
三国志は昔から好きで色々と小説やマンガなどを読み漁っておりますが、年齢を重ねてきて曹操や魏に興味が向いてきました。
おそらくサラリーマン生活を経験していると、劉備チームの『仲間』意識はいいんだけど、義兄弟ならまだしもそれ以外の家臣にとっては意外に居心地はさほど良くはなかったのかもしれないと感じたことと、曹操チームの『実力』主義に魅力を感じるようになったからなのかもしれません。
云わばサークルのような雰囲気の劉備チームを『組織』として仕立て直したのが諸葛亮。

時に反発を受けながらもまとめあげ、劉備亡き後は実質的なトップとして外征中でも内政などの細かい事案についてもすべて決裁していたというから、蜀はまさに諸葛亮の国という状態だったのでしょう。
部下も諸葛亮に疑問があっても言いだしにくい雰囲気があったのでしょう、そうなるとただの個人商店になってしまいます。
あげくに過労で命を落としてしまう・・・、諸葛亮にとってはやりきった感もあったのかもしれませんけど、もう少し引継ぎなりスムーズにできなかったのか?と感じる面があります。

一方の魏。
こちらは曹操の実力主義を反映してか、多士済々。
曹操やその跡継ぎなどが実力主義を継承しつつも官僚制などの環境整備にも力を入れていたこともあり、一人に権限を集中させることも少ないように感じます。
むしろ成熟した組織では当たり前の状態を保つことができていたのが魏なんだと思うのです。
そんな魏も曹操の後は徐々に親族優遇へと傾きます。
しかし、必ずしも親族に有能な人材がいるとは限らないのもまた現実。
蜀の北伐に対するには有能な司令官が不可欠で、それが司馬懿です。

後に三国を統一する王朝の礎を築いた人ですが、名家の出でしかも優秀。
同じ優秀でも諸葛亮と異なるのは、所属している国家の国力の差もあって、司馬懿のほうに余裕が感じられます。
もっとも、司馬懿にしても魏からすればただの官僚であり一司令官に過ぎないのですから、些細なミスを取り上げて現場から外されたり、責任問題を追及されたりしています。
このあたり、サラリーマンをやってると経験があると思います。
それでも相手が諸葛亮なので、度々現場に戻されてはなんとか国境を守る役割を担い、最後は勝ち切ることはなくとも持久戦で諸葛亮を退けます。


退けた後は朝廷で閑職に祭り上げられたりして警戒されるわけですけども、司馬懿からすれば「散々苦労しながらも国境を守り頑張ってきたのに・・・」という思いはあったでしょう。
三国志 94 -Three Kingdoms- 孔明死す 2/2
最終的には魏を乗っ取り、新たな王朝を築くわけですが、おそらく曹操の部下だったからというのも影響があるのかもしれません。
曹操は実力主義を優先してましたが、司馬懿もまたその実力主義に則り、魏を乗っ取っていったのかもしれません。
あるいは「家柄だけのボンボンに国家を任してはおけない」という思いもあったのかもしれません。
三国志 95 -Three Kingdoms- 最終回
こういうことを考えると、司馬懿に対して興味が湧いてくる昨今です。
諸葛亮と司馬懿がもし、居酒屋でぼやいていたら横で聞いてみたいもんです。
「うちの会社、社長が全然ダメで仕事しないんだよなー。全部オレがやってんだよ。出張先に稟議書持ってくるんだよなー」(諸葛亮)
「マジで?うちはまだマシかもしれないけどさ。とにかくオレ警戒されてるらしくて、ちょっとお前に負けそうになったらすぐに別の現場に異動させるんだよな。マジでやってらんねー」(司馬懿)
こんなことをもしかしたらあの世で酒でも呑みながらぼやいていたらと想像するだけでもなんとも愉しいものです。
どこかサラリーマン的な雰囲気も感じる司馬懿が昨今はお気に入りのキャラなのでした。


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おそらくサラリーマン生活を経験していると、劉備チームの『仲間』意識はいいんだけど、義兄弟ならまだしもそれ以外の家臣にとっては意外に居心地はさほど良くはなかったのかもしれないと感じたことと、曹操チームの『実力』主義に魅力を感じるようになったからなのかもしれません。
云わばサークルのような雰囲気の劉備チームを『組織』として仕立て直したのが諸葛亮。

時に反発を受けながらもまとめあげ、劉備亡き後は実質的なトップとして外征中でも内政などの細かい事案についてもすべて決裁していたというから、蜀はまさに諸葛亮の国という状態だったのでしょう。
部下も諸葛亮に疑問があっても言いだしにくい雰囲気があったのでしょう、そうなるとただの個人商店になってしまいます。
あげくに過労で命を落としてしまう・・・、諸葛亮にとってはやりきった感もあったのかもしれませんけど、もう少し引継ぎなりスムーズにできなかったのか?と感じる面があります。

一方の魏。
こちらは曹操の実力主義を反映してか、多士済々。
曹操やその跡継ぎなどが実力主義を継承しつつも官僚制などの環境整備にも力を入れていたこともあり、一人に権限を集中させることも少ないように感じます。
むしろ成熟した組織では当たり前の状態を保つことができていたのが魏なんだと思うのです。
そんな魏も曹操の後は徐々に親族優遇へと傾きます。
しかし、必ずしも親族に有能な人材がいるとは限らないのもまた現実。
蜀の北伐に対するには有能な司令官が不可欠で、それが司馬懿です。

後に三国を統一する王朝の礎を築いた人ですが、名家の出でしかも優秀。
同じ優秀でも諸葛亮と異なるのは、所属している国家の国力の差もあって、司馬懿のほうに余裕が感じられます。
もっとも、司馬懿にしても魏からすればただの官僚であり一司令官に過ぎないのですから、些細なミスを取り上げて現場から外されたり、責任問題を追及されたりしています。
このあたり、サラリーマンをやってると経験があると思います。
それでも相手が諸葛亮なので、度々現場に戻されてはなんとか国境を守る役割を担い、最後は勝ち切ることはなくとも持久戦で諸葛亮を退けます。


退けた後は朝廷で閑職に祭り上げられたりして警戒されるわけですけども、司馬懿からすれば「散々苦労しながらも国境を守り頑張ってきたのに・・・」という思いはあったでしょう。
三国志 94 -Three Kingdoms- 孔明死す 2/2
最終的には魏を乗っ取り、新たな王朝を築くわけですが、おそらく曹操の部下だったからというのも影響があるのかもしれません。
曹操は実力主義を優先してましたが、司馬懿もまたその実力主義に則り、魏を乗っ取っていったのかもしれません。
あるいは「家柄だけのボンボンに国家を任してはおけない」という思いもあったのかもしれません。
三国志 95 -Three Kingdoms- 最終回
こういうことを考えると、司馬懿に対して興味が湧いてくる昨今です。
諸葛亮と司馬懿がもし、居酒屋でぼやいていたら横で聞いてみたいもんです。
「うちの会社、社長が全然ダメで仕事しないんだよなー。全部オレがやってんだよ。出張先に稟議書持ってくるんだよなー」(諸葛亮)
「マジで?うちはまだマシかもしれないけどさ。とにかくオレ警戒されてるらしくて、ちょっとお前に負けそうになったらすぐに別の現場に異動させるんだよな。マジでやってらんねー」(司馬懿)
こんなことをもしかしたらあの世で酒でも呑みながらぼやいていたらと想像するだけでもなんとも愉しいものです。
どこかサラリーマン的な雰囲気も感じる司馬懿が昨今はお気に入りのキャラなのでした。

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