今回はちょっと厳しいことをブログで書きます。
タイトルにもある「犯人探しという名の無責任体制」
これは組織に属していればよく目の当たりにする光景です。
私も会社を転々として、かつ立場(責任を負わされる割合)が増すにつれてとくに見えてきた光景です。
何か問題があると「報告がない」「管理はどうしていた?」という言葉を聞きます。
私の場合は経験もない場合もありいつも謝ってしまいますが、考えてみれば私だけそれを責められるってのもおかしい話。
たまたま私の上司はそういったことは理解ある方なので色々と事情を聞いてくれますが、たぶんそうでなければとっくに辞めてますよ(笑)
私のある意味で尊敬できる経営者である「いすみ鉄道」社長の鳥塚社長は偉い人に事故を起こした際にこういわれたそうです。
「それ、社長の責任になるからね」
返した言葉が「それ、ハラスメントですよ」と。
そう、ハラスメントとは言った側はとくに意識して言った言葉ではないのですが、でも受けた側はそうではありません。
それが立場が弱ければますます悪い。
何か問題が起きた場合に、それがその組織内で解決できるのであればいいのですが、そうでない場合は必ずこういった「犯人探し」が起きます。
これって誰も責任は取りたくないからなんです、本音では。
そうなると立場的に弱い人、あとはよく言われる「いい人」にお鉢が回ります。
単なるスケープゴートに使われる「人身御供」なわけですが・・・。
でも、こんなことを繰り返している組織に未来はありません。
だって「人身御供」はどんどん居なくなります。
なのでなんだかんだといいながらも淘汰されるのです。
日本はこの体制でなんとかつなぎましたが、そろそろやめにしませんか?
もう、ストックはないのですから・・・。
そろそろ本当の改善を考えていく時間が来たと思います。