2018/10/8(月) 天気:曇り→晴れ
メンバー:szt(単独)
5:58大崎口P→6:55霊泉小屋→7:48選拝堂避難小屋→8:36女人堂避難小屋→9:15薬師岳→9:30千本檜小屋発→10:57選拝堂避難小屋→12:25基点P
10月の3連休に計画していた山行が雨で順延.9月末に抱返り沢を終えたら沢登りしたい病はひとまず落ち着く.3連休をどう過ごそうかと思っていたら,10/7に北沢本谷の計画が上がったため6日土曜日はノロノロと下道で新潟方面に移動した.6日夜に某所で宴会が執り行われたが,残念ながら7日は本降りの雨のため沢登りは中止になってしまった.8日は天気が回復しそうだったので前から気になっていた八海山に行くことにした.宴会で久しぶりに多量のアルコールを摂取したおかげで体調は最悪.よってお気楽に大崎口からてくてくと行けるところまでハイキングをすることにした.
なんでも,江戸時代ころにこの大崎から八海山への信仰登山が始まった(←正確でなかったらごめんなさい)とかで,ゆかりのある建物やら石碑やら案内板やらがいろいろありました.うろうろしたら肝心の登山道を見逃してしまうなんてこともありましたが..
登山道のわきの雰囲気のあるお社
登山道は前日が雨ということもあって滑りやすかった.途中,ハシゴやら鎖などがある中を登っていくと霊泉小屋に到着.きれいな避難小屋で通り過ぎた時には,一人ここに泊まっていた様子だった.
霊泉小屋.ちょっと下れば冷たい水場もありました.
ブナ林の中を歩いていくと機械音が聞こえ始め,展望台を過ぎると選拝堂避難小屋に到着.ここでは2人パーティが泊まった様子.登りで通り過ぎたときはロープウェイは始発前だったみたい.
選拝堂避難小屋
選拝堂避難小屋を過ぎると,登山道からところどころ八海山の山並みがみられるようになってくる.小屋の屋根らしきシルエットも見えてくる.遠景の色づきとしては山頂周囲が紅葉に染まっているが,台風の影響から近くで見ると葉っぱは枯れた感じ.それでもここら辺から青空となり始めなかなかきれいな山の姿だった.
登山道より薬師岳方面の眺め
傾斜のついたのぼりをこなしていくと,女人堂の避難小屋に到着.八海山の避難小屋は総じてきれいなものが多かった.これなら縦走もいいかも?
女人堂避難小屋のわきにて
女人堂から少し登った先に祓沢がありここで水が汲める.ただ,女人堂に泊まるとなると少し遠いかな~という印象.その後も鎖場やらを登ると薬師岳に到着.9:00頃はガスが切れとても眺めがよかった.新潟まで出向いた甲斐があったというものです.
六日町方面の眺め
平野部の眺めとは反対側を眺めると越後駒ケ岳もくっきり見え,水無川の流れも見える.そして支流が水無川に降り注いでいるように見える沢の姿も確認できる.どうやらあれが噂に名高いオツルミズ沢のようだ.本当に水がおちている感じの滝,滝,滝...いつか行くことになるのだろうか?
越後駒ケ岳方面
アップにして真ん中にオツルミズ沢の大滝が.あの迫力がちっとも伝えられないのが残念なところ
相変わらずの撮影技術のなさのためオツルミズ沢の迫力が全く伝えられませんが,行こうかどうか迷っている方はここまで来て眺めてみればいかがでしょう?きっと登ってみたくなるのでは??
この日はまたもや左のアキレス腱に痛みが出始めたこともあって千本檜小屋までとする.帰りのつくばまでの道中も長いのであまり奥まで向かう気になれなかったこともありますが.
千本檜小屋
下山ではロープウェイから登ってきたハイカーたちの集団にかち合って選拝堂避難小屋までは意外に時間がかかる.登山道が狭くてかわせないことがこの道の難点か.また,前日の雨のため案の定?途中で尻もちをつくこと数回あり.せっかく治りかけていた手の痛みも再発してしまう始末.
昼過ぎには登山口に到着し,雰囲気のある蕎麦屋でソバをすすりたかったが自宅までの道のりを下道で帰ることを思うとのんびりする気にもなれず,途中湯沢の”山の湯”で汗を流してつくばへ帰る.
宮野谷そば.次に来るのはいつのことやら...
家に帰って知ったのだが入道岳よりさらに奥の荒山からは,真沢を眺めることができるらしい.果たしてそれを眺めに来ることが先か,遡ることが先か,はたまたオツルミズに取り付くことになるのか,,,いずれも来年以降の課題となりましょう.少しずつ体力も戻していかねばナリマスマイ.
szt