すっかり秋らしくなり、過ごしやすい季節になりましたね。
今月はアガベシロップと葛粉を使った和菓子「葛まんじゅう」をご紹介いたします。
葛粉は秋の七草の一つクズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用の粉で、
冷めにくく、冷えると固まる性質があるので、和菓子や洋菓子の生地や料理のとろみつけなどの用途に使われています。
葛粉は薬効があり、体を温め血行をよくするため、風邪を引いた時(葛根湯)や
胃腸不良の時の民間治療薬として古くから利用されてきました。
有効成分としてイソフラボンが含まれているのも女性に嬉しい食材です。
これから寒くなる時期の風邪予防に、葛粉とアガベシロップで作るくず湯もぜひおすすめです。
季節の変わり目の体調管理大切ですね!
アガベシロップの上品な甘さのあんずの葛まんじゅうもぜひお試しください。
<アガベであんずのくず饅頭>
<材料> 6個分
葛粉・・・・60g
アガベシロップ・・・・75g
水・・・・・240ml
こしあん・・・60g
あんず缶詰・・・・半割り6個
<作り方>
1.こしあんを6等分して丸めてキッチンペーパーで包み余分な水分を除く。
2.鍋に葛粉を入れ水を少しずつ加えながら良く溶かす。
3.2にアガベシロップを加えて混ぜから中火で加熱する。
4.絶えずゴムベラで混ぜながら沸騰してきたら、弱火で手早く均一に2分程度加熱する。
5.透明感とツヤが出たら火からおろし、6等分にしてラップの上にのせ、
濡れたスプーンで広げる。※冷えると作業がしにくくなるので熱いうちに手早く行う
6.5に1のあん、あんずを乗せ、ラップごと丸く茶巾包みにし、口をひもなどで縛る。
7.冷水につけて冷やす。固まったらラップをはずし、形を整える。
8.蒸気の上がった蒸し器にクッキングシートを敷き、7のとじ目を下にして並べ、
中火強で7~8分透明になるまで蒸す。
<レシピ提供:柳瀬真澄>