ブログで記載した中野でのお仕事の帰り。
中野駅北口ロータリーで談笑している集団の中で以前に観たことのある人物がいらっしゃいました。
それは2年前の梅雨の時期に新宿から下北沢まで同じ小田急線に乗っていた「セーラー服おじさん」。
あの時と違っていたのは冬服のセーラー服を着ていたこと。
でも、この寒空でセーターはおろかタイツまで履かず、紺のハイソックスのミニスカートで頑張ってるおじさんには、ある意味で頭が下がります。
現役(?)の女子高生でもセーターやタイツに靴下まで着込むのに(女性には冷え性が多いですから)。
中野駅は高架ですので帰りの中央線の車内からもセーラー服おじさんは見えます。
車内の乗客からも「あれ?」って声があがります。
そりゃそうです、いくら趣味とはいえ白昼堂々と女子高生の格好なんですから
持ってる学生バッグには大きな兎のぬいぐるみ。
ここまでくるとすでに「クール」って感じです。
セーラー服おじさんも一人の「表現者」なんでしょう。
アーティストって考えたらありかもしれません。
たまたま服装が「セーラー服」ってだけですからね。
でも、あえてセーラー服おじさんにはこう言いたい。
「寒いからセーターとタイツは着たほうがいいですよ」と。
でも、こういったことがちょっとしたイベントになるってことを知ったいい経験でした。
一人の表現者(世間では馬鹿とされますが)がやることでイベントになる・・・。
町起しとかって会議まで作ることがありますけど、こういったやりたい人にただ任せるのもある意味で立派な街起しになるのではないかと思います。
かえってプロって言われる人が企画するよりよっぽどお金もかからなくて面白いイベントができることがありますからね。
そんなことをなんとなくでも感じられた瞬間でした。