キリストの≪真≫こそ、神が下さる優しさです「キリストの≪真≫こそ、神が下さる優しさです」と気付くと嬉しい。嬉しいから、雰囲気や言葉遣いまで変わっちゃう。当然ですね。 Young Ma...
矢内原忠雄先生の言葉の続き。矢内原忠雄先生が、軍部によって、東大を止めさせられることになった講演から。矢内原忠雄先生の言葉の中で、一番有名な言葉かもしれませんね(『矢内原忠雄全集』第十八巻)。奥さん同士が姉妹ですから、義理の兄弟でもあり、内村鑑三の兄弟子弟弟子でもあった藤井武の記念集会、1937年の講演から。
日本の理想を生かす為に、一先ず此の国を葬ってください。
日比谷公会堂(当時の「日比谷公園市政講堂」)でこの講演があったのが、1937年。15年戦争を始めてすでに7年が経過しています。前年の1936年には、226事件があり、軍部が、暴力によって、人心を支配しつつある時代でした。
矢内原忠雄先生の言葉を聴いたものの中には「非国民」と思った者があっただろうと思います。しかし、この「話し言葉」は、1945年8月15日に、「出来事」になります。
私どもも、≪出来事≫になる≪話し言葉≫を心掛けたいものですね。