倉山の稜線に飛び出した。ここで沢装備を解除してザック、に仕舞い、大休止してから大峠を目指して下山開始。大峠からは三斗小屋宿跡へ下山し、タマゴ茸を採りながら入渓地点に戻った。

Kim

 



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