きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

他人のふんどしで商売をするということ

2024-04-01 10:14:48 | 社会・経済
他人のふんどし?



なんだ?ふんどしの話か??と思うでしょ。

いや、これはあくまで比喩なんです。

私が業務委託の仕事に就いた時に教えられた言葉の一つ。

『この仕事は他人のふんどしで商売してるようなもんだから』と上司に教わりました。

当時は派遣みたいな感じで、現場である顧客先に行って、顧客先の備品を使用して仕事してましたから、人だけ出してるだけ。

受託している会社はただ人を確保していればなんとか回るという仕組みでした。

マニュアルやら育成プログラムなんぞありません。

顧客から教わり、学んでいくという風土で、会社として統一した教育はとくにない、放置状態。

それでもなんとかこなせたのは、まだおおらかな時代だったからなのかもしれません。

逆に、『結果さえ出せば何しても問題にしない』という風土でしたから、細かいことを言われずに慣れればノビノビと仕事してたもんです。

現在ならブラックと言われてしまうと思いますけどね。

経費は純粋に人件費と交通費程度。

実入りは大きいとは言えませんけど、事業としては楽でおいしい商売の一つでした。

やってる我々からすれば現場に直行直帰、会社には月1回程度しか出向きませんし、社内の人間よりも外部の人間のほうが親近感が湧きやすい。

その後は事務所を設けろだの徐々に環境整備がされていき、人だけ出すという経営はできなくなりました。

『持たざる経営』の最たる方法だったのかなと思います。

他人のふんどしで、色々と経験させていただきました。

それから業態こそ変わりましたけど、変わらず業務委託のお仕事をしてます。

相変わらず他人のふんどしでメシ喰ってます(笑)








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