acc-j茨城 山岳会日記

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笠ヶ岳 笠科川タル沢~本流下降

2011年07月18日 16時10分18秒 | 山行速報(沢)
梅雨が明けて、暑さも夏本番、こんな時はギラギラ照りつける中、水と戯れるに限る! と、ようやく今シーズン初の沢に行ってきました。2011年8月17日、メンバーはNakと6月入会のGさん、初顔合わせです。よろしく。前夜、笠科川本流の橋の近くで一泊、涼しくて久々によく眠りました。朝、鳥たちの鳴き声に夜明けと共に目を覚ます、何と健康的なことでしょう。出発直前に宇都宮ナンバーの車で来た二人パーティと遭遇、聞くと同じところへ行くそうです。そのあと、抜きつ抜かれつで源流までご一緒させてもらいました。

6時、道路の橋の下から入渓して出発です。
最初はすこし水が冷たいです。Gさんも10年来のひさびさの沢たびをはき少々とまどっているようです。
水中にある石でぬるっとすべるのは要注意です。本流で幅広のゆるいナメ滝を越えて行くと、すぐにタル沢に入ります。



タル沢に入っていくつか小さなナメ気味の滝を越えてきました。どの滝も順層の段々状のしっかりしたホールドが沢山ありもルートに迷うようなところはなく、大丈夫そうなのでGさんに先行してもらうことにしました。
順調に遡っていきます。


この沢のいちばんのポイントらしき、最初の滝です。


「第2のゴルジュ」と言われているところです。水量がすくないせいか、土砂でうまったせいなのか、腰ぐらいの深さしかなく、へつりも泳ぎも必要ありませんでした。


1700m付近、ここまで二俣はすべて左側を選択してきました。1800m付近、小笠北東の崖マーク直下の二俣は左を選択しました。崖マークのところはちょうどネマガリダの密藪の急な登りとなり全く閉口します。なるべく樹木のありそうなところを選んで、日陰で休んだりして登山道に出ました。40分の藪こぎに汗びしょになったので、半袖Tシャツ一枚になり縦走は爽快に行きましょう。


ひさびさの爽快な夏山の縦走路、至仏山が見えます。


せっかくなので、笠ヶ岳山頂にも行ってきました。老老男女の団体さんが一杯でした。


山頂からちょっと南へ足を運ぶと、静かです。片藤沼はまんまんと雪解け水をたたえて鏡のようです。ゆるやかな地形の中を次のピークまで登り、その先から登山道をはずれて南東の方向に、またもや密なネマガリダケに突入しました。1860m付近まで下ると小沢になりました。


笠ヶ岳から東南東にまっすぐ下りてくる沢を合わせた付近です。


スリバナ沢出合のすぐ上流には、三段の立派な滝がありました。でも、ホールドは豊富で、段のところでしっかり踊り場になっていて往き来は容易です。


このようなナメ床の部分もいくつかあり、和み心と遊び心で楽しくなります。


暑い日だったので、大きな釜をもつ滝は、いっそのこと飛び込んでクリアしてしまいたいと思いました。次は、度付きの水泳用ゴーグルでもかけてやってみましょうか。


」行動記録
5:43出発ー5:55本流入渓ー6:18タル沢出合ー6:55ワル沢出合
ー7:23二俣を左へ(1580m)ー8:06二俣を左へ(1680m)ー8:13二俣を左へ(1740m)
1800m付近で二股を左へ(右の方が水量は多)ー9:05登山道へ出る。(長い休憩)
10:00笠ヶ岳山頂ー10:37「1952m」ピークの南で藪へ入る。ー11:04水流(1860m)
11:40片藤沼からの沢と出会う。ー12:05 左岸から支流ー12:34 左岸から支流
13:05 スリバナ沢出合ー13:55右岸から滝になって支流、その下に幅広の急なナメ滝
14:36 ワル沢出合ー14:57沢終了ー15:00山行終了
遡行 標高差514m3.3km 3時間20分
下降 標高差-491m4.4km 4時間20分
登山道 累計標高差176m-152m2.3km 1時間30分
 


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