ネパールの記録最終回
5月5日
今日は私の内孫の初節句なのだが、おじいちゃんはネパールの山の中である。大きくなったかな!決して家族思いの良いおじいちゃんとはいえないが、やはり気にはなる。独身のころから現在まで、山、岩、沢の生活を続けてきたが、ケガや体力的に、そろそろ年貢の納め時かと思うようになった。明日のBC撤収の準備をしながらのんびりと過ごすのは幸せな気分になれる。私のセキもだいぶ良くなってきた。天気は悪く、今思えば昨日が我々に与えられたアタックのワンチャンスだったのだ。ついていた。運がよかった。
BC撤収の準備
5月6日
BC発、7時20分
今日は下山の日である。
トロンヘェディ着、10時30分、昼食
ハイキャンプ着、12時10分。私のセキが再びひどくなる。NさんとAさんの調子が悪い。チェトさんは風邪をひいたらしく風邪薬を服用した。
BCの高度は約4700m、チュリ・レダーは4200m、ハイキャンプは4700m。今日はこれだけ登り降りしたわけだ。
BCで隊員とスタッフで記念撮影。みんな本当によく働いてくれた。感謝!!!
ハイキャンプに向う、天気曇り
ハイキャンプ(4700m)に着いた
5月7日
ハイキャンプ発4時45分。もっと早く出発の予定だったが、Nさんと私は完全に寝坊し、隊長に起こされる。みなさんに迷惑をかけてしまった。トロンパス7時15分。歩いているときには何故かあまりセキは出なく、調子はすこぶる良いのである。トロンパス(5416m)を超すと景色がガラっと変わり、チベットの風景になった。ムクティナート着11時15分。ここには大きな寺院があり、見学に行った。
トロンパス(5416m)にて
トロンパスを越えるとチベットの風景になった
ムクティナートの有名な寺院(インド人がたくさんいた)
5月8日
ムクティナート発、7時45分
化石が多く、道の傍らに結構転がっている。カクベニを通って遠回りしたので、ムスタン王国の雰囲気を少しは味わえるかな、と期待したが、プーちゃんは端っこをかすめただけで素通りしてしまった。これでは、なんのために遠回りしたのかと少々ガッカリした。
有名なカリカンダキの強い向かい風に向かって河原の道をひたすら歩く。この風が毎日吹くため、飛行機は風の吹かない朝のうちだけしか飛べない。ジョムソン着、14時15分
早朝ホテルの屋上から見たダウラギリ方面
城壁に囲まれたカクベニの集落に降りていく
カクベニで見たお葬式
カリカンダキの向かい風に苦しめられ、やっとジョムソンに着く。橋を渡るとジョムソンの町だ。
5月9日
ジョムソン発、6時48分の飛行機でポカラに飛ぶ。窓からはアンナプルナが見えた。ポカラ着、7時7分。ポカラには40年前に来たことがあるが、まったく以前の面影がない、というか記憶が残っていない。ポカラの山岳博物館見学などして時間を費やす。我々がポカラに着いたことを知ったA夫妻がカジさん(A夫妻のガイド)と共にホテルに会いに来た。彼らも随分と頑張って歩いたようだ。まあとにかく皆の無事を喜ぶ。今回の山行で、A夫妻のガイドであるカジさんも、我々のマネージャーのチェトさんも、日本語ペラペラで、意思疎通に苦労することはまったくなかった。
ジョムソンから見たニルギリ北峰
飛行機からのアンナプルナ
ポカラ山岳博物館にあった河口彗海の地図
5月10日
ポカラ発、6時35分。チャーターしたバスに乗りカトマンドゥ着、13時15分。
カトマンドゥの日本レストランで、シェルパ達とお別れパーティを行う
ネパールの記録終わり
行きと帰りにタイに寄りました。クラビ近くのプラナンにも行きましたので、その報告は後でいたします。結構大きな壁でした。もちろん登っていませんがね。
例のバンコクの大騒動の時期でした。 ガストンガニマタ
5月5日
今日は私の内孫の初節句なのだが、おじいちゃんはネパールの山の中である。大きくなったかな!決して家族思いの良いおじいちゃんとはいえないが、やはり気にはなる。独身のころから現在まで、山、岩、沢の生活を続けてきたが、ケガや体力的に、そろそろ年貢の納め時かと思うようになった。明日のBC撤収の準備をしながらのんびりと過ごすのは幸せな気分になれる。私のセキもだいぶ良くなってきた。天気は悪く、今思えば昨日が我々に与えられたアタックのワンチャンスだったのだ。ついていた。運がよかった。
BC撤収の準備
5月6日
BC発、7時20分
今日は下山の日である。
トロンヘェディ着、10時30分、昼食
ハイキャンプ着、12時10分。私のセキが再びひどくなる。NさんとAさんの調子が悪い。チェトさんは風邪をひいたらしく風邪薬を服用した。
BCの高度は約4700m、チュリ・レダーは4200m、ハイキャンプは4700m。今日はこれだけ登り降りしたわけだ。
BCで隊員とスタッフで記念撮影。みんな本当によく働いてくれた。感謝!!!
ハイキャンプに向う、天気曇り
ハイキャンプ(4700m)に着いた
5月7日
ハイキャンプ発4時45分。もっと早く出発の予定だったが、Nさんと私は完全に寝坊し、隊長に起こされる。みなさんに迷惑をかけてしまった。トロンパス7時15分。歩いているときには何故かあまりセキは出なく、調子はすこぶる良いのである。トロンパス(5416m)を超すと景色がガラっと変わり、チベットの風景になった。ムクティナート着11時15分。ここには大きな寺院があり、見学に行った。
トロンパス(5416m)にて
トロンパスを越えるとチベットの風景になった
ムクティナートの有名な寺院(インド人がたくさんいた)
5月8日
ムクティナート発、7時45分
化石が多く、道の傍らに結構転がっている。カクベニを通って遠回りしたので、ムスタン王国の雰囲気を少しは味わえるかな、と期待したが、プーちゃんは端っこをかすめただけで素通りしてしまった。これでは、なんのために遠回りしたのかと少々ガッカリした。
有名なカリカンダキの強い向かい風に向かって河原の道をひたすら歩く。この風が毎日吹くため、飛行機は風の吹かない朝のうちだけしか飛べない。ジョムソン着、14時15分
早朝ホテルの屋上から見たダウラギリ方面
城壁に囲まれたカクベニの集落に降りていく
カクベニで見たお葬式
カリカンダキの向かい風に苦しめられ、やっとジョムソンに着く。橋を渡るとジョムソンの町だ。
5月9日
ジョムソン発、6時48分の飛行機でポカラに飛ぶ。窓からはアンナプルナが見えた。ポカラ着、7時7分。ポカラには40年前に来たことがあるが、まったく以前の面影がない、というか記憶が残っていない。ポカラの山岳博物館見学などして時間を費やす。我々がポカラに着いたことを知ったA夫妻がカジさん(A夫妻のガイド)と共にホテルに会いに来た。彼らも随分と頑張って歩いたようだ。まあとにかく皆の無事を喜ぶ。今回の山行で、A夫妻のガイドであるカジさんも、我々のマネージャーのチェトさんも、日本語ペラペラで、意思疎通に苦労することはまったくなかった。
ジョムソンから見たニルギリ北峰
飛行機からのアンナプルナ
ポカラ山岳博物館にあった河口彗海の地図
5月10日
ポカラ発、6時35分。チャーターしたバスに乗りカトマンドゥ着、13時15分。
カトマンドゥの日本レストランで、シェルパ達とお別れパーティを行う
ネパールの記録終わり
行きと帰りにタイに寄りました。クラビ近くのプラナンにも行きましたので、その報告は後でいたします。結構大きな壁でした。もちろん登っていませんがね。
例のバンコクの大騒動の時期でした。 ガストンガニマタ