エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)という診断が、日本の学校を変える

2016-06-21 06:24:09 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に 変換してください。

 
ハンナ・アーレントと「やり取りのない仕事ぶりは、ダメよダメダメ」
   内に感じることこそ、根源。しかも「肯定的」!  今日から第二章弟2節 「親子の≪真の関係≫」に入ります。p36冒頭から。   &...>続きを......
 

 「発達トラウマ障害愛着障害」と診断・アセスメントすることの大事さを、改めて考えていただけたらいいですね。発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角,☆→1430777@に

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、ADHDと一番間違います。

 今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の69日目。

 今朝は、妥当性と信頼性の章の40日目。今日は発達トラウマ障害(DTD)という診断は本当の役立つの? という課題です。

 

 

 

 

 

5) 発達トラウマ障害(DTD)という独立した診断が、本当に臨床に十分役立つのか? 発達トラウマ障害(DTD)という独自の診断が、臨床的に役立つし大事でもあるのか? (たとえば、いま提案している発達トラウマ障害(DTD)の診断が、診断されていなかったり、誤診されたりして、苦しんでいる人々の集団に当てはまるのか? この、診断されなかったり、誤診されたりすることによって、逆効果になっているのです

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)という診断名は、極めて有効です。診断されないで、ホッタラカシされたり、あるいは、「正しいこと」を強制されるという禁忌を、税金を使ってやらかす、という虐待が普通ですから、発達トラウマ障害(DTD)の子ども等は、治療ではなく、税金を使ってますます悪くされているのが、日本の現状です。

 発達トラウマ障害(DTD)という診断が日本でも普通になれば、いま苦しまされている多くの子どもが救われますし、学校そのものが変わります

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演じることが、自分の身体や気持ちをコントロールする力をつけることに繋がっている

2016-06-21 05:38:51 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 

 

 
ルターが見つけた、秘密の場所
  夢中になることから、信頼は生まれます。 Young Man Luther 『青年ルター』p207の第2パラグラフ下から7行目から。     ......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもはは、演劇トラウマプログラム、教育・更生プログラムを受けることで、自分を取り戻していきます。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.344の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 気まぐれな子育ての影響について一言も言葉にしないのに、これらの青年たちはいろんな気持ちを暴力的に演じます。シェークスピア劇は、剣の戦いが必要ですし、他の戦争芸術みたいに、内にこもった攻撃性を身体で表現し、身体の中にある力を表に出すチャンスになる訳です。大事なのは、みんなが安心・安全を感じていることです。この子ども達は、剣での遊びが大好きですが、お互いに安心・安全を感じられるように、取り決めをして、言葉を使うようにしなくっちゃいけません。

 

 

 

 

 

 上手く出来ていますね。内にこもった攻撃性を身体で表現すれば、喧嘩や諍いに繋がりやすいでしょ。だけど、お互いが安心・安全を感じられるようにそれはご法度です。そのためには、話し言葉で話し合うことが、いわば人類の叡智です。話し合いは、お互いに相手を尊重することにも繋がります

 かくして、内にこもった攻撃性を身体で表現するけれども、話し合いながら、その身体表現を調整し、コントロールすることができるようになるわけですね。

 

 

 

 

 

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微笑むジャスティン

2016-06-21 00:32:17 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 

 
わがままを卒業する時
  わがままは、外では「許されない」ことでしょうけれども、お母さんとの関係では「最高の美徳」として許していくと、根源的信頼感をプレゼントすることができます。そのようにして育......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子どものセラピー。何よりも《根源的信頼感》が必要です連続です。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.132の第6パラグラフから。

 

 

 

 

 

進歩は劇的です。来る日も来る日も、ジャスティンにとって、良い日となりました。毎日毎日、ジャスティンは日増しに安心・安全を感じていました。ジャスティンは、食べ物や捏ねた糞便を投げつけることがなくなりました。笑顔をこぼすようになったんですよ。こちらがいろいろと言ったことに気付き、理解しているサインをハッキリと示しました。ジャスティンは一緒に暮らしていた犬から刺激と気持ちを受け止めていたことも分かりました。犬は信じられない位社会的な動物であり、群れの中にある洗練された上下関係があるものです。時々、怯えた犬みたいに、馴染のない人々に応じていました。ジャスティンはためらいがちに近づき、後ずさりして、それからまた、近づくのです。

 

 

 

 

 

 怒ってばかりいるようなジャスティンでも、笑顔になるのですね。

 ブルース・ペリー教授も、さすがに賢慮と信頼を基盤にしての関わりです。笑顔を生み出すもの、それが、根源的信頼と、それに基づいた賢慮、という訳ですね。

 

 

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インターメッツォ : 遊びと微笑み・ユーモア

2016-06-21 00:13:31 | 聖書の言葉から

 

 

 
ハンナ・アーレントと「やり取りのない仕事ぶりは、ダメよダメダメ」
   内に感じることこそ、根源。しかも「肯定的」!  今日から第二章弟2節 「親子の≪真の関係≫」に入ります。p36冒頭から。   &...>続きを......
 

 

 

 今宵も、宮田光雄先生の言葉から学びます。宮田先生が自宅横に作った「一麦寮」の学生との聖書研究会での聖書の学びのまとめの1つ、新教新書222『一粒の麦死なずば』より。

 

 

 

 

 

 わたしたちは、自己自身の信仰にさえ頼ってはならないのです。自分の信仰がこんなに強くなったから、と空元気を出すのではない。ほんとうに神によって支えられていることを確信できる場合、わたくしたちは、戦いの切迫性にもかかわらず、けっして、顔面蒼白、冷汗三斗の思いになるような神経症的な戦いをするのではない肩の力をぬいて、もっとゆうゆうと神の力にあって強くせられたものの、落ち着きと、自信を持った戦いを展開できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 かくして、神様を信頼する信頼に基づく戦いは、その切迫感にもかかわらず、遊びの微笑み・ユーモアを忘れない戦いになります。

 その戦いは、「神の愉快なパルティザン」の戦いです。ニッコリ笑顔で、不安に駆られた自己中との戦いを楽しんで生くのです。

 

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