きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

賃貸生活マニュアル97年版

2017-01-26 10:10:54 | 本と雑誌
私が社会人になった1997年。
始めて自分で家を借りて一人暮らしをした年でもあります。
前年の就職活動で不動産会社に就職が決まり、そっからかよ!と怒られるかもしれませんが不動産に興味が出てきた頃。
当時の地元「東林間」駅前にある本屋さんで購入したのがこちら。



「賃貸生活マニュアル~住みごこち向上委員会~」

そのものズバリの本です。
こちらの本、内容的には首都圏各地の街の家賃相場やら生活環境などをわかりやすくマンガでのエピソードなどを交えながらマニュアル風の不動産の本。
なので小難しい業界ブックとは違って素人にも馴染みやすい造りになってます。

内容が各地の環境や家賃相場だと引っ越しを考えてるようになりますが、引っ越してきたばかりなのに?と思われるかもしれません。
じつは引っ越してきた当初からすぐに別の場所に引っ越ししようと考えてました。
なにせ賃貸契約の繁忙期の2月に契約しましたので(3月契約開始)、他に物件がなかったのです。
仕事先は都内(といっても三軒茶屋)だったので、できれば川崎(溝ノ口周辺)あたりで似たような条件の物件があれば転居したいと。
それと、やはり不動産を生業にするからにはそれなりに相場なども自分なりに知っておいたほうがいいだろうという理由から購入した本でした。

で、ちゃんと読んだのか?

もちろんしっかり読破しましたよ。
購入代金もかかりましたので、それは何度も読み返しました(笑)

その後、仕事が忙しくなったり会社が倒産したりする変遷があり、すっかり書棚に保管されたままになりました。
それが20年ぶりに引っ越しを機に日の目を浴びることなったのです。

20年ぶりに読んだ感想ですが、まずは「懐かしい・・・」。
20年という月日は伊達ではありません、赤ん坊が成人してしまう年月ですから。
あとは、当時取り上げられていた地域の20年後の評価です。
例えば「溝ノ口」「中央林間」(神奈川のマイナーな話題ですみません)など、あの当時はようやく開発し始めていたり、ただの住宅街だった場所が、20年後にはショッピングセンターができていたり、鉄道も別路線乗り入れが完成してより便利になっていたりと大きく変化。
当然、当時の相場から大きく変動しています。

ただ、変動はしていても昔のように大幅な値上がりだとかはあまりないんですよね。
人口減や未だにデフレ経済、借りる側の所得増が少ない・・・なども影響しているのでしょう。

20年前はまだまだ都心中心(東京ファースト)でしたが、20年後はだいぶ地元重視に消費者も変わってきてました。
なので、「終電」特集のページがありますが、これは地元ならば関係ないですね。

私自身も当初は引っ越しを考えてましたが、徐々に地元意識が高くなり、最後には第2の故郷とまでなりましたから。
おかげで東林間や相模大野、町田界隈の呑み屋、カフェのお店を開拓できました。

20年ぶりに再び読み返してみると、一人暮らしを始めた頃の思い出が走馬灯のように記憶を駆け巡ります。

最後に、これだけ不動産に興味があったなら資格でも取ればよかったのですが、一応勉強はしたのですが落第してしまったのでした・・・。
お勉強が苦手な性分だけは幾つになっても治らないようです(笑)
コメント
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